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8月号の編集部だより

2017年07月12日 更新▲

はじめに、この度の九州北部豪雨により犠牲になられました方々に深い哀悼の意を捧げ、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

昨年の熊本地震に続き、九州でまたも災害が発生しました。甚大な被害をもたらした豪雨に、数日も経たず鹿児島でも地震が起きたことに驚きます。これまでにも日本は数多くの災害に見舞われてきました。また、世界的に見てもその頻度は高まっているように思います。地球温暖化による気象変動、地殻変動などなど、私たちの日常では想像もつかない変化が地球に起きているのでしょう。自然が持てる力なのか、地球規模での人間活動に起因する変化なのか、改めて日々の暮らしから見直し、自然に対する畏敬の念を抱かずにはいられません。そしてまた、被災した方々が苦しみや悲しみを抱えつつ、乗り越え、また新たに立ち上がる姿、そばでご支援される方々の優しさ、人間の生きる力の強さと尊さ、素晴らしさを学ばせて頂く思いに駆られます。

 

宗像大社沖津宮.JPG(Wikimedia)

 

さて、福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産への登録が決定されました。8つの構成資産から成る遺産群の登録は、今年5月のユネスコ諮問機関の勧告を覆しての決定でした。沖ノ島は、荒海でも名高い玄界灘に浮かびます。福岡県内の校歌に玄界灘が荒々しいことが謳われている学校も沢山あると思います。現代の大きな船でも荒れた玄界灘を渡るのは、たやすいことではないそうです。古代、その海を往き交う中で、荒ぶる空と海を鎮め、航海の安全を祈願し、その信仰が今にも形を変えず残っているのは奇跡的なことです。出た船が戻らないことがある度に、自然を恐れつつ、その度に祈りを捧げ、信仰は厚く深くなったことでしょう。まさに自然への畏敬の念そのものではないでしょうか。

世界のあちらこちらで不穏な出来事があり、災害が起こり、このようなニュースに晒される毎日の中にいると、自然と対峙する強さを身につけながら、人もまた自然の一部であることを謙虚に受け止めたいと我が身振り返りながら思う次第です。被災された方々の一日も早い復興と、世界が平和であるように祈らずにはいられません。

(編集部anan)

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