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『おしゃべりとお茶とお菓子の時間』ドロッペさんのハーデソーブラー

2016年10月19日 更新▲

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こんにちは。ティンドラ・ドロッペです。季節は移り、一日毎に秋が深まるようです。旅行や運動にはいい季節ですね。北欧コラムは、今回から2号に渡って、スウェーデンのお茶の習慣FIKAについてお話します。ぜひコーヒー・紅茶を入れて、お読みくださいね。

先月の北欧コラム『デンマーク人が一番大切にしていること』では、デンマーク人にとっての“Hygge(ヒュッゲ)”をご紹介し、わかち合う文化・習慣のお話しました。このみんなでわかち合う精神はデンマークに限ったことではなく、北欧諸国全般的に習慣としてみられることです。

お隣の国スウェーデンには“FIKA(フィーカ)”と呼ばれるお茶の習慣があり、おしゃべりしながらコーヒーやお茶、そしてお菓子を楽しみます。
オフィスや学校にも”FIKA(フィーカ)”の時間があり、FIKAコーナーまで設けられている所もあります。私が訪問した小学校の低学年クラスでもFikaの時間がありました。クッキーをほおばり「さっきはごめん。」などと言いながら仲直りもしやすいようです。
 
街を歩けば、カフェの入り口には「FIKAどうぞ!」「FIKAしない?」というかわいらしい黒板が出ていて、おいしいコーヒーとお菓子が用意されていることをアピールしています。知り合いと会えば挨拶代わりに「FIKAどう?」といった具合に、みんなおしゃべりとコーヒーが大好きなんです。甘いものもね。FIKAでおしゃべりして、わかち合い、お互いへの理解を深めます。

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北欧諸国は、福祉やデザイン先進国として有名ですが、実はコーヒー先進国でもあります。コーヒーの味のレベルも消費量も世界屈指。どこで飲んでもハズレなくおいしいし、スーパーのコーヒー豆でさえ、なかなかのクオリティなのです。スウェーデン人もデンマーク人もみんな口を揃えて言います。「1日に何杯も飲むから、コーヒーはおいしくなくっちゃ!」「冬は寒いし、部屋の中で過ごすことが多いから、コーヒーは欠かせない。」と。

ここでもやっぱり冬は長くて寒いという風土を背景とした文化・習慣ということがわかりますよね。
10年以上前になりますが、私も始めて訪れたスウェーデンでは、コーヒーが美味しかったことがとても印象に残っています。カフェの本場パリの帰りでしたので、スウェーデンの方がコーヒーが美味しいことに驚きました。それで調べたところ、世界のバリスタチャンピオンや有名な焙煎師は北欧の人が多いということ。コーヒーに限らず、お茶の世界でもトップブレンダーに北欧人が多く、驚き二倍。風土や習慣の背景を知るとともに納得したのです。

さて、FIKAに話は戻りますが、伝統的なFikaは7種類(場所によっては9種類)のお菓子を用意するのが正式です。心を込めて何日も前から、その人の為に用意するのがスウェーデンの“おもてなし”です。日本の『馳走』の精神とよく似ています。
その伝統的で正式なFIKAにお招きいただいたことがありますので、そのお話はまた次回に。

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