新元号への改元便乗トラブルにご注意ください。
2019年04月12日 更新▲天皇陛下のご譲位に伴い、新元号「令和」へ改元されます。これに便乗した消費者トラブルが多発しており、国民生活センターでは特に高齢者が巻き込まれやすいとし、家族や地域の方が見守るように促しています。 また大手通信会社も、特典への呼びかけなど、なりすまし迷惑メールに注意するよう呼びかけています。
主な手口(以下引用)
■「天皇陛下の退位を記念したアルバムを購入しないかと電話で勧誘された。」などの電話勧誘販売
・「記念になる」、「今買わないのはおかしい」などと電話で執拗に勧誘されるケースがみられます。断る場合には、「いりません」、「購入しません」ときっぱり伝えましょう。
- ・特定商取引法の電話勧誘販売に該当する場合、法律で定められた書面を受け取ってから8日以内であれば、消費者はクーリング・オフができます。
■「注文していないのに、皇室に関するアルバムが届いた」などの送り付け商法
・注文や承諾していない商品が届いた場合は、代金を支払わず、受け取り拒否しましょう。
・受け取ってしまった場合でも、特定商取引法により、所定の期間(受け取った日から14日間、消費者が商品の引き取りを事業者に請求した場合は7日間)は商品を保管する必要がありますが、その後は自由に処分してよいことになっています。また、その場合には、代金を支払う必要もありません。
・送り付け商法では代引きが多く利用されていますが、支払い後に事業者と連絡が取れなくなる場合もあります。
■「改元などで法律が変わると、カードが使えなくなるという通知が実在する団体名で届き、口座情報や個人情報を記入してキャッシュカードとともに返送してしまった」などの、情報やカードをだまし取る特殊詐欺の手口
・事業者団体や銀行等の金融機関が暗証番号を尋ねたり、キャッシュカードを送るように指示したりすることは一切ありません。電話や訪問をされたり、書類が届いたりしても、絶対に口座情報や暗証番号等を教えたり、キャッシュカードや現金を渡したりしないでください。
これ以外にも、
通信会社大手3社も、特典への呼びかけなど、なりすまし迷惑メールに注意するよう促しています。いずれも「下記フォームよりご確認ください」など、本文に記載された偽サイトへのURLリンクをクリックするよう仕掛けられています。
なりすましの例)
出典:docomo
※この文言が全てではありませんので、ご注意ください。
出典:HUFFPOST
※この文言が全てではありませんので、ご注意ください。
このようなキャンペーンは実施されておらず、メールが配信された事実はありません。受信した場合、本文中のURLリンクを絶対にクリックしないようにしましょう。
万が一URLをクリックしたとしても、携帯電話番号やパスワード、ワンタイムパスワードなどの個人情報を入力しないようにしてください。
詐欺の手口はあの手この手、決してこの限りではありませんので、新元号、改元などを謳ったものには、十分注意しましょう。
相談窓口
- 消費者ホットライン:「188(いやや!)」番
※事業者団体や銀行等の金融機関を装った不審な書類が届いた場合
警察相談専用電話:「#9110」
- 金融庁金融サービス利用者相談室:「0570-016811」
- 金融庁金融サービス利用者相談室(IP電話):「03-5251-6811」