“がんになったらいくら必要か”を考えることが大切なんです。
2016年07月15日 更新▲今やがんは日本人の2~3人に1人がかかるとされている病気であり、長年日本人の死因第1位でもあります。身近な人や著名人ががんにかかったというニュースを聞く度に、明日はわが身、医療保険やがん保険の必要性を感じずにはいられません。
今回は、がん保険に関心を寄せている方へ、保険選びの考え方をお話します。
happy family / Wan Leonard
保険の選び方、お金のかかり方は人それぞれ
保険選びの価値観は、手厚い保障が欲しいと言う方から、月々の保険料を重視、とりあえずこの程度に入っていればという方まで様々です。中には、紹介されたり勧められたままで、ご自身で選んでいない方もいらしゃるかもしれませんね。
保険の選び方は、ご自身のライフプランと保険の内容が伴っているかが重要です。一般的なケガや病気なら預貯金があれば、ある程度は対応できます。しかし、がんの場合は総額が見えづらく、部位やステージ(進行具合)によって治療費が全く異なります。平均的ながん治療費は100万円程度とも言われていますが、実際には人それぞれです。
がんになったらいくら必要かを考える
たとえは、定年退職をされている高齢の方と、1日も早く社会復帰しなければならない若い方とでは、治療方法も治療費も変わってきます。闘病が長期に渡った場合には収入が激減することも考えられるでしょう。
そのため「月々どのくらい保険料がかかるか」ということよりも「自分ががんになったら保障がいくら必要か」を考えることが大切になってくるのです。
がんになった方の年齢はもちろん、まだ小さいお子さんがいるのか、独身なのかといった家族構成によっても、がん闘病期間に必要な金額は違ってきます。
その他には、抗がん剤治療によってカツラが必要になる、差額のベッド代、看病のために病院へ通う家族の交通費など、予想外の出費が重なることも考慮する必要もです。
自分が何をどこまで保障してほしいのかを明確にし、そして保険を選ぶ際には自分がどういう状態になったら保障がでるのかを知っておきましょう。
その先も生きていく
がん保険で全てが賄えるわけではないですが、辛いときにお金のことをあまり心配しなくてもいいというのは心強いことです。誰にとってもがんは他人事ではなく、告知を受けると恐怖を感じてしまいますが、早期に発見し治療ができれば治る可能性も高い病気です。万が一、がんにかかっても「その先も生きていく」と前向きに考えて、安心と思える保険を選ぶとよいと思います。