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アイルランド旅行紀(前編)

2019年06月22日 更新▲

オランダ&ベルギーの個人ツアーガイド「しんちゃん」のアイルランド旅行記をお届けいたします。
アイルランド誇りの文化「ギネス」についても詳しく説明してあります。さてさて、どんな街並みでしょう!?

★★★

 

こんにちは、しんちゃんです。今日は、つい最近行ってきたアイルランドのダブリンに関するレポートとなっております(オルセー美術館などの絵画話は、記事作成難航中です泣)。

アイルランド(Ireland)?

正直、あんまり印象ない?気もする(笑)だからあえて行ってきたのです!アイルランドはイギリスの西側にある島で、1922年までイギリスの支配下にあった国でした。現在でも北アイルランド(アイルランド島の北東部)はイギリスになっております。首都はダブリン(Dublin)で、ここに僕は3日間滞在しておりました。

アイルランドの場所

 

ここ最近の僕のテーマは「知識を広げ続ける」ということ。行ったことのない場所に足を運び、実際に目で見て理解をしようと試みることであったりします。個人的な楽しみもあるけど、これをあえて仕事に関連させて述べると、

 

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オランダやベルギーに来られるお客様の多くは、旅行好きで様々な国に訪れたことのある方々が多いのが僕の印象です。「アイルランドに行ったことがあるんですよー。」とお客様から言われた時に、「そうですか。僕は行ったことがないんです。」と言ってしまうとこれで会話は終了。これじゃつまらないですよね。ガイドと色々な話を共有できたら、より一層楽しい旅行ができると思っています。

 

アイルランド旅行してみて思ったこと

・バー(パブ)でみんなが飲んでいるお酒のおおよそ半分が、黒ビール。

・てっきり英語圏なのだと思っていたけど、アイルランド語がある。

・みんなすっごい信号無視する。

・バスに2階がある!

 

上記の4つが、3日間の滞在で思ったことです(笑)。浅ーい内容ですみません(笑)


絵画に描かれる人々の手にも、黒ビール

 

じゃがいも飢饉 

なんだ、その変な名前は?と思いがちな「じゃがいも飢饉」。アイルランドでは「飢饉前」「飢饉後」と歴史を二つに考えて分けるほどの決定的な出来事であると言われているのだそうです。

19世紀のアイルランドで、人々が食べていた主食のじゃがいもが、疫病にかかり枯渇。この飢饉によりなんと、人口の20%が餓死や病死、10〜20%が国外へ脱出し、さらにこの影響で結婚、出産数が激減したという出来事です。最終的にはアイルランドの総人口が全盛期の半分にまで落ち込んでしまったのだそうです。

 

さらに辛い事実として指摘されていることは、アイルランド国民の食料が不足し餓死者などが続出している中、イギリスへの食料輸出は止まらなかったということ。

 

この時期に推定100万人以上の死者がでたと言われておりますが、イギリスへの移住、アメリカへの移住、カナダ、オーストラリアへの移住が盛んに行われ、その移民の数は200万人に及んだと言われております。この影響もあり、現在のアイルランド島人口はかつての人口には遠く及びません。

 

つまり、僕の住むアムステルダムの人口は約90万人くらいだから、それ以上の人々が死亡して、その倍の人口が移民となり外国に出ていった、ということになります。

 

ギネス(GUINNESS)St. James’s gate Brewery, Dublin

さてさて、アイルランドといえばギネス!てっきりイギリスのビールなのかと思っていたけど、実はギネスはアイルランドのビール。アイルランド島の3分2の大麦が、このギネス社によって購入されているという驚異の事実もっ!


ギネスビール工場

 

ダブリンにあるギネスのビール工場見学ツアーに参加してきたけど、スタウトの特徴は、大麦をローストする工程にあります。中でもこのギネスは232度でローストをしており、この温度より少しでも高いと麦は発火してしまい、少しでも温度が低いとこの黒色にはならないのだそうです。

ギネスの試飲が1杯無料!

コーヒーやチョコレートのような香りがし、普段飲むブロンドのビールよりも少し苦味がある。それと、なんとなくクリーミーな質感があるような気がします。

232度でローストされた大麦

 

アーサー・ギネス氏

ウィキペディアによれば、、、

研究によると、ギネスは心臓の健康に有益であるかもしれない。ある種の果物と野菜の中に見られる抗酸化物質に類似している、ギネスの中に存在する抗酸化物質の化合物が、動脈壁に有害コレステロールの蓄積する速度を下げるために、健康に有益であることが発見された。 

のだそうです。だからと言って飲みすぎは良くないですよね(笑)

 

ところで!下の画像はビール製造に使われる植物「ホップ」。聞いたことあるけど見たことないという方のために貼っておきました。

 

気候の関係から、このホップが育つのは北緯35〜55度、南緯35〜55度のエリアのみ。つまり、オーストラリアやニュージランドなど(南側)、チェコ、ドイツなど(北側)がその該当国となっております。

このホップが、ビールの香りや苦味の成分になっており、アロマホップとか、ビターホップとか、いくつか種類があります。


ホップの畑

 

テンプル・バー(Temple Bar)


テンプルバー

 

アイルランドといえば、アイリッシュパブのイメージはございますか?日本にあるハブ(Hub)という飲み屋みたいな。ダブリンには数多くのアイリッシュバーが立ち並ぶ、テンプルバーというエリアがあります。

 

テンプル・バーって、「テンプル=お寺?!」「バー=酒屋」のように思われがちですが、テンプルというのは16世紀にそのエリアの地主であったテンプルさんという人の名前。バーは、ダブリン市内中心部を流れるリフィー川(River Liffey)左岸の意味なのだそうです。19世紀にスラム化が進んだこのエリアを再開発した所、文化や芸術、若者の集うエリアとして大人気になって今に至ります。


リフィー川(River Liffey)

 

パブには数件足を運びましたが、ケルト音楽(アイルランドの伝統音楽)が流れていたり、最近のものが流れていたりして雰囲気も良く、友達と楽しむにはピッタリの場所でした(僕は一人でした!泣)。

 

特徴のあるビールとして印象的だったのは、オイスター・スタウトという牡蠣のエキスを入れた黒ビール。牡蠣の味は全くしませんでしたが、ギネスよりスッキリした味わいで僕の好み。僕のオススメのテンプルバーはこちら


オイスタースタウト


クラフトビールのテイスティング

 

色々なビールを試しに飲んでみることってすごく楽しいです。ぜひ皆さんも、旅行に行ったらその国のビールを飲んでみてください!

 

ダブリン写真集


2階だてのバスがたくさん走っているダブリン。

 

歩行者用の信号機にも黄色サインがある。

 

いつ横断したら良いか謎の交差点。地元の方々は余裕で渡っている。。。

ダブリンの街並み

緑の美しい公園。天候も最高だった。

次回は、絵画の話か、アイルランド旅行紀(後編)を書きますね。

ではでは皆さま、引き続き宜しくお願い致します!Be Happy with Happy ! ハッピーツアー オランダ&ベルギーの手がけるプライベートツアーは以下からご覧ください。

 

 

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