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トッピング天国!香港名物「チェージャイミン」とは?

2014年09月11日 更新▲

結局は和食がいちばん美味しい…。

旅好きさんから、このようなお声を頂く機会も多くなってまいりました。味覚の繊細さ、そして衛生面で、他の国にダントツの差をつけているのが、日本の食です。しかしながら、旅好きの方は概して食を愛する人が多く、旅先の食に貪欲です。どの国に行こうとも、食への挑戦を諦めることなど、まずありえません!

そんな皆さんに今回ご紹介するのが、香港名物、車仔麺(チェージャイミン)です。

ハチノスをのせた麺

Beef tripe rice noodle 牛雜粉
Beef tripe rice noodle 牛雜粉 / Dennis Wong

 車仔麺は、1960年台に車仔(リヤカー)の屋台が、労働者の人々にくず肉やくず野菜などを麺にのせて提供したことからスタートしました。車仔麺とは、料理の名前というより、香港の食文化をよく表した麺の食べ方です。

醤油味がベースになっているので日本人好みですし、好きな具材をトッピングできるという自由度の高さから、お仕着せのメニューはつまらないという人からも絶大な人気を得ています。殆どの店には「おまかせトッピング」のようなメニューがありますので、選ぶのが面倒という人はそれを頼むという方法もあります。お任せすると、肉や野菜など全体的にバランスの取れた具材をのせてくれます。

写真は牛雑(牛の胃袋=ハチノス)をのせた麺ですが、これはごく一例です。牛バラ肉や鶏足の醤油煮、高菜と豚ひき肉の炒め物、ゆで卵の醤油煮、魚のすり身のワンタン、肉団子、ゆば、かまぼこ、魚を揚げたもの…など、トッピングの種類は挙げればきりがありません。

旺角の街

mongkok.JPG
mongkok.JPG / xmatt

車仔麺は旺角などの繁華街で多くお目にかかることができます。旺角は若者が多く集まる、24時間にぎやかな繁華街です。この所狭しとぶら下がる看板風景も、香港の名物。多様な魅力を感じ取ることのできる車仔麺とどこか通じるものがあります。訪れた時はぜひ、あれこれのせて、盛りだくさんの旅にしてみませんか?

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