世界大会で優勝!オランダの優秀チーズ
2012年05月23日 更新▲アルクマールのチーズ市 (5月~11月)
El Mercado de Quesos de Alkmaar / jlastras
各家庭で、母から娘へ受け継ぐものとして、チーズ作りが伝えられてきたオランダ。世界的に有名な「ゴーダ」と「エダム」は、そんなオランダで育まれたチーズです。先日、約60年の歴史を誇るチーズの世界大会で、オランダのチーズが見事優勝!改めて、その伝統技術の凄さを世界に示しました。
写真は代表的なゴーダチーズ。マンガに出てくるような黄色い円盤型が印象的です。黄色の部分はチーズを保護するためのワックスなので、食べる時には剥がします。長いもので24ヶ月程かけて熟成しますが、若いうちはクリーミーであっさり、熟成するにつれて旨みやコクが増していきます。表情の変化を楽しみながら、自分の「好き」を探っていけるのが、チーズの魅力でもありますよね。
一方、エダムチーズは、製法がちょっと変わっています。フランスのチーズ「ミモレット」と同様に、「チーズダニ」の力を借りて熟成を進めます…。想像しすぎると、食べられなくなってしまいそうですが、他のチーズに比べて乳脂肪分が低いので、カロリーコントロール用に重宝するチーズです!粉チーズにして食べるのがおススメですよ。
ところで、今回優勝したオランダのチーズ「Cantenaar」は、豊かな味わいを持ちつつも「塩分や脂肪分は控えめ」という点が高く評価されたようです。オランダでは、年間20kg近いチーズを1人で消費するそうなので、チーズがヘルシーであるかどうかは、かなり重要な問題なのかもしれません!