今日のハピネス:ことり@ヴィクトリア①
2024年05月23日 更新▲カナダ・ヴィクトリア在住のpapricaさんブログ「Can of Good Goodies」より、2024年05月09日の記事をお伝えいたします。4月中旬、ご自宅のメーターボックスの中に小鳥の巣に卵を発見したpapricaさん。そこから巣立ちまでを見守る第一弾をお送りします。生命誕生の神秘を間近で見ることができるなんて、感慨ぶかいですね。
★★★
4月の中頃に、ブログでも紹介したメーターボックスの中の「鳥の巣」。
先に言いましょう:
どうやら「おめでた」のようなのでございますっ☆
*
4月16日だったかな、小鳥の卵に気付いたのは。冷たい暴風が吹きすさんだ翌朝だった。メータボックスの扉を閉め(完全には閉まらないけれど)、また風でバタバタしないように軽く一箇所テープで止めておいた。一日〜二日後だったか、親鳥が巣に入っていくのを偶然見ることができて、とても嬉しくなった。
でも。まだ朝晩の気温が4〜5度だった中、たとえ一晩、一日でも放置された鳥の卵に、まだ命は残っているのだろうかとも思った。その後、一度だけ親鳥が小さな何かを口にくわえ、ひゅんっとメータボックスの中に戻っていくのを見た。
扉を開けて見たかったけれど、そんなことをしたらとんでもないトラウマになるだろうから、覗くこともしなかった。ネットで検索すると「Wren(ミソサザイ)」の抱卵期間は14〜16日。私が偶然見つけた日に卵が産み落とされたとしても、五月のはじめ頃には雛が生まれているはず。
先週末、そうっとそうっと、扉の隙間から目を凝らして中を見てみると。
ぱちくり。小さな目が見えた。
親鳥がいた。ゆっくりと目を閉じて、また開いた。
その様子を見てからというもの、「母鳥、命のない卵を温め続けていたらどうしよう。いつかは雛が生まれると信じて、ずっと巣から離れなくなったらどうしよう。」と、心配でたまらなかった。おせっかいなニンゲン(←わたし)が、扉を開けて「雛は生まれないと思うから、もう諦めていいですよ」って伝えたほうがいいのだろうか、と真剣に考えてしまった。
*
そして今朝。
母鳥、まだいるのかなぁ。大丈夫かなぁ。と、隙間からそーーーーーーーっと覗いてみると。
こんな形のものが見えた。
へっ???
くっ、くちばし??? よね???
3つあるやんっ!!!
うれしいっ♡ 生きてたんだね、あの卵たち!
じーーーーーーーーっと、息をこらして見続けたけれど、この「くちばし」らしきものはピクリとも動かなかった。生きてるよね?ね?
とにかく。おせっかいおばさんにはならないこと。母鳥に任せること。雛たちの生命力を信じること。
またリポートしまっす☆
*おまけ:Blue titの巣作りから排卵までの動画
オススメにあがってきて見てしまった動画。ここに映っているのは「Blue tit」。私が住む辺りでよく見かけるのは「Bushtit」。Bushtitの巣は「靴下」のようで、木にぶら下がっている。Blue tit(↓↓)はこうして巣を作るらしいんだけど、完成まで45日!
それに、とても心地よさそう♡
動画の終わりの方で、母鳥が白い羽毛をあれこれアレンジ(?)していて、「ここがいいかしら、この辺におこうかしら」っていう声が聞こえてきそうで、とてもかわいい。
この動画の続きで、雛がかえってからの様子も→ここにあるよ
感動してしまった。もし時間があれば見てみてー。
小さな卵が割れて雛が出てくると、卵の殻をお母さんが食べてる。生まれてすぐにパパ鳥(多分)が虫を持ってくるんだけど、ちょっと大きすぎてね。ママ鳥が「だめよそれ、大きすぎて食べれるわけないじゃないの」って言ってるようで。笑。虫をくわえたまま困った様子のパパはそのまま外に出ていったのでした。大きな青虫を与えようとするシーンもあって、どう見ても絶対に雛の口には入らなくって、「それ、無理やろ。」って笑ってしまった。
カラスかな。。。大きな鳥が雛を狙ってやってきたときの、親鳥の様子にも心打たれた。
生きものって美しいねー(←表現乏し過ぎっ)
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