仕掛けられる罠。こんな人には要注意!!【海外トラブル情報】
2016年02月10日 更新▲卒業旅行のシーズン真っ只中です。卒業旅行で初めて海外へ行くという方も少なくないはず。社会人になると、次にいつ海外旅行へ出かけられるかわからないし、少し長めの日程でバックパッカーしてみたいという方もいらっしゃるでしょう。現地の人との交流は楽しく、素晴らしい旅の思い出になりますが、とんだトラブルに巻き込まれる場合もあります。そこで今回は、「仕掛けられる罠。こんな人には要注!!」と題しまして、人物の見極め方をお送りします。悪い人は善い人のふりをするのも上手ですよ。
◆ もっとも多いスリの手口
アイスクリーム、ケチャップ、たばこの吸殻で服を汚す
これは世界中で起きるスリの手口ですが、服を汚されたことに気をとられている間に財布などを盗まれるというもの。
バッグを斜め掛けにしていると、狙われます。お恥ずかしながら筆者もこれ、やられました。体験談はこちら
「マダム!ごめんなさい。あぁ僕はなんてことを!!」海外トラブル情報
最近では、この手口さらに進化しているようです。
服を汚した人物の次に現れる善い人に要注意!
悪い人を追い払ってくれて「あれはスリだよ、危なかったね。」と、服を拭いてくれる。
この人に助けられたなんて思わないでください。この善い人はスリの仲間です。
助けられたと安心している間に、盗まれています。
不快ですが、服を汚されたら「これだ!」と思い、誰も相手にせず立ち去りましょう。
◆小銭をばらまく
目の前で小銭をバラバラと落とす人に要注意!
拾ってあげている間に盗まれます。
日本では当たり前の行動でも、海外では善意につけこんだ罠ということも。
あなたも不用意に善い人しなくていいんです。
◆子どもであることを利用した犯罪
On the other side. / EmsiProduction
子どもたちが集団でまとわりつく
かわいらしく、人懐っこくつきまとう子どもが集団で押し寄せてきて、
何を言ってるのか、何がどうなっているのか「???」わけがわからなくなっている間に盗まれるという手口。
同情心は油断大敵。裏で親が手を引いています。主に年配旅行者を狙っているといいます。
子どもがこんなことをしなければならない社会に憤りも感じますが、子どもだからと安心せず、逃げられなくなったら大声をあげましょう。
◆ニセ警官
パスポート・財布を見せろ!に要注意
ニセ警官が「ビザに問題がある」と言って、パスポートの提示を求め、
直ちに罰金を払えば解決するとほのめかし、その場でお金を抜き取られたりする。
また、両替商とニセ警官が組んで、金品を騙し取るという手口も。
最初に両替商が声をかけてきて、その直後にニセ警官が「路上の両替は違法だ。パスポートと金を見せろ」「偽札が出回っている。金を見せろ。」などと言ってくる手口。
両替商が先に自分の身分証などを見せたら、ニセ警官とのグルである確率が高く、偽札かどうかの判別は路上では出来ないはず!
「パスポート・現金は警察署で見せる。」と言って、一緒に警察署へ行くことを提案するなどして、その場で見せない、渡さない!!
◆睡眠薬強盗
Drinks at Chart Room Bar / Sam Howzit
すすめられた飲み物を飲まない
若い人がこの被害に遭うことが多い、睡眠薬入りの飲み物を飲まされるというもの。フレンドリーに近づき親切にされると、現地の人と友達になれたと楽しくなってくるものです。親切に観光案内してもらった後に「もっとおもしろい所がある。」「一緒に飲もう!」と誘われたら要注意。
バスや列車で移動する際にも、乗り合わせた人が飲み物やお菓子をすすめてきても、安易に信用してはいけません。
このような手口以外にも、海外では様々な手口で罠が潜んでいます。トラブルに巻き込まれないようにするには、怪しいと思ったらはっきり、
「NO!」と断ることです。親切にしてくれているし無下に出来ないと曖昧な態度をとりがちですが、日本人らしいこの態度こそ、つけ込まれるスキを与えてしまいます。最低でも以下の5か条を心得て、安全に楽しい海外旅行にしましょう。
◆危険回避の5か条
1、少しでも不安を感じる相手には「NO!」とはっきり言う
2、逃げられなくなったら大声を出す
3、一緒に警察署へ行く提案をする
4、「なんて善い人なんだ!」「すごく善い人!」と感じる人でも簡単に心許さない。
5、一に命、二にパスポート、三に貴重品
出典