10月号の編集部だより
2016年09月23日 更新▲
みなさま、こんにちは。今月号のTRAVEL-MODE、お楽しみいただけましたか?
今月号の「街角動画」ルアックコーヒーを見て、私は映画『かもめ食堂』で、主人公の小林聡美さんがコーヒーをおいしくするためのおまじないとして、ドリップ前のコーヒーに指を差して、魔法の言葉「コピ・ルアック」と、つぶやくシーンを思い出しました。懐かしいですね。
実際に私もルアックコーヒーを飲んだことがありますが、その時は完全アウェイなシチュエーションで、他に気を遣わなければならない状態でしたので、貴重なコーヒーの独特の味わいの記憶がありませんっ。もったいない!
動画にもあったようにルアックコーヒーは、未消化状態で排出されるジャコウネコの糞から作られることで有名ですが、調べたところ世界中にこの手のコーヒーが他にもあることを知りました。
台湾には、野生のサルがコーヒーの実を食べて、吐き出した種子から作られるコーヒーがあるそうで。また、タイではゾウにコーヒーの実を食べさせ、その糞から採取する「ブラック・アイボリー(黒い象牙)」という名のコーヒーが。いづれも極めて希少で、ルアックコーヒーよりも高値で取引されるのだそうですよ。
世の中には、冒険か?ひらめきか?なぜこれを飲食してみるに至ったのか、不思議というか、おいしいものの発見ありがとう!勇気に感謝!と言いたくなる食べ物が沢山ありますよね。いつかまた機会がありましたらTRAVEL-MODEでも世界の食べ物“ふしぎ発見”特集をしてみたいと思います。
それではみなさま、ごきげんよう。来月のTRAVEL-MODEもお楽しみに!
(編集部anan)