衝撃的なものを見た!スーパーの刺身@スイス
2015年04月02日 更新▲今回は、スイスに暮らすApfelさんからのレポートをご紹介します!
先日立ち寄ったスイスのあるスーパーで売られていたものに、
衝撃を覚えました。
それは何かというと、冒頭の写真、サーモンのお刺身!?のようなものです。
私がスイスにやってきた10年以上前は、
スーパーにはお刺身どころか、
今となっては鮮魚コーナーではもはやそう珍しくはない、
お刺身用のブロックも当時は売られておらず、
お刺身にできる新鮮なお魚のかたまりを手に入れるには、
専門の魚屋さん(メルカートなど)に出向くか、
デパートの食品売り場のお魚コーナーで、
まぐろやサーモン、それにカンパチに似た白身のお魚が
時々売られている事もありました。
現在に続くSUSHIブームはもう少し先ですが、
徐々にお寿司が広まり始めた頃でもありました。
そのためか、握り寿司用にスライスされ、冷凍して販売されている
お寿司の上に乗せるお刺身 (ネタ) は、
お魚屋さんのメルカートの大型店舗などに出かければ、
当時も手に入れられたと記憶しています。
自宅で生のお刺身が食べたければ、固まりを買い求め、
自宅でカットしていただくのがスイスでの通常のお刺身のいただき方。
基本的には今でもそれは変わらないのですが、
ここほんの数年の間に、
既にお刺身のようにスライスされたものがパックに入っているものを、
魚屋さんなどでは見かけるようになりました。
最近では、スイスのフツウのスーパーでも、
それらしきものを時々目にするようになってきたのですが、
先日売られていたものの日付に注目をしてしまった私・・。
お店を訪れたのが、先々週の土曜日の3月14日。
しかしお刺身パックに記載されている賞味期限を見ると、
「3月19日」になっている!
(注:スイスでは日付の表記の仕方が、日にち、月、年の順で記載され、
これは書類でも同様です。
年の部分は2ケタに省略されて表記されるので、
19 / 3 / 15 となっている上記のパックは、2015年3月19日 が日付)
既に切られているお刺身のパックの賞味期限が5日もあるなんて、
日本人の自分からすると、かなりのショーゲキです!
先に日付をみてしまったせいか、
お魚の鮮度もどうも怪しげに見えてしまい・・。
偶然にもその日の我が家は、夕食用に新鮮な魚を手に入れるため、
新鮮お魚屋さんのメルカートまで足を伸ばし、
お刺身用のまぐろとカンパチの固まりをゲットしてきたばかりのところで、
その後で通常の食材を買い出しに、スーパへ立ち寄ったのでした。
日本のスーパーで売られているような、パックに綺麗に盛りつけられた、
美しいお刺身とは比べ物にはなりませんが、
鮮度は抜群!! お味もバツグン!!!
この日のメニューは、2種類のお刺身とからあげ、ご飯にみそ汁。
スイスでも人々が、
手軽に自宅でお刺身にトライしやすくなったのはよい事なのかもしれませんが、
日本人の目から眺めてみると、
まだ本当のお刺身を知らない日本人以外の人たちが、
お刺身=私が目にしたパックの中のもの
と思われてしまう事が、
ちょっと心配な気持ちにもなってしまう・・というのが正直なところです。
スイスの人たち、あのお刺身を買ったのかな〜??