海外旅行保険

2019.9月号の編集部だより

2019年08月17日 更新▲

みなさま、こんにちは。

夏休みのご旅行はいかがでしたか?
まだこれからという方や、時期をずらして休暇をとる方は、旅先の安全情報をしっかり確認してからお出かけくださいね。

特に、今現在、渡航に注意が必要なのは、香港、韓国ですね。

韓国については、反日、侮日的なデモや集会が行われています。人と人や、文化的側面での交流を斷つべきではないと考える方もいると思いますが、全般的に日韓関係があまり良くない中、旅行をして気分の悪い思いをすることがあると、当然いい思い出にはなりませんし、初めての旅行であれば、尚更、その国自体が良くない印象として残ってしまうことは大いにあると考えます。必要のない単なる観光は、やはり今は控えるべきではないかと思います。

香港のデモについては、新たな局面に入ったと言えます。危険度も増していますので、渡航は避けるべきです。外務省は、8月14日香港を危険レベル1に指定しました。

私は、6月、大規模デモのはじまりの頃に香港に行きました。その頃、デモはまだ香港島の政府機関やビクトリアパーク周辺だけでしたので、九龍の方には影響はありませんでした。今では、地下鉄の構内でも香港警察によるデモ参加者への取締りが暴力的に行われています。香港に行ったことがある方でしたら、あの場所が? え?あそこで?と見覚えのある場所もあるかもしれません。衝突は現在、香港全土に広がっています。

私が、ホテルをチェックアウトしたのは、200万人が集まったとされる日でした。ホテルを後にする時、スタッフの方に「香港の自由と平和を祈っています。」と声をかけると、緊張した面持ちの男性スタッフは堰を切ったように、こう言いました。「本当は、仕事が手につかなくて落ち着かないんです。今すぐにでも私もみんなと共にデモに参加したい。でも今日も香港には外国からのお客様が来ます。お迎えするのが私の仕事です。どうかぜひまた香港にいらして下さい。」と言いました。「もちろん、必ず来ます。そしてここに泊まります!」と答えましたが、彼らは今どうしているでしょうか?

街歩きの途中、ボーダーのTシャツを囚人服に見立て、手を縛った学生たちは、レ・ミゼラブルの「民衆の歌」を歌いながら行進していました。その若い歌声と驚くほど美しいコーラスが印象的でした。きっと合唱のサークルか何かの仲間だろうと想像したのですが、彼らは今も歌えているでしょうか?

 

 

SNSに飛び込んでくる香港の映像、ニュースを見ると、毎日何事もない私たちの平和を考えます。目をそらさず香港で起きていることを見守りたいと思っています。

 

 

(編集部 anan)

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