2020.10月号の編集部だより #ブルジュ・ハリファと同じ高さ!
2020年09月25日 更新▲みなさまこんにちは。
9月に入り、九州地方は続けて台風が来ましたが、過ぎ去ってからはぐっと涼しくなって、朝晩は冷やっとするようになりました。残暑なく一気に秋になった感じですね。連休はどこかへ行かれましたか?
先月の編集部だよりで、頭の中がお山のことだらけになっている話をしましたが、本番に向けて、練習登山に行ってきました。福岡で登山といえば「宝満山」。太宰府天満宮の少し上、今「鬼滅の刃」参拝が話題の竈門神社の奥に登山口があります。九州で最も登山者が多いといわれているだけあって、平日なのに結構な登山者数です。(登ってる時は、ずっと「こんにちは」と言っている気がしました。)
人気のお山で練習のはずが…8割が石段。石段はキツイですよ〜。時々フワフワの山道を歩かせて〜と思いますが、フワフワの道はあっても数mで終わります。なんと宝満山は中級レベルのお山だったと後で知りました。とはいえシニアの皆さんも頑張っていらっしゃる!そしてなかなかの健脚ぶりにこちらが励まされる思いで登りました。
宝満山の名所と言われる「百段ガンギ」
百段ガンギと言えど整備された階段で、ここまで散々石段登って来たので、まだましな感じがしました。
山頂付近で、男道、女道に別れます。男道はさらに石の急登が続き、女道は緩やかなれど最後は大きな岩の鎖場です。女道を行く予定でしたが、前の人たちに着いて行くといつの間にか山頂に。分岐に気づかず男道を登ったんですね。
自分の脚で登った山頂からの眺めは、この上なく気分良く、見晴らしは最高でした。特にこの日はよく晴れていてガスもなく、ビギナーズラックでしょうか。遠くまでよく見えました。山頂で会った面白いおじちゃんに、「こんなに見えるのは年に何度もない、あんなたち初めて登ってこれなら、そーとー運がいいよ、下に降りたら宝くじ買ったらいいよ!」と言われました笑
山の端くっきり
以下おじちゃんに教えてもらいました。
福岡市・玄界灘方面
玄界灘の先にはうっすらと壱岐島が。
西側
雲仙普賢岳が見えています。
ちょっとアップにするとこんな感じ。
東側 山の重なりがきれい
一番奥が大分・くじゅう連山
宝満山の標高は829.6m。ビルの高さで言うと何階建てくらいなんだろう?と思って調べたところ、世界一高い超高層ビル、ドバイのブルジュ・ハリファ(829.8 m)とほぼ同じということがわかりました。その高さを石段で登ったと思うとさらにすごさ倍増!(厳密には同じ階数じゃないけれど)「ドバイのブルジュ・ハリファと同じ!」と言っても誰もピンとこなかったのがちょっと残念です。かく言う私も行ったことはないですけど、高所も怖いしエレベーターも怖いので、お山からの眺めの方が気持ちいいかな。
それにしても、高校2年の登山で「もう山とか絶対登らん!」と思うほど、過酷にしごかれキツかったあの時以来ですよ。(そういう根性鍛える時代でしたからね)そこからウン10年も経って、自らの意志でお山に登るとは!! 全く想像だにしておりませんでした。下山はゆっくりのんびり恋占いなどをしながら道草ぶらぶらで、女子3人、楽しいオトナの遠足となりました。さて、次の目標は(上の写真に見えている)くじゅう連山です。
それではみなさままた来月〜
秋の行楽をお楽しみください!
(編集部anan)