2021.11月号の編集部だより【〇〇のヴェネチア】
2021年10月26日 更新▲みなさまこんにちは。
先月に続き、世界の地方都市をご案内しましたが、気になる所はありましたか?
どこも美しくフォトジェニックな所ですね。
記事の中に登場したフランスのコールマール。「小さなヴェニス」と呼ばれているということですが、世界でも日本でも「〇〇のベニス」と例えられる景勝地はたくさんあるように思います。
どこも街に運河が巡り、美しい景観の中遊覧船やボートでゆっくりのんびり巡る。そんな観光ができる所です。
ここ福岡では、小さいヴェニスと呼ばれているかはわかりませんが、お掘り巡りができる柳川がすぐそばにあります。先頭さんの案内でゆっくりのんびり遊覧できます。海外で他に〇〇のヴェニスに例えられる所を調べてみた所、規模は様々ですが特集が組めそうな程たくさんありました。(水の都と呼ばれる大都市とは区別しています。)少しご紹介します。
◆イギリスのリトルヴェニス/ロンドン
ロンドンのリージェンツ運河では、パディントン駅北のリトル・ヴェニス〜ロンドン動物園〜カムデン・タウンを往復する遊覧船があります。
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画像:iStock
◆「南米のヴェネチア」ソチミルコ/メキシコ
アステカ族が作った広大なソチミルコ運河群が残されていて、カラフルなゴンドラで、屋台、職人、マリアッチ バンドとすれ違いながらのクルーズを楽しめます。
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画像:iStock
◆「東洋のヴェネチア」蘇州/中国
水辺で暮らす人々の風景を見ながら情緒あふれる運河巡り。山塘街に近づくにつれ美しい景色が広がります。
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画像:iStock
◆「ポーランドのヴェネチア」ヴロツワフ
市内にはオドラ川とその支流が流れ、200以上の橋が架かっています。遊覧船、水上バスのほかに、カヤック、足こぎボートなど様々なスタイルで水上散歩ができます。街中にはたくさんの小人の彫刻が置かれ、小人探しも楽しい街です。
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画像:iStock
◆「北のヴェネチア」ブルージュ/ベルギー
美しい中世の街並みがそのまま保存され、「天井のない美術館」と称されています。歴史を刻むブルージュの街を優雅にクルーズできます。
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画像:iStock
◆「小さなヴェネチア」コマッキオ/イタリア
イタリアの中の小さなヴェネチア。水辺の情緒ある景色と、小さな町ならではののんびりとした雰囲気が散策を楽しくしてくれます。
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画像:iStock
いかがでしょうか。他にも紹介し切れないほど「〇〇のヴェネチア」は沢山ありました。世界中で例えられるのですから元祖「ヴェネチア」がいかに有名かがわかります。水辺の街並みは素敵です。川の恵があったり、人工的に造られた運河であっても、すぐそばに人の営みがあります。景色を損なうことなく水と一緒に生きてきた人たちが創り上げた街だからこそ、豊かさと美しさを感じるのではないでしょうか。いつかまたそれぞれの街をクローズアップしてみたいと思います。
それではまた来月〜。
(編集部anan)