2024.9月号 編集部だより【世界最長超ロングフライトは!?】
2024年08月25日 更新▲みなさまこんにちは。
今回は、特集で長時間のフライトを快適にするマストアイテムをお届けしましたが、いかがでしたか?
ヨーロッパやアメリカへ行く場合は、どうしても10時間を超えるロングフライトになりますが、最長フライト時間は何時間だろうと調べてみました。2024年現在、世界で最も長い距離を飛行している路線は、シンガポール(チャンギ空港)とアメリカ・NY(JFK)を結ぶ18時間40分ということです。シンガポール航空が運行するもので、その距離は1万5332キロ(9,487マイル)。2021年からこの路線が世界一をキープしていますが、2025年には、オーストラリアのカンタス航空が、シドニーとロンドンを結ぶ定期直行便を開設するということです。その所要時間は20時間と聞いて驚きますが、これまでシドニー⇄ロンドン間は、シンガポールを経由しており、来年、この直行便が運行されると、4時間の短縮になるそうです。
いかがでしょうか?20時間の超ロングフライト、経験してみたいですか?ビジネスクラスだったらなんとかいけそう?などなど、色々妄想してしまいますが、時代は超ロングフライトの直行便時代に突入するのかもしれません。超長距離の飛行を実現したのは、ロールス・ロイス社製の高性能エンジンにあるということですが、テクノロジーは日々進化し、今に直行便がスタンダードに、そしてさらに時間短縮と進化していくのでしょうね。
飛行の歴史は、1783年にフランスのモンゴルフィエ兄弟が気球を発明したことに始まり、200年以上の時を経て、1903年にアメリカのライト兄弟が動力飛行に成功し、以降進化発展を続けてきました。ちなみにライト兄弟が最初に成功させた飛行距離は約250m、飛行時間は12秒だったといいますから、当時から現在を見ると、信じられない未来が現実化していることになります。一般の人々が飛行機で海を越え、旅行ができるようになってからまだ日は浅く、そう考えると、進化はあっという間です。日夜、技術や安全の開発研究に没頭され、航空関連に従事される方々のおかげで、私たちは楽しい旅行ができているわけです。
ちなみに、今日現在の日本からロングフライトを調べると、飛行距離では、ANAが運行する成田⇄メキシコシティ。その距離は約1万1270kmで、日本からの往路は12時間45分、メキシコシティからの復路では、偏西風の向かい風を受けるため14時間25分になるということです。長時間フライトにおいては、現在ロシア上空の飛行ができないため、迂回ルートをとった同社の羽田⇄ミュンヘンが、14時間55分と超長時間フライトとなっているということです。
空の上の旅には、いつもワクワクするものがありますが、飽きる、疲れるなど、ストレスもあり、実際体への影響もあるもの。中長距離の海外旅行の前には、機内での過ごし方や、快適グッズを準備するなど、ご自身でも調べてみてくださいね。少しでもみなさまの旅が、快適で楽しいものとなるよう、応援しています!
それではまた来月〜。
(編集部anan)