2025.8月号 編集部だより【無欲で引き寄せる】
2025年07月25日 更新▲みなさまこんにちは。
今回は、メインターゲットを敢えて外し、ラスベガスを起点にしたエクスカーションを特集しましたが、いかがでしたか?
もし、ラスベガスへ行くとしたら、あなたの動機はどのようなものでしょうか?「一攫千金を狙って!」「華やかで煌びやかな世界を一度見てみたい。」「クオリティーの高いショーを観に。」または、「グランドキャニオンがメインの目的で、その起点がラスベガスだから」など様々あると思います。でも、なんと言っても「一攫千金」。欲は捨てると思いつつ、誰もが「ちょっとだけでも」と夢を見るのがラスベガスですよね。

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私はラスベガスに、2度訪れたことがありますが、飛行機での訪問時、ボーディングブリッジからターミナルに入った瞬間、早速ずら〜っとスロットマシーンが並んでいる光景を目にした時が一番驚きでした。「ええ!?もう?」という感じです。
到着してすぐに運試しができ、そして帰る時も搭乗ギリギリまで遊べるというところが、いかにもカジノの都市ラスベガスです。
当の本人は、ギャンブルにはほぼ興味がありませんが、カジノにはどんな種類のゲームがあるのか、こんな所にまであるのか!?という「さすがラスベガス」を発見したり、働く人、ギャンブルに興じる人など、マンウォッチングを兼ねてさ〜っと観て周る方が楽しかったような気がします。ルールも知らないし、沢山ありすぎてどれにトライしたらいいかもわからない、迷子にならないよう注意して、キョロキョロするのが関の山でした。
そんな私のラスベガスカジノ初体験は、叔母に連れられての「キノ」と「ビンゴ」でした。ビギナーズラックというものがありますが、本当にあるんですね。なんと「ビンゴ」で、当時8万円くらいだったでしょうか、当たっちゃったんです。
実は、その前に現金8万円を紛失(恐らく盗難)してしまう出来事があり、「運」が良かったのか、あるべきお金が戻ってきたという具合でした。
無欲の勝利?でしょうか。「当たる」とも思ってないし、「当たれ」とも思ってなかったと記憶します。ただただ司会者の英語を聴き取りながら、ゲームについていくのに必死だったのかな?と思います。時々、私の様子を見ていた叔母が「あんた、リーチじゃない!次、来たら、〇〇のコールがあってから『ビンゴ!』って言うのよ!」と言われていたにも関わらず、当たった瞬間に興奮を隠しきれず「ビ、ビンゴーーー!」と叫んでしまい、司会者に「まだよ。私が今から〇〇って言うから、そしたら宣言してもいいわよ。」みたいなことを言われ、周囲のお客人たちに笑われたり、「NO〜(マナーが悪い的な)」という人もいて。叔母は恥ずかしかったのか、私の連れではありませんという空気を出していたことを覚えています。
上級者も初心者も「運」というものは、平等にあるはず。ですが、引き寄せの法則では、「当たりますように!」と強く願えば願うほど期待ははずれます。願いが執着に変化した瞬間、「運」も引き寄せたいものも、そっぽを向いてしまうんですよね。
ちなみに調べてみると、ラスベガスでのビギナーズラックで叩き出された驚異的な金額は、なんと36億5000万円!来たくもなかったラスベガス、友人につきあわされて10分でのジャックポットだったそうですよ。他にも、24億6000万円のジャックポットに当選した人は、楽しみにしていたお目当ては、朝ごはんビュフェだったようで、その前にちょっと気が向いてやってみたということです。兎にも角にも人生が変わりすぎる金額で、夢かまことかぐちゃぐちゃになってしまいそうですよね。
いずれも、真正面からギャンブルに興じるよりも、エンターテインメントとして「ザ・ラスベガス」をワクワクしながら楽しむ方が、良い引き寄せが起こりそうです。
それではまた来月〜。
(編集部anan)