あえて行く?やめて無難なこの時期あの国への渡航
2017年01月16日 更新▲
旅行計画を立てる時、休みがとれるとれないなど、自分のスケジュールが第一かと思いますが、そのタイミングで旅行に行くと、渡航先でお祭りや国民的な祝日と重なり、お店やレストランが閉まっていて、何もできなかった~ということ、経験した方も少なくないと思います。 旅程の1日くらいならなんとかなりますし、一緒に雰囲気を味わったり、文化や習慣が垣間見れるのは、これも経験だとも思えるのですが、通常の観光旅行を楽しむなら、やっぱりこの時期は避けた方がよいということもあり、特に情報収集しておきたいのがアジア圏。お祭り、祝日、記念日、儀式などがあります。観光旅行で何らかの影響がある行事を一部ご紹介します。
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●バリ島最大のお祭り「ニュピ」
この日は外出、労働、灯火の使用、殺生などが一切禁じられ、一日静かに瞑想し世の中の平和を神に祈る日です。ニュピの禁止事項は、バリ島に滞在している外国人観光客にも適応されます。
写真出典:http://landinubud.com/
トランジットや緊急以外の飛行機の離発着は禁止され港も閉鎖されますので、バリ島への行き来もできません。
ニュピ当日はホテルやバンガローなどの宿泊施設から外には出られません。もちろん、レストランやスパ、アクティビティなどはお休みとなります。
引用:バリ島.com バリ島のお正月ニュピ(https://www.balitouryokou.com/sightseen/column/nyepi.html)
2017年のニュピは、3月28日火曜日です。
ニュピ当日はまる1日、まず何もできません。ニュピの前には鬼の人形が街を練り歩くオゴオゴや豪華なお供えなど、宗教行事の見物(旅行者も正装が必要)ができるので、バリをもっと深く知りたい方には見応えがあり、この時ならではの体験ができます。一晩暗闇に包まれ、満点の星空を見上げるという経験も日本にいては、なかなかできる事ではありませんので、あえてニュピを体験しに行くというのはありかもしれません。その場合は、食べ物や水の確保まで旅の計画をしっかり立てる必要があります。
写真出典:http://www.nugrahartaproperty.com/
●民族大移動の春節
アジアの中華圏で春節(旧正月)を迎えます。2017年の春節は、1月28日(土)です。1月25日くらいからお正月気分が高まり、1月27日~2月2日までがお正月休みとなります。この時期は帰省し、故郷で家族と過ごす人が多く、交通機関は大混雑!なんと29億7000万人もの人が移動するそうです。店や金融機関などもほとんどがお休みとなりますので、普通の観光旅行はまず無理でしょう。日常とは違った現地のお祝いモードを味わってみたい方は、下調べを十分に行い、計画通りにはいかない覚悟で行った方がいいでしょう。
IMG_0498 / beggs
春節は旧正月を祝うもので、至る所で爆竹の音が鳴り響き、龍の舞や獅子舞で賑やか華やかなお正月です。春節のメインカラーは赤。ランタンフェスティバルなどのイベントで盛り上がるところもあります。春節旅行する際の注意事項はこちらをご参考に
◆AraChina アラチャイナ
http://www.arachina.com/festivals/spring-festival/travel-tips.htm
Chinese New Year decorations 3 / mac_ivan
◆春節(旧正月)の習慣がある国々
中国、台湾、韓国、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、モンゴル
各国それぞれの春節時を調べれくださいね。ここでは韓国について記述します。
韓国ではお正月のことをソルラル(설날)といいます。2017年は1月27日(金)~1月30日(月)までがカレンダー上でも祝日となっています。やはり一斉帰省による交通期間の混雑、店舗やレストランもお休みのところがほとんどです。
韓国では、日本のお盆に当たる秋夕(チュソク)の時も、お正月と同じように一斉帰省となり、グルメ・ショッピング目的などの気軽な観光旅行にはおすすめできない期間となります。
2017年の秋夕は10月4日です。2017年10月3日は開天節(祝日)と重なるため、10月6日が振替休日になります。また10月9日はハングルの日(祝日)のため、10月3日(火)~10月9日(月)の7連休です。
引用:コネルWeb(http://coneru-web.com/korean-chuseok/)
◆反日が高まる日に注意
中国、韓国には反日感情が高まる日があり、日本人以上に意識が高いということを覚えておく必要があります。渡航するかどうかは個人の判断になりますが、どうしても行かなければならない時には、人前で目立つ行動はさける、むやみに刺激する話題をしないなど、注意してトラブルに巻き込まれないようにしましょう。
中国の反日感情が高まる日を調べたい方はこちらをご参考に
◆NAVERまとめ【中国の祝日】と【中国滞在の日本人が注意するべき日付】
https://matome.naver.jp/odai/2140677276995169401
●イスラム圏のラマダン
ラマダンは、イスラム教徒にとって大切な断食の1ヶ月となります。wikipediaによると2017年は5月27日~6月25日が予定日ですが、毎年期間は異なり、各地でも若干違うところがあるようです。
Ramadan Festival / lakpuratravels | Ramadan Festival / lakpuratravels |
イスラム教徒は、日の出から日の入りまで断食をします。観光客は例外ですが、ラマダン中の滞在は、人前で飲食しない、タバコを吸わないなどの配慮が必要です。特にサウジアラビアでは、非イスラム教徒の外国人が公共の場で飲食や喫煙をした場合、国外追放にすると発表しています。レストランやお店は営業時間が短くなったり、休業するところもあるため、旅行者も飲食物の確保に注意しなければなりません。お祈りの時間には交通機関も一時的にストップすることもあります。また、ラマダン中は、空腹によるイライラなど精神的な理由が影響してか、交通事故が増える、強盗が増えるという情報もあります。イスラム過激派テロ組織は、神聖なラマダンを逆手にとってテロを起こすとも言われています。この時期、通常の旅行気分で訪れるのは、なるべく避けた方がよいでしょう。
Ramadan Festival / lakpuratravels
いかがでしたか?
今回は、アジア圏を中心に特集しましたが、他の国・地域へ行く場合にも、祝日や情勢を調べて、旅行計画立ててくださいね。ちなみにヨーロッパ方面は全体的に、12月24日、25日のクリスマスは、日本のお正月同様、店やレストランが閉まります。アドベント期間の方が、クリスマスマーケットがあちこちで立ち、街が賑やかでクリスマス気分も味わうことが出来るのでおすすめです。アメリカは1年間に設定された祝日は11日しかありません。この期間、通常営業とは異なり大半がお休みになるなどはありません。Thanksgiving Dayなどはむしろ、セールがあちこちで行われるなど、ショッピングが楽しい時期になります。
今年も楽しい海外旅行のためには情報収集と、入っていて安心、海外旅行保険をお忘れなく。