ベルリンのお土産、本当にオススメできるものをやっと見つけました!
2019年01月22日 更新▲世界の街からではお馴染みとなりました『おさんぽベルリン』から、これこそは!という有力おみやげ情報です。ガイドの松永さんが「目からウロコが落ちすぎる」という絶品とはいったい!? 気になります♪
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これまで、「ベルリンでお土産買うなら何がおすすめですか?」と聞かれる度に「実はあんまり『コレ!』っておすすめできるものないんですよね~。」と答えまくっていたガイド松永です(笑)。
このブログで紹介している『おすすめお土産』も、ベルリンの特別なお土産ではなくてドイツ全国で買えるものでしたし。
ビールやワインは、割れ物だし重い(・_・;)
ソーセージやハムなどの肉製品は日本への持ち込み禁止だし(-_-;)
チョコレートもね~、冬以外は溶けやすいし、そもそも日本でもどこでも同じようなものが買えるし。
そんなこんなで、私が個人的に本当におすすめできるベルリンならではのお土産って、なかったんですよ。
でも!!やっと見つけたんです!!!
それが、こちら!
マルツィパンを使ったプラリネです!
*マルツィパン Marzipan … マジパンのこと。挽いたアーモンドと砂糖を加熱しながら練りあげた菓子/菓子原料。
*プラリネ Praline … チョコレートでマルツィパンやナッツ、クリームを包んだ一粒タイプのチョコレート菓子。
マルツィパンはドイツではすごく人気があって、スーパーやデパートのチョコレート売り場に並ぶ数えきれないほどの種類のチョコレートもよく見ると2~3割はマルツィパン入りですし、マルツィパンだけで作られたお菓子もたくさん。クリスマス菓子のシュトレンも、マルツィパン入りのタイプがあります。
で、そのマルツィパン、日本人には全然人気がないです。なぜなら、日本では「マジパンってケーキの飾りで、食べてもひたすら甘いだけの美味しくないものでしょ?」と思っている人が多いから!
そんな人にこそ、ぜひこれを食べてみてほしい。アーモンドの風味がしっかりと残る、上品で甘すぎない本当に美味しいマルツィパン。 「これが本物のマルツィパンなんだ…!」と、目からウロコが落ちます。
ドイツ人にとってのマルツィパンとそれを使ったお菓子って、日本人にとっての餡子(もしくは練り切り)と和菓子のようなものだと思います。
餡子や練り切りを使った和菓子って、確かに甘いし外国人にはあんまりウケないんですよね。でも、本当にちゃんと手間暇かけて、素材の味を生かして作られた上品な甘さの和菓子だったら、誰が食べても美味しいと感じるはずなんです。
実は、ベルリンのノイケルン地区には100年以上続く歴史のあるマルツィパンの製造工場があり、ドイツ各地の有名チョコレートブランドなどに菓子原料としてのマルツィパンを卸し続けていました。その伝統と技術を、地元ベルリンで生かそうとして立ち上がったのがこのブランド「OHDE(オーデ)」です。
OHDEのプラリネは全て、地元のマルツィパン工場Moll(モル)とLemke(レムケ)、そしてベルリン在住のドイツ・チョコレート・マイスター Sabine Dubenkropp(ザビーネ・デューベンクロップ) さんとのコラボから生まれた、正真正銘のメイド・イン・ベルリン!
まだ直営店はないそうですが、ベルリン最大の老舗デパートKaDeWe(カー・デー・ヴェー)ですでに取り扱いがあるのと、2019年の2~3月頃まではビキニ・ベルリンでポップアップストアを営業中。ヴィンターフェルト広場の朝市にもよく出店してます。
↑ビキニ・ベルリン内のポップアップストア
マルツィパンをミルクチョコレートでコーティングした看板商品は「Glückswürfel グリュックスヴァフェル」という名前で、3㎝四方の小さな箱入りでひとつ1,20ユーロ。8個入りは、同じ柄の箱に入って8,90ユーロ。ビターチョコレートのタイプもあり。
さらに! OHDEの商品は、美味しくてメイド・イン・ベルリン、というだけではないんです。購入することで同時にノイケルン地区の青少年の教育支援に繋がるんです!
ノイケルン地区はベルリンの中でも移民が多く、教育に支援が必要な若者が多いエリアです。それをサポートするために、OHDEの財団によって売り上げの25%が地域の若者のために使われるそうです。素敵なプロジェクトですね!
というわけで。軽くてかさばらず(8個入りでも手のひらに乗るサイズ)、お土産にぴったり(とはいえ真夏にはチョコレートが溶けるので残念ながら通年とは言えませんが)のOHDEのマルツィパンプラリネ。ガイド松永が、個人的に初めて自信をもって「ベルリンのお土産ならこれがいいですよ!」と言える商品なので、ぜひ一度食べてみてくださいね☆
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