ひとり1泊2万円割引!早ければ8月にも開始【Go To トラベルキャンペーン】
2020年06月23日 更新▲2020年6月16日、観光庁はGo To トラベルキャンペーンの概要を発表しました。目標を「8月早いうちからスタートしたい。」とし、準備が進められています。
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今回お伝えするGo To トラベルキャンペーンは、新型コロナウイルス感染症の流行収束後に影響を受けた地域の経済を再活性化させるための官民一体型の需要喚起『Go To キャンペーン事業』の一部となります。緊急事態宣言以来、厳しい状況に陥った旅行業界・観光地を応援するもので、ふっこう割と同様に、旅行代金の半額が、旅行代金の割引やクーポン等の形で割引されるキャンペーンです。6月19日(金)から県をまたぐ移動についての規制も解除され、少しずつ以前の活気を取り戻す契機となるよう期待が持たれます。
具体的な内容は以下の通りです。
1. 国内旅行を対象に宿泊、日帰りの旅行代金の2分の1相当額を支援(一人1泊当たり宿泊2万円、日帰り旅行1万円が上限)。
2. 連泊制限や利用回数の制限は設けない。
3. 支援額の7割程度が旅行代金の割引、3割程度は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与される。
観光庁配布資料(2020/6/16時点)
①実施期間:2020年8月上旬〜2021年3月中旬を予定
②対象商品:幅広い旅行商品が対象になります(日帰りも対象)
③補助金額:旅行代金の最大半額(補助金のうち7割が旅行代金の割引、3割が地域共通クーポン)
④割引上限:1名1泊あたり2万円(日帰りは1万円)
⑤対象:国内旅行者が対象(訪日外国人旅行者は対象外)
補助額のうち、70%に当たる部分は宿泊や日帰り旅行商品の割引を行い、30%に当たる部分は観光地周辺の登録加盟店(地域産品・飲食店・観光施設など)で幅広く利用できる地域共通クーポンの発行をし、観光地全体の消費を促すことを目的としています。
観光庁配布資料(2020/6/16時点)
補助金は1泊当たりで計算され、2泊3日だとひとり最大4万円の補助となります。半分は自己負担だとしてもかなりお得です。40000円の補助金の内、旅行費用28000円の補助、地域クーポン12000円となります。しかも連泊の制限や、旅行回数の制限もありませんから、キャンペーン期間中は、何度でもこの補助金を受けることが出来ます。
観光庁配布資料(2020/6/16時点)
日帰り旅行の場合は1万円が上限なので、10,000円の日帰りバスツアーなら5,000円分割引.。その内、旅行費用4,000円、地域クーポン1,000円分のイメージとなります。旅行先で必ず消費するということが日帰りでも補助金を受けられる条件となります。
観光庁配布資料(2020/6/16時点)
宿泊旅行は、JTBや日本旅行などの旅行代理店、じゃらんや楽天トラベルなどのOTA(オンライン予約サイト)などを通して申し込む場合、または、直接宿泊施設へ予約する宿泊も対象になります。ホテルや旅館はもちろん、届出のある民泊も対象になりますが、宿泊施設に直接予約した場合、個人で手配する交通は対象外となります。
交通(飛行機・鉄道・バス・高速道路など)と宿泊がセットになった旅行や、修学旅行や社員旅行などの団体旅行なども対象になります。
旅先で消費活動をして地域活性化を支援する。
観光庁配布資料(2020/6/16時点)
Go To トラベルの地域共通クーポンは、紙のクーポン、電子クーポンの2種類を想定しています。地域共通クーポンは、額面1枚1,000円単位で発行し、お釣りは出ない方向で検討しています。
旅行者は旅先の対象店(飲食店・土産店・観光施設など)で、クーポンまたはスマートフォンなどでQRコードを表示して、代金の支払いに利用できます。
昨今、旅行手配はインターネットを使って、個人手配する方が増えていましたが、今回実施されるGo To トラベルキャンペーンは、打撃を受けた旅行業界や地域を支援するもの。ぜひ旅行会社を通して予約手配をされることをお勧めします。補助金の手続きの面倒も省けて、さらにお得!各旅行会社からパッケージ商品が発表されると思いますので、双方にメリットがあるGo To トラベルキャンペーンを利用しない手はないですね。
第2波、3波も懸念されていますが、国土交通省と観光庁は「新しい旅のエチケット」を公表しています。これまでの経験を踏まえ、“正しく恐る” ことが大事になってきます。新しい旅のエチケットを心がけ、1日も早く経済が回復して、みなさまに笑顔が戻るよう、夏休みや秋の行楽、年末年始のご旅行にお役立てください。
*2020.6.23 国土交通省と観光庁が公表した「新しい旅のエチケット」はこちらです。
国土交通省・観光庁より