2021.8月号の編集部だより 引き継がれる種
2021年07月24日 更新▲みなさまこんにちは。
紆余曲折、ギリギリまでどうなるかわからなかった東京オリンピックがいよいよ開幕しました。
やってもやらなくてもいずれにしても反対の声は上がるのだろうと思っていましたが、始まるときっと多くの人がTVで観戦するのではないかと思います。色々と配慮され、派手さを抑えた開会式でしたが、205+1の各国の選手が入場するのを見て、結構知らない、聞いたことのない国・地域名がありました。民族衣装そのもの、またはそれにちなんだ選手たちの衣装は、色を添え、その国への想像と興味が湧いてきます。ともあれ、感動が生まれ、無事に終わるといいですね。
さて、海外旅行とは関係はありませんが、5月に引っ越しをしたことは以前も書きましたが、小さな庭がついておりまして、引っ越した当初は、草ボーボーだったんです。
色々落ち着いた5月下旬、どこから手をつけていいかわからないと思いつつ、草むしりを開始。すると、草に混じって「ん?これは草とはなんか違う?」と思う葉っぱを見つけました。なんだかわかりませんでしたが、それらだけは抜かずにとっておくと、あれよあれよと大きくなり、葉っぱの形でプチトマトとわかりました。
「もしかしてトマト?」と思った頃
前の住人さんが育てていたのか、こぼれ種でこんなに大きくなるの?というくらい、あっという間に庭の真ん中がジャングル化。虫も怖いし、ましてや野菜なんて育てたことがない。どうしよーどうしよーと思いつつ、ネットやYoutubeで日夜育て方を勉強しましたよ。土を肥やし支柱立てたり、脇芽を取ったり、毎日せっせとお世話して。やりだすと愛情も湧き、美味しく食べてあげたいと思うもので。一度、虫が出て闇雲に殺虫剤(一応天然由来)をかけてしまいましたが、極度の幼虫恐怖症の私がそれ目掛けてスプレーできるだけでも、ものすごい変化なんです。
おかげさまで、プチトマトひとつでもどれだけ手がかかり、お天気や虫・病気に気を使い、大事に育てられているか、作り手の苦労を知った次第。こんなきっかけくれた前の住人さんには、感謝しています。
7月21日色づいたことに気づく
ようやく色づいてきたので、収穫ももうすぐ。引き継がれた種は、単にプチトマトだけでなく、私の中にもうひとつも二つも芽吹くものがあったと思っています。
暑い毎日、人間は涼しい所に移動できますけど、植物さんたちはそこから動けませんからね。せっせと水やりしたいと思います。みなまさもどうか涼しくお過ごしください。
それではまた来月〜
(編集部anan)