陽当たり良好なのに安物件?!ドバイの住宅事情
2012年09月24日 更新▲
Dubai_242 / HooLengSiong
ビル群や砂漠で、なんだか乾いたイメージのあるドバイ。でも意外と湿気が多く、夏は50度近くまで気温が上がりながらも、紙類がふにゃふにゃになるというから驚きです。
そのため、クーラーで室内をキンキンに冷やすのがこの国の常識。シッピングモールなどは、外気からは想像がつかないほどに冷やされています。宗教上、肌の露出を避けたいイスラムの国ですが、ドバイでは冷房対策の面でも慎重に衣類選びをする必要がありそうです。
実はこの気候条件、ドバイでの「お部屋探し」にも影響しています。ドバイでは日本のように南向きの物件に人気が集まることは少なく、むしろ陽当たりの良い部屋は暑いので嫌われます。別荘でも購入してドバイに住んでみようかなという方は、ぜひ参考になさってくださいね。
ちなみに、ドバイの豪邸には必ずといっていいほど「噴水」があります。これは暑さをしのぐ意味もありますが、砂漠と共に生きてきたドバイでは、貴重な水をふんだんに所有していることが、富の象徴でありステイタスなのです。一方で、ドバイ急成長のさなかに乱立されたマンションなどでは「水漏れ」の欠陥が多いとのこと。中には残念な「噴水」もあるという、ちょっと皮肉なお話です。
さて、お散歩がてらゴージャスな建物を見て回りたいなぁ…なんて思った皆さん。ドバイでは住所の概念がアバウトなため、「番地」というものが存在しません!なので、散策の際には地図が必須。通りや建物の名称を正確に覚えて、目的地の電話番号を控えておくことをおすすめします!