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2023年世界で最も平和な国はどこ?【世界平和度指数】

2023年08月25日 更新▲

今回で17回目を迎える「世界平和度指数2023」発表されました。治安も良く安心して旅行できるのはどの国?女性ひとりでも大丈夫?今後の旅先のご参考に、1位〜10位にランクインした国を紹介します。

 

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「世界平和度指数」とは?

オーストラリアに本部をおく国際的なシンクタンク、経済平和研究所(IEP)が毎年発表を行っているもので、世界各国の平和度合いを数値化し、ランキング形式でまとめたものです。世界163の国と地域が対象で、以下3つのカテゴリー/全23項目を数値化。スコアが低いほど、平和度が高いことを示しています。

3つのカテゴリー

社会の安全・治安
現在進行中の国内外の紛争
軍事化

それでは、10位から紹介していきます

 

第10位 スイス

画像:iStock

 

スイスは、ドイツ、フランス、イタリア、リヒテンシュタイン、オーストリアに囲まれた内陸の国です。スイスには、美しいアルプスの山岳風景、湖など、大自然の魅力が詰まっています。アルプスの山村を舞台にした「ハイジ」のイメージそのものです。観光としても人気がありますが、経済都市として知られるチューリッヒや多くの国際機関が本部を構えるジュネーブなど、都市の魅力も見逃せません。

国際社会の中で「スイス」という国を語るとき,その特徴として挙げられるのが,永世中立国であること,そして国際人道主義発祥の地であるということが挙げられます。中立国として紛争下にある地域間の仲裁をしたり、拠点の受け入れ国としての役割を果たしたりしています。

スイスは近隣諸国と比べても犯罪率の低い治安の良い国です。街の美化、衛生基準でも世界トップクラスを誇っています。治安はいいとは言え、スリや置き引きは発生しています。 旅行の際は、荷物から目を離さないなど、最低限の注意は必要です。

 

第9位 日本

 

画像:iStock

 

銃器の所有が法律で禁止されている日本では、銃犯罪に巻き込まれる危険性が少なく、テロの発生率も世界的に見て低いといわれています。南北に長く、地域によって異なる文化や景色を楽しむことが出来き、四季折々に日本ならではの美しい景色があるのも大きな魅力です。

 

第8位 スロベニア

画像:iStock

 

スロベニアは、タリアとクロアチアに接近し、南欧に区分されます。さらには、東欧に属すハンガリー、西欧に属するオーストリアに囲まれた国です。四国ほどの面積の小さな国です。 地理的には、アルプス山脈・アドリア海に接しており、変化に富んだ地形や気候・生物多様性を有します。

第二次世界大戦後、セルビアなどとともに社会主義体制のユーゴスラビア連邦を結成しましたが、セルビア人との対立などから1991年に独立しました。旧ユーゴの中では最先進工業国で、国民性も職人気質なのだとか。一人当たり国民総所得は中東欧で最高水準です。

スロベニアは旅先としてはマイナーですが、首都リュブリャナは、暖色の屋根が映える家々が並び、おとぎの国のようにとてもかわいらしい町です。他のEU諸国に比べ治安がよく、親日家も多いので、女性ひとりでも落ち着いた旅ができるところです。

 

第7位 ポルトガル

画像:iStock

 

日本にとってポルトガルはヨーロッパの中でも最も長い友好の歴史を持つ国の1つです。ヨーロッパのイベリア半島南西部に位置するポルトガル共和国は,東と北の国境をスペインと接し,西と南は大西洋に面した海岸線が広がる欧州最西端の国です。大西洋の海の幸に恵まれたポルトガルでは,料理の素材に魚介類が多く使われ、我々日本人でも馴染みやすい食文化があります。親日家も多く、助け合いの精神もあるため、滞在時に困ることはない所です。

ポルトガルは、EU圏内からの移住はメリットも多く、日本から移住する人たちも増えています。ヨーロッパの中では犯罪発生率の低い国の一つと言われおり、凶悪事件の発生は少ないものの、日本と比較すると、すり、ひったくり、車上狙い等の窃盗犯罪が日常的に発生しています。

 

第6位 シンガポール

画像:iStock

 

シンガポールはマレーシアの南に位置する島の都市国家で、世界的な金融センターになっています。気候は熱帯気候に属し、国内には多様な文化が存在しています。観光もビジネスでも日本人が多く訪れるシンガポール。治安の良さでも知られています。実際、シンガポールでは年間犯罪件数が日本以上に少なく、静けさや社会的結束、安全な環境を育むための継続的な努力の証であると評価されています。安定した国家と言えますが、夜は軽犯罪などに巻き込まれる可能性もあるため、注意は必要です。

社会の安全、軍事化の抑制、そして国際紛争の少なさ。高い治安と調和の取り組みが、シンガポールをアジアでの平和のリーダーに押し上げた要因です。パスポートランキングでもこれまで首位だった日本を抜いて、現在最強となっています。

 

第5位 オーストリア

 

画像:iStock

 

オーストリアはヨーロッパ大陸のほぼ中央に位置し、ドイツやイタリア、チェコ、ハンガリーなど8ヵ国に囲まれた内陸国です。首都ウィーンは、芸術の街として世界中から旅行客が訪れ、華やかなイメージがありますが、国土の約3分の2はアルプス山脈が占め、切り立った雪山や氷河、山腹の牧草地など、豊かな自然にも恵まれた国です。モーツアルトの出身地ザルツブルグは、バロック様式の建物が中世のまま建ち並び、美しい湖水地方、自然から文化まで多様な魅力を誇ります。文化的で知的水準が高く、安全な国として評価の高い国です。

永世中立国であるオーストリアは、中東等へ軍事介入をしていないため、政治的な報復テロの可能性が低いことから、近隣のヨーロッパ諸国に比べテロの脅威レベルは低いとされています。ウィーンの治安は、置き引きやスリなどの犯罪はありますが、比較的深刻な犯罪は少ないと言えるでしょう。

 

第4位 ニュージーランド

画像:iStock

 

ニュージーランドはヨーロッパ系の白人が人口の約7割を占めていますが、その他にも先住民であるマオリ系やアジアやポリネシアからの移民など、多様な背景を持つ人々が暮らす他民族国家です。 国土は南北に細長く、北島と南島に分かれていますが、人口の3/4は北島に居住しています。羊が草を食む草原の風景、海に囲まれた雄大な自然は、ニュージーランドの大きな魅力です。

日本と同じ島国であるため、不法移民も少なく治安が安定しています。優しくておおらかな国民性は親しみやすく、ワーキングホリデーや留学先として学生さんでも安心して暮らせる所です。

 

第3位 アイルランド

 

画像:iStock

 

アイルランドは、北大西洋に面した豊かな自然に恵まれた所です。ダブリン城をはじめとする古城や、モハーの断崖、古代遺跡などの歴史的遺産、雄大な自然を感じられる観光スポットが多くあります。この地に古くから根付くケルト民族の文化に触れれば、アイルランドの魅力をさらに深く知ることができるでしょう。

一時はイギリスに併合されていた時代もありましたが、現在では北アイルランドを除いた形で独立国家となっています。アイルランドの国民性は、旅行者にもフレンドリーで、おしゃべり好き。一般犯罪の発生率も日本と比べれば高いですが、英語圏各国のトラベルアドバイス上は注意喚起はなく、各国政府とも安全度が高いと評価しています。

 

第2位 デンマーク

画像:iStock

 

デンマークは北欧の最も南にあり、ユトランド半島と多くの島々からなる北欧の国です。ヨーロッパ諸国の中でも小さな国ですが、農業生産力が高く、酪農製品では高い国際競争力を誇ります。 「人魚姫」などの童話の作者、アンデルセンの母国としても有名で世界的観光地としても人気です。

社会保障が充実し、貧困格差が少なく、個人の自由度や政府に対する信頼度が高いことなどもあり、「世界幸福度ランキング」にも毎回ランクイン。幸福度の高さは治安の良さに直結しています。北欧のラテン系とも言われるほど、明るくフレンドリーな人たちが多く、安心して旅行することが出来ます。

 

第1位 アイスランド

 

画像:iStock

 

第1位は、16年連続でトップとなっているアイスランドです。アイスランドは北欧の島国で、氷と火の国と呼ばれる通り、火山、間欠泉、温泉、溶岩原、氷河を擁する大自然で知られています。アイスランドの自然を語る上で欠かせないのが「白夜」と「オーロラ」。夏は真夜中でも太陽が沈まない白夜となり、冬には夜空を舞うオーロラが現れます。

独立国としては世界でも稀な軍隊を保有しない国家であり、受刑者が10万人に33人という欧州では1番の犯罪率の低さで、治安がいいと評判です。北海道と四国をあわせたくらいの国土面積に人口は約37万人と、人口密度が低いことでも知られており、手つかずの自然が多く残っています。

アイスランドは生活水準も高く、近年の観光ブームのために新しい施設も整えられてきています。快適に旅行ができる国ではありますが、物価の高さや交通手段など、ちょっと気を付けておかないといけない点もあります。

 

 

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