世界2周が終ったというYuhさんのブログより。
イタリアの中にある独立国サンマリノ共和国のレポートです。ここは、あの有名な映画の舞台になったと言います。その映画とは・・・?
★★★
まいど\(^o^)/
みなさん、イタリアの中にポツンと小さな独立国が2つもあることをご存知ですか?
世界で5番目に小さい世界最古の独立国!
サンマリノ共和国は山手線の内側と同じ大きさ
“イタリアの中に存在する独立国家としては、世界で一番小さな国「バチカン市国」が有名ですが、もう一つイタリアには独立国が存在しています。サンマリノ共和国(Serenissima Repubblica di San Marino)はイタリア国内の中北部、エミリア・ロマーニャ州のリミニ県とマルケ州のペーザロ・ウルビーノ県との間にあり、世界で5番目に小さい共和制国家です。面積は約61平方キロメートルで、およそ山手線の内側と同じ大きさです。人口は約3万人。サンマリノ共和国は世界最古の共和国であり、4世紀にローマ帝国によるキリスト教迫害から逃れてきた石工職人のマリヌスが、現在のサンマリノがあるティターノ山に登り、潜伏した事が起源とされています。このようにとても古い歴史を持つサンマリノ共和国は、様々な侵略を逃れて1700年もの間、独立国として存在してきました。それはなぜかと言うと、標高700メートルの山の頂上に要塞があったためと言われています。そのような理由から、城砦をはじめとする全ての歴史的建造物は当時のまま残っており、2008年にはサンマリノ旧市街がユネスコの世界遺産に登録されました。”
イタリアの中に存在する独立国家としては、世界で一番小さな国「バチカン市国」が有名ですが、もう一つイタリアには独立国が存在しています。
それが「山頂の独立国」サンマリノ共和国。
どうやって行くん?
“サンマリノ共和国への玄関はイタリア国鉄リミニ駅です。
まずは電車でリミニ(Rimini)に行き、駅前からサンマリノ行きのバスに乗ります。バスは1時間に約1本、1日10便程度運行しています。”
私はローマからイタリア入りし、電車でフィレンチェ→ボローニャ→リミニと北上していきました。
リミニ駅到着! ここからはサンマリノ行きのバスを探します。
初めに訊ねたバスのチケット売場の女性には適当にあしらわれました。
今までローマやフィレンチェなどの大都市では感じのよい人ばかりだったイタリア人。
だいたいは、こういう田舎街の人の方が親切度高いねんけどな~(^_^;)
サンマリノ行きのチケットはインフォメーションで購入するみたいです。
駅前のバーガーキングをまっすぐ行った所にサンマリノ行きのバス停があります。
イタリアから日帰りも可能! リミニからバス1本でサンマリノ共和国へ!
リミニやボローニャを拠点にして日帰りでも行くことも出来ます!入国審査は原則ありませんが、念のためパスポートを持っていった方が良いでしょう。
私はせっかくなのでサンマリノ共和国に1泊しました。
2008年にはユネスコの世界遺産に登録!サンマリノ共和国の見所は3つの城塞
“サンマリノ共和国には色んな観光スポットがありますが、おすすめは3つの城砦。それぞれ「第1の砦グアイダ(Guaita)」「第2の砦チェスタ(Cesta)」「第3の砦モンターレ(Montale)」という名前が付けられています。これらの城砦はサンマリノ共和国の国旗にもデザインされているほどで、様々な侵略から国を守った大事なものとされています。中世に建てられたこれらの城砦が現存しているというだけで、かなりの迫力です。”
城壁に囲まれた山頂にあるサンマリノ共和国。
城砦からの眺めは最高です!
アメリカの自由の女神より古い!サンマリノ共和国の“元祖”自由の女神
“1876年、サンマリノ共和国内のアックアヴィーヴァ市(Castello dell’Acquaviva)の伯爵夫人となったベルリンのヴァージェナー伯爵夫人から、自由のシンボルとして、サンマリノ共和国へ贈与されました。リベルタ広場に毅然と立つ“元祖“自由の女神は、長きにわたって民主・中立・自由を重んじてきたサンマリノ共和国のシンボルとされています。”
町の中心部、リベルタ広場に“元祖“自由の女神が。
女神、白すぎるで。
さては修復済みか!?
切手コレクターの間で大人気!独自に発行される記念切手
サンマリノ共和国のポストは白色です!
独自に発行されてる記念切手でハガキを出してみてはどうですか?私は出してませんが(笑)
(イタリアのポストに投函する事はできません)
発行量がはるかに少ない!貴重なサンマリノ共和国のユーロコイン!
サンマリノ共和国もユーロコインを発行する権利を持っているのですが、他の国に比べて発行量がはるかに少ないそうです。
なかなかお目にかかる事ができないサンマリノのユーロコインですが、運良くお釣りの中に混じってましたー!
これは使わずに大事に持って帰りました(笑)
100ヵ国近くも行ってるとキリがないので海外のお金は特に集めてないのですが、唯一あえて持って帰ったのはデンマークと北朝鮮と沿ドニエストルとサンマリノ共和国のお金だけですね(笑)
入国記念ビザは5ユーロ。これって高い?安い?
そして適当すぎる結末!(笑)
イタリアからサンマリノ入国の際はパスポートは必要ないんですが、サンマリノでは入国記念ビザをインフォメーションで発行していて、パスポートに押してくれます!
でも5ユーロかかります(笑)
サンマリノ共和国は記念すべき100ヵ国目やし(後日談、数えなおしたら102ヵ国目でしたが・・・笑)それはぜひほしい!ってことで私は迷わず発行してもらいましたが(笑)
インフォメーションの窓口にはおっちゃんとおばちゃんがいました。
おっちゃんに喋りかけると愛想悪く「わいはフランス語専門やねん!英語はこっちに聞け!」って。
おまえはポーランド人かっ!
(※ポーランドではことごとくこのような嫌な目にあったので…)
隣の女性から無事に入国記念ビザをGET!
この時は気づかなかったんですが、、、よく見て見たら、
日付間違えられてるし!Σ( ̄□ ̄;)
この日は8月28日なのに、パスポートの判子は29日になってます、、、。
え?????!Σ( ̄□ ̄;)
他のサンマリノ人に聞いてみたら、なんでやろな~ってびっくりしながら笑ってました(;´д`)
適当すぎやしませんか(;´д`)(笑)
山頂からアドリブ海を見渡せるサンマリノ共和国で新鮮なシーフードを!
イタリアに囲まれたサンマリノ共和国は、パスタ、ピッツァなどイタリア料理とほぼ同一です。
特に近郊のトスカーナ州の影響を受けていてます。
そしてサンマリノ共和国自体には海はないものの、アドリブ海から20kmほどしか離れてないため新鮮なシーフードも食べれます!
私はイタリアでパスタ三昧だったのでそろそろ飽きてるし、サンマリノ共和国にやってきたのでシーフードリゾットを注文(笑)
人口3万人のサンマリノ共和国。
実は年間300万人以上の観光客が訪れる観光大国!
サンマリノ共和国の国内総生産(GDP)は半分以上を観光産業が占めています。
中世からの面影をそのまま残す町のたたずまい、現存する歴史的建造物はとても素晴らしいので世界中から観光客が耐えません!
サンマリノ共和国には消費税がない!?
もう一つの観光大国な理由は、消費税がないこと!
ヨーロッパ諸国では、消費税20%や25%が当たり前なのです。しかしサンマリノ共和国には消費税が存在しないので、イタリア人をはじめ、ヨーロッパの各地から観光を兼ねて買い物にやってきます。
せっかくなんで私も欲しい物を探しましたが、大したもん見つからんかったけどな・・・(^_^;)(笑)
「ルパン三世」30年ぶりの新シリーズの舞台はなんとサンマリノ共和国!
街中でも「ルパン三世」の看板を発見!
サンマリノ共和国でも日本のアニメが大人気で、私が滞在した日も「サンマリノコミック」というアニメの最大級イベント真っ最中で街中コスプレイヤーで溢れかえってました!(笑)
世界最古のヨーロッパの街並みに欧米人のコスプレ姿はかなり映えます(笑)
日本からルパンも連れて来ました(笑)
城壁をバックに(^o^)
次の旅先は決まりましたか?
8割くらいの人から
「え?サンマリノって国やったん!?」
「イタリアの一部の地域かと思ってた!」
って言われます(笑)
私も薄々存在は知っていましたが、国と認識したのはここ最近です!
イタリアにちょこんと小さな国を見つけたけど、いつか行かなあかんな~と思っていました。
でもイタリアには行ったことあるし、別に特別また行きたいとも思わなかったので後回しにしてる内に、記念すべき100ヵ国目がサンマリノにたまたまなってしまいました!と思っていたら数えなおしたら102ヵ国目でしたが(笑)
みなさんもイタリアのついでにサンマリノ共和国まで足を伸ばしてみてはどうですか?
ほなっ!
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とりあえず100カ国・・・『自由やねん!』