些細なことは気にしない!ぱぁ〜と明るく陽気な所に出かけて見ませんか? 今回は
アステカ文化とヨーロッパ文化が交差し、カラフルでカオスな雰囲気が魅力的なメキシコを紹介します。世界遺産からラグジュアリーなビーチリゾート、スペイン統治時代の名残のこるコロニアルシティなど、南北に長いメキシコには様々特徴ある街が存在します。メキシコはどんな国?ぜひチェックしてみてください。
画像:iStock Puerto Vallarta, Mexico
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メキシコ合衆国
メキシコは北にアメリカ、南東にグアテマラ、ベリーズと国境を接し、西部にはバハ・カリフォルニア半島、メキシコ湾とカリブ海の間にユカタン半島があります。南北に山脈が走り、砂漠、ジャングルといった多彩な風景で知られています。首都はメキシコシティ、公用語はなく共通語としてスペイン語が使われています。通貨はメキシコペソ(1ペソ=7.08 円* 2023/3/23現在)。日本との時差は15時間です。
青いカリブ海の美しいビーチ、マヤ文明の古代遺跡など世界遺産も多く、明るく陽気な魅力あふれる国です。
どんな街がある?
【首都・メキシコシティ】
メキシコシティは2,000万人の人口を擁する世界最大級の都市。成田から直行便も出ています。標高の高い高地に位置するため、気候は暑くなりすぎず、寒くなりすぎず街歩きには程よい気候と言えますが、季節によっては防寒が必要です。
近代的な街並みに、見ただけでも元気になりそうなカラフルな民芸品が並ぶ市場、アステカ文化とヨーロッパ文化が交差し、混沌とした雰囲気が魅力的な街です。路面バスや地下鉄などの公共交通機関も充実しているため、旅行者が楽しめる要素が詰まっている街と言えます。
画像:iStock Mexico City, Mexico; August 06 2022: Madero street in the center of Mexico City, people walking.
【サン・ミゲル・デ・アジェンデ】
グアナファト州にある世界遺産の街サン・ミゲル・デ・アジェンデは、1542年に修道士サン・ミゲルによって創設された標高1870メートルに位置する小さなコロニアル都市です 。多くの建物は18世紀頃のもので、細い石畳の道が続く街並みはどこか欧州の雰囲気を感じさせます。
カラフルな色使いがメキシコらしさを表現しており、年月をかけて文化が融合したさまが世界中の人々を魅了しています。他のメキシコの都市に比べ整備がされ、ここ数年に渡って「世界で最も住みやすい街」に選ばれるほど、アメリカからの移住者も多く見られます。メキシコ観光局認定の「魔法の町」として登録もされています。
画像:iStock San Miguel de Allende, Colonial Mexican Style.
【オアハカ】
メキシコの南部にあるオアハカ州の州都オアハカは、メキシコ風バロック建築の建物や、モンテ・アルバン遺跡などの見所もありますが、なんと言ってもこの街を有名にしているのが、ユネスコ無形文化遺産「死者の日」。
画像:iStock Oaxaca, Oaxaca, Mexico
この「死者の日」は、メキシコにおいて最も重要な風習の一つで、毎年11月1日と2日にメキシコ全土で祝われるもの。しかし、本場オアハカの「死者の日」は格別。名前は怖いけれど、華やかで賑やかなパレードにカラフルな祭壇など、さすが明るいラテンのノリの死者との向き合い方!町中に飾られたカラフルな切り紙の旗や骸骨の人形、鮮やかなオレンジ色のマリーゴールドの花が印象的で、とびきり楽しい「死者の日」の期間には、世界中から観光客が訪れます。
先住民の人口比率が全国一位のオアハカの街並みは、カラフルで最もメキシコらしい街並みとも称されています。先住民族の文化が色濃く残る市場巡りもお勧めです。
画像:iStock Oaxaca
【メリダ】
ユカタン半島の首都メリダは、スペイン風の豪壮な建築物が街の中心部に建ち並んでおり、植民地時代の雰囲気が色濃く残るコロニアルシティです。「魔法使いのピラミッド等が有名なマヤ文明の遺跡が周辺に多く、16世紀に建造されたルネッサンス様式のカセドラル大聖堂、北米大陸最古のカトリック修道院など、見どころも多く観光地としても発展しています。メキシコシティからは飛行機で、実際にはカンクンからバスで行く人が多い所です。
また、メリダはグルメな都市でも有名。バナナの葉で包まれた料理が多いユカタン料理をパティオで楽しむもよし、コロニアル調の建物に入るレストランで優雅にヌーベルキュイジーヌを楽しむもよし、文化的にも歴史的にも味わい深いグルメな街を食べ歩きして見ましょう。
画像:iStock Merida, Mexico. Plaza Grande
【カンクン】
カリブ海に臨むリゾート地で、温暖な気候が魅力です。ダイビングなどのマリンアクティビティのほか、セノーテやマヤ遺跡といったここにしかない体験ができるのも世界的な人気の理由のひとつです。
画像:iStock sunset on a Cancun resort with blue water
カリビアンブルーの美しい海はとてもロマンチックで、ハネムーンで訪れるカップルも憧れの地ではないでしょうか。オーシャンビュールームを擁する豪華リゾートが数多く、ほとんどがオールインクルーシブで、優雅に連泊できるシステムが整っています。郊外でドルフィン・エンカウンターやジャングルトレッキングなどアクティビティも充実。メキシコの中でもカンクンは、治安を気にすることなく過ごすことができるのも大きな魅力となっています。
【ロス・カボス】
ロスカボスは、カボ サンルーカスとサンホセ デル カボの2つの町の総称で、全長1,700km にわたってのびるハバカリフォルニア半島にあります。ロサンゼルスから飛行機で2時間の近さ!ハリウッドセレブも御用達のビーチリゾートというだけあって、カンクンよりもアメリカ西海岸の雰囲気が漂います。
画像:iStock Golden morning light on Cabo San Lucas, Mexico
コルテス海は世界遺産にも認定されるほど、海洋生物の種類が豊富。ダイビングやシュノーケリングでもジンベイザメやクジラ、イルカなどに遭遇する率が高いことで知られています。レンタカーは必須となりますが、郊外のトドスサントスには、イーグルスの代表曲のひとつ『ホテルカリフォルニア』のモデルになったホテルがあります。かわいらしいお土産屋さんや素朴なレストランでほのぼのとノスタルジックな雰囲気も楽しめます。車での移動中には「荒野にサボテン」のメキシコらしい風景も広がっています。
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写真を見るだけでもカラフルで楽しそう! 眩しい太陽、テキーラにライムの香り、魅惑のマリアッチ演奏などなど、メキシコは陽気で明るい所!コロニアルな雰囲気もミステリアスな古代の遺跡も美しいカリビアンブルーの海も!いろんな表情があって魅力的な国です。メキシコは5月からベストシーズンを迎えます。元気とパワーをチャージしに、アフターコロナの海外旅行にいかがでしょうか?