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Category: アジア


特集:ミャンマー

2013年12月16日 更新▲

ミャンマー
Golden Rock @ Dusk
Golden Rock @ Dusk / kudumomo

どうしてこんなに危うい場所で
平然と留まっていられるのか。
騒々しいギャラリーを尻目に
微塵も揺らぐことのない君。
堂々たる姿は僕らを挑発し
君に触れたいという衝動を
今もこうして湧き起こさせる。

Myanmar Myanmar Food
Myanmar Temple Buddhist Monastery, Naungshwe, Myanmar
Myanmar / eGuide Travel Myanmar Food / fabulousfabs
Myanmar Temple / eGuide Travel Buddhist Monastery, Naungshwe, Myanmar / shnnn

想像を絶する光景に出会ったとき、人は黙り込んでしまうものである。

今にも転がり出しそうな金色の岩。旅人は、このアンバランスな眺めを見つめ、己の経験を思い起こす。そして、自分なりの見解を導き出そうと躍起になる。これが旅における沈黙の時といっていい。ミャンマーでは、目を見張るほどに煌く寺院、予想外に巨大な仏像など、言葉を失う機会が何かと多い。

ミャンマーは、中国とインドに挟まれた東南アジアの国である。「ビルマ」と呼ぶほうが馴染み深いという方もいらっしゃるだろう。ビルマは1989年までの呼び名で、2006年からは首都もヤンゴンからネピドーに移された。ヤンゴンよりも内陸に位置するネピドーへの遷都は、軍事対策の一環ともいわれる。

点在するパゴダ(仏塔)が印象的なミャンマーでは、国民の8割以上が仏教徒である。出家の儀式も日常的で、子どもの時分に夏休みなどの休暇を用いて済ませる人が多い。ミャンマーには笑みを湛えた仏像が多いというが、これは信心深く穏やかな国民性の表れともいえる。

依然、中心地として賑わうヤンゴン、ブッダの予言で建設されたという街マンダレー、世界三大遺跡のひとつと称されるパガン・・・。ミャンマーには、訪れてみないと分からない姿が、まだまだ沢山隠されている。

違いを確かめるべく、よく喋る人と旅をしてみて欲しい。
旅における沈黙は、豊かな時間の始まりである。

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不思議!ミャンマーの落ちない岩

2013年12月16日 更新▲

Kyaikto, The Golden Rock
Kyaikto, The Golden Rock / dulk

ヤンゴンから車で約3時間。キンプンという村にある「ゴールデン・ロック」をご存知だろうか。もしも身近に受験生を見つけたら、携帯電話の待ち受け画面に推奨したくなる人も多いだろう。ご覧のとおり、落ちそうで落ちない黄金色の岩である。

キンプンから乗り合いトラックで山道を1時間ほど走ると、ゴールデンロックの麓に到着する。ここから更に約1時間の登山を要するわけだが、現地での運がよければゴールデンロック付近まで登るトラックで訪れることも可能だ。

まるでCGのような光景だが、この岩が転がり落ちない理由は謎である。「ブッダの毛が入っているから」という仏教国ミャンマーらしい見解もある。女性以外なら岩面に触れることも可能。この世界的なミラクルを確かめに、いつか訪れてみてはどうだろうか。

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seiho1

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高さ100mのミャンマー名物!

2013年12月16日 更新▲

今回は、世界を旅するバックパッカーのSHIHOさんのミャンマーレポートをご紹介します。ビザ切れ間近にして、ミャンマー名物のシュエダゴン・バヤーに訪れたSHIHOさん。

P9022935s

この周辺には沢山のお堂があり、みんな思い思いの場所でお祈りをしたり、ごろごろ寝ていたりするそうです。現地の方に倣って寝転がってみたSHIHOさん。気が付いたら、なんと2時間も眠ってしまっていたのだとか!

P9022960s

ミャンマーといえば、きらびやかな電飾が印象的です。そんな中、お寺の敷地内にはATMや両替所が点在していてミスマッチな感も…。まるで清水寺のど真ん中にATMがあるようなもので、これにはSHIHOさんもげんなり。

P9022961s

でも、「人が良く、観光客に優しいだけではない」ミャンマーを知ることができたのが、この旅で得たいちばん大きなものだったそうです。下はSHIHOさんによる手書きの地図です。無料Wifiスポットや屋台の情報が満載!ぜひ街歩きの参考になさってくださいね。

pickupSHIHOさんの「ヤンゴン適当MAP」

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golf

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特集:ブルネイ・ダルサラーム国

2013年10月16日 更新▲

ブルネイ BSB at twighlight BSB at twighlight / NeilsPhotography

絵葉書なんて、君らしくない。 これはあくまで僕の直感だ。 しかし何度みても差出人欄には 君のしなやかな文字が並んでいる。 いつもなら荷造りを急ぐ僕が 君の意図を考え続ける。 藍の闇に輝くモスクは 僕の部屋に貼られたまま 幾つもの朝を迎える。 もう君は、ブルネイを発ったのだろうか。


       Mosque in Brunei / chem7 Hawkers, Sellers / BPheonix Prawns Thermidore / Reeda jame Asr Hassanil Bolkiah Mosque – Brunei / heatherbell2011

東南アジアのカリマンタン島(ボルネオ島)をご存知だろうか。面積は日本の国土の約2倍。グリーンランドやニューギニア島に次ぐ、世界で3番目に大きな島だ。

そんなカリマンタン島の北部に位置するのがブルネイ・ダルサラーム国である。通称ブルネイ。首都はバンダルスリブガワン。聞き慣れない上に、なんだか舌を噛みそうな名前である。

ブルネイは原油や天然ガスという地下資源で潤う国だ。東南アジアの中でもトップクラスの豊かさを誇り、かの有名な君主ハサナル・ボルキア国王は、世界有数の資産家として知られる。国民ひとりひとりの生活水準も高く安定しているため、不満も噴出しにくいという。

しかもブルネイでは教育や医療費は無料。個人所得税も課税されない。まるで天国のようだが、これが資源に満ち満ちた国の現実である。

そして、生まれながらに恵まれている人が概してそうであるように、ブルネイの人々は穏やかな性格である。比較的治安が良く、移住や留学を視野に入れる人が多いのもそんなところに理由がある。

現在は、資源に依存し過ぎない国づくりにも取り組むブルネイ。石油や天然ガスを原料にしたメタノールの製造や、食料自給率を上げるためのハイブリッド米導入、またイスラム教国としてハラル製品(イスラム法で合法と認証された製品)製造の拠点も目指す。

ブルネイ・ダルサラームという長い国名の意味は「永遠に平和な国」。贅の限りを尽くしたこの国に、身を任せるもよし、厳しいまなざしを向けるのもよし。いずれにせよ、近いうちに最初の一歩を踏み出してみるべきである。

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バックパッカー、派手な国旗に惹かれる!@ブルネイ

2013年10月16日 更新▲

今回は、ワーキングホリデーで世界を旅するSHIHOさんのレポートより、ブルネイをご紹介します。2010年に日本を出発して、オーストラリア、インドネシア、ミャンマー、ラオス等々、既に14カ国を回り、まだまだ旅行中のSHIHOさん。今回ブルネイを訪問した理由は「今行かないと一生行かないだろうな」と思ったのと、「国旗がハデだから」(笑)

SHIHOさんを魅了したブルネイの国旗
flg

なんでも、SHIHOさんはバリ滞在中に400円で購入したというリュックに、訪問国の国旗を縫い付けているんだそうです。既に訪問したオセアニアやアジア圏は赤・青・白の国旗が多く、デザイン的に少々飽き気味に・・・。そんなところに、このブルネイ国旗の鮮やかな黄色!国旗ゲットが旅の目的でもあるSHIHOさんにとって、まさにぴったりの国だったというわけです。

ブルネイの水上集落「カンポン・アイール」
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さて、SHIHOさんが立ち読みしたガイドブックによると、空港から市内まではバスで行けるとのこと。しかし1時間待っても来ない・・・。不安になって空港のガードマンに尋ねると、バスのサイクルは「30分だったり1時間だったり、来ないこともあるかも。ハハハ!」という回答・・・。しかしここまで待ってタクシーを使うのもイヤ(バス=$1、タクシー$25)だと思ったSHIHOさん、結局バスを1時間半待って、ようやく市内にたどり着いたのだとか。

朝市屋台の「ナシチャンプル」
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到着後はユースホステル(若者や一人旅を歓迎してくれる安くて簡素な宿)が満室だったのでSHIHOさん曰く「場末のスナックのような」ホステルに宿泊。写真は近くの朝市で食べられるナシチャンプル(B$1=約60円)です。主に食料品店と屋台で構成されているこの朝市はSHIHOさんがブルネイの中で一番気に入った場所だったそう。なので、毎日通いました。

朝市の様子
DSCF2024s

ここにある食料品は手作りパン、スナック類、野菜、果物、魚、カニ、ウナギ、カメ、蛙、鶏などバラエティに富んでいます。そして「ペットと願いたい」けど、鳥、ウサギ、猫も売られていたのだそう。そして、この朝市でSHIHOさんが気付いたことは「スーパーではエコバックを使うのに、屋台ではイートインでも使い捨て容器に入れられる」こと。「石油大国・ブルネイ。こだわる所が分からない」・・・とSHIHOさんは感想を漏らします。

pickupSHIHOさんのブルネイ・メモ(抜粋)


【治安】川岸周辺は夜でもライトアップされていて人も多い。治安は良いと言われてるが、夜の路地はやはり危険な雰囲気がある。

【物価】マレーシアと同じ感じ。

【両替】市内に両替所有り。空港の両替所はマレーシア、タイ、中国通貨等は売り切れている場合が多いので、出国の際は市内で両替しておいた方が無難。

【食事】マレーシアと同じ感じ。安飯屋はこちらの方が見つけやすい。対岸のマーケット、ショッピングセンターの出店は1食B$1~2。イスラム国家というだけあり、市内中心部ではアルコールを発見出来なかった。

【言語】英語より中国語が話せたりする。中国語が分からなければマレー語、マレー語が分からなければやっぱりマレー語で話してくる。

【個人的見どころ】ショッピングセンターの前にある「KAIZEN SUSHI(カイゼン・スシ)」。「KAISEN(海鮮)」の間違いだろうか?まずその店名を改善してほしい。

(2011.12.18現在)


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特集:インドネシア共和国

2013年07月10日 更新▲

インドネシア国旗 Republic of Indonesia
zenubud bali 1934DXP
zenubud bali 1934DXP / Zenubud

「大事な話がある」  そう前置きされるときは、大抵の場合が悪い話だ。
それなのに今日も、僕は随分と早く到着してしまった。
これではまるで、見当違いの期待を膨らませ、嬉々として飛んできたみたいだ。
僕は、君が来るまで店内を見下ろせるラウンジに身を潜めることにした。
君の姿が見えたら、息急き切って駆けつけよう。
こうして僕は、不恰好な姿をさらしながら「大事な話」を待つ。
開店の合図だろうか。深刻とは無縁の、スローな音楽が流れ始めた。


   
Indonesia-1017 / idirectori Bali sunset / Simon_sees Indonesia-4 / idirectori zenubud bali 0422DXP / Zenubud

多様性という言葉は、インドネシアのためにあるのだろうか。

青い海には1万数千もの島々が散らばり、300以上の民族が独特の文化を紡いでいる。聞き覚えのある島だけでも、首都ジャカルタのある「ジャワ島」、神々の島といわれる観光地「バリ島」、希少な動植物の宝庫「スマトラ島」、金や宝石が採掘され『ダイヤモンドの川』の意を持つ「カリマンタン」、香辛料の産地「マルク諸島」、世界中のダイバーが憧れる「ブナケン島」等々、かなりの個性派が揃う。すべての島を語り尽くすには、おそらく一生かかっても足りない。

赤道直下にも関わらず万年雪の高山がそびえ、地球上の熱帯雨林の約10%を占めるといわれるインドネシア。火山、遺跡群、動植物、伝説のミステリースポットなど、その絶景は整理前のアルバムの如く、バラエティに富む。それでも、ここがひとつの国だと実感する理由は、全てが「自然」というキーワードで強く結びついているからかもしれない。

国民の約8割がイスラム教徒で、見栄を張らず堅実ともいわれるインドネシアの人々。多様性の向こう側に見えるその表情を、あなたの目で確かめて欲しい。

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Close up!食の都バンドン!

2013年07月10日 更新▲

インドネシア バンドン  インドネシア バンドン2

今回は、インドネシア・ジャカルタ在住のbiancamamaさんのレポートを参考にしながら、食の都「バンドン」をご紹介します!

バンドンはインドネシア・ジャワ島西部の都市。芸術家など多くの文化人が集まることでも知られており、政府庁舎などのアールデコ調の建築物が建ち並ぶことから「ジャワのパリ」というオシャレな別名もあります。

そして、なぜか甘党が多いジャワ島。ここバンドンでも、魅力的なスイーツショップやカフェがあちこちに点在しています。今回biancamamaさんが紹介してくださったのは、写真左のベーカリー「mom’s」。元々は地元民しか知らない小さなベーカリーだったのですが、次第に口コミで広まっていったのだそう。インドネシアは井戸端会議を重視する国だと聞きますが、果たして関係あるのでしょうか?

また、ブラウニーで有名なカルティカ・サリ(写真右)もバンドン土産の定番です。biancamamaさんのお勧めは「黒米のシフォンケーキ」。カルティカ・サリには、甘さを控え日本人にも受け入れやすい焼き菓子が豊富です。

そして、甘いものだけではなく、お食事も楽しむなら、風の抜けるオープンテラスが自慢のレストランfashion pastaがお勧めです。以前から夜景スポットとして評判だった店ですが、今ではランチから利用でき、お味もお値段以上のクオリティです。

バンドンでは、レタスなどの高冷地野菜の栽培が盛んということもあり、ジャカルタに比べて野菜を使ったメニューが美味しいといわれます。fashion pastaでも、野菜の旨みがたっぷり詰まったミネストローネが絶品なんだとか。

インドネシア バンドン3  インドネシア バンドン4

ところで、せっかくインドネシアを訪れたなら、現地特有の料理を味わいたいものです。インドネシアの主食は日本と同じく米で、調味料にも甘口の醤油などが使われるのですが、香辛料をふんだんに使ったスパイシーな料理が中心です。

代表的なものは、皆さんよくご存知の「ナシゴレン=焼き飯」や「サテ・アヤム=鶏肉の串刺し」などです。多民族の文化が交錯するインドネシアでは、スンダ料理、バリ料理、ジャワ料理、パダン料理など、地方によって微妙にスタイルが異なります。例えばバンドンのあるジャワ島の料理は、仏教やヒンドゥー教の影響を受けた歴史的背景もあり、肉類よりも野菜が中心で、辛味も比較的マイルドです。

先日テレビで、甘味と辛味のバランスによって、食べ物の「やみつき」具合が決まる、という研究結果が報じられていましたが、スイーツと香辛料のどちらも充実しているインドネシア料理は、まさにこの「やみつき」の法則にぴったり。インドネシア料理にハマってしまう人が多いのも頷けます。

食の都バンドンへは、ジャカルタから車で3時間ほどで行くことができます。現地在住の方によると「TRAVEL」という小型バスを利用するのが便利だそうです。ぜひ足を延ばして、皆さんも「やみつき体験」してみませんか?

ガンと徹底的に闘うための心強い味方

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特集:カンボジア王国

2013年03月27日 更新▲

  Kingdom of CambodiaDawn at the temple: Ankor Wat at sunrise, Siem Reap, Cambodia
Dawn at the temple: Ankor Wat at sunrise, Siem Reap, Cambodia / victoriapeckham

相手は電話を切ろうとしなかった。
押し黙る僕の背後に耳を澄まして
辺りの音を探るように息を潜めている。

電話の主に見当はついていた。
それでも僕は万全を期して
黙っていることにした。
幸い、張りつめた朝には
鳥も遠慮がちに囀る。
長い静寂に痺れを切らしたのか
終始無言のまま、通話のランプは消えた。

手中で湿った電話をポケットに
僕は目当ての場所へと向かう。
「だれにもひみつのやくそく」
仲間たちは覚えているのだろうか。

水面を滑る風が愉しげに
アンコール・ワットの輪郭を揺らしている。

 
 

Phnom Pehn – Cambodia / Amber de Bruin  Siem Raep – Cambodia / Amber de Bruin
Cambodia Bay / Quiltsalad  Fantastic food / robertpaulyoung

ヒンドゥの神が宿り、王の偉大さを語るカンボジアの世界遺産「アンコール・ワット」。
そこには息をのむほどに精巧な壁面装飾が施され、知れば知るほどに嵌まり込みそうな、神々の物語が刻まれている。登山並みにハードな行程といわれる遺跡群ながらも、そこでは絹衣をまとったデヴァター(女神)や微笑むクメール人像など、石造りとは思えない程に柔らかなモチーフ達が迎えてくれる。

そんなカンボジアの歴史も、1970年代から続いた内戦で暗い影を落とす。
ポルポト政権下での大虐殺、内戦終結後も続く地雷被害や貧困、農村部で絶えない人身売買・・・。ゴミ山で働く幼い子どもの映像を目にした方も多いだろう。神の棲む聖なる国が落ちた凄惨な谷底。そして、日系企業の進出など国際的な支援によって見出されつつある、再生への道。どれもが現実で、これらに目を背けてカンボジアを語ることなどできない。

「日本人好み」とも称される、優しい味わいのクメール料理。口にしたときのほのかな酸味に、郷愁にも似た思いがこみ上げるかもしれない。
2013年、日本とカンボジアは友好60周年を迎える。

今は夫婦ふたりだけ。突然の入院が心配です(60代女性)

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Close up!シェムリアップの街

2013年03月27日 更新▲

 
Siem Reap, Cambodia / Vasenka

今回は、ワーキングホリデーで世界を旅するSHIHOさんからのカンボジアレポートをご紹介します。SHIHOさんが訪れたのはカンボジアの西部、アンコール遺跡群の観光拠点としても知られるシェムリアップという街。ここはフランス植民地時代の名残を感じさせる建造物や、地元民御用達のマーケット、そして幅広い価格帯のホテル(格安~5ツ星)などが混在した街です。

宮廷舞踊 「アプサラ・ダンス」

SHIHOさんが食事をしたのは、カンボジアの伝統芸能「アプサラ・ダンス」を鑑賞できるレストラン。あまりに美味しいので3回連続で行ったら、さすがに顔を覚えられてしまったのだとか!SHIHOさんは食べられなかったそうですが、ここではフィリピンやベトナム料理としても有名なバロット(孵化直前のアヒルのゆで卵)なども提供されるようです。

オールドマーケット

マーケット天国でもあるシェムリアップ。朝から夕方までのオールドマーケットや夕方から23時頃まで開かれているナイトマーケットでは、あふれんばかりの商品が並べられて、掘り出し物がたくさん!衣類やバッグが交渉次第で安く手に入ります。写真はオールドマーケットで服に埋もれて寝ている店主・・・。売る気はあるのでしょうか?

ところで、オールドマーケットでは食品がビニールで覆われることなく剥きだしで売られているので、肉にはハエがたかっていて、むちゃくちゃ臭い!レストランの肉も、ここを経由して届くのかしら??と不安がよぎるSHIHOさんでした・・・。

数あるガン保険、どれに入ったらいいのか分かりません(50代女性)

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特集:インド

2012年12月17日 更新▲



Sun setting over the Presidential Palace, New Delhi / Larry Johnson

何年ぶりだろうか。
雑踏で鉢合わせるには刺激の強すぎる
そんな人に遭遇した。

彼女は相変わらず辛口で、僕を見るなり
少し痩せたことと、無沙汰を批判した。
僕も相変わらず逃げ腰で、夕暮れ時を理由に
早く立ち去ることばかり考えた。

それでも僕は 彼女が嫌いではない。
真っ向から勝負しては悔やむものの
スパイシーな彼女に体温を上げる自分が
ときどき懐かしくなる。


India – Madurai – 021-2 – Rajasthani pilgrims / mckaysavage

人口12億のパワフルな市場、そして多くの民族と宗教がひしめき合う、インド。
近年、ITや自動車、医薬品などの産業でめざましい成長を遂げるこの国は、世界第1位の製作数・観客数を誇る「映画大国」としても、その勢いが止まらない。映画産業の中心地、ムンバイ(旧ボンベイ)をハリウッドならぬ「ボリウッド」と呼び、唐突感あふれるコミカルな作風で、インドに漂う独特の世界観を発信する。

そんなインド市場に向けて、日本は今月23日から人気アニメ『巨人の星』をリメイクした『スーラジ ザ・ライジングスター』の現地放送をスタートさせる。こちらは野球ではなく、インドで人気のクリケットがテーマだ。今年、国交60周年を迎えた日本とインド。来年はこんな旅先も、あなたの人生を豊かにするかもしれない。

豊かな人生のためにできること。必要な人に必要な保険を。

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Close up !「インド人の洗濯」

2012年12月17日 更新▲



India – Varanasi – 031 – laundry on the ghats / mckaysavage

今回は、旅人さんのインド・レポートをご紹介します。
インドで度々お腹を下しながらも、波乱万丈の旅を続ける旅人さん。この日はボランティアをするために早起きをして、バラナシにあるマザーテレサハウスに向かいました。マザーテレサハウスでは病気を抱えた人や親に恵まれない子ども達などが生活していて、各国からのボランティアが集まることでも知られています。

この日は男女3名ずつ、合わせて6名がボランティアに参加しました(うち日本人は3名)。ここでは男女に分かれて活動するのですが、旅人さん(男性)は地下で掃除や洗濯、チャバティ(インドのパン)作りなどをお手伝いしたのだとか。スタッフの人々は厳しいうえに英語があまり使えず、終始ヒンドゥー語での指示。今にも棒でお尻を叩かれそうな雰囲気の中、なんとかジェスチャーで感じ取るしかない!!

そんな活動を何とか無事に終え、ガンジス川のほとりをお散歩していると・・・遭遇したのがこの光景です。インドでは衣類を石に叩きつけて洗濯するのが一般的で「洗剤の実」と呼ばれるエコな植物を使って汚れを落とす人もいるようです。そして、何家族分でしょうか。大量の洗濯物が整然と干されています。インド人といえば、何かにつけていい加減な性格が取り沙汰されますが、お洗濯に関しては案外キッチリしているんですね。暮らしぶりを肌で感じたからこそ分かる、リアルなインド人の姿です。

60歳を過ぎ、これからの入院が心配です。(60代男性)

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インド人は虫歯にならないのか?

2012年12月17日 更新▲


とっても甘いインドのおやつ 「ジレビー」

Merry Christmas, Indian Way! / Koshyk

豊富な香辛料を巧みに操り、飽きることなくスパイシーな料理を食べ続けるインドの人々。

そんな激辛生活の反動なのか、インドスイーツの甘さは尋常ではありません!例えば、伝統菓子の「ロッソゴッラ」。これはミルク味の生地を丸めてシロップ漬けにしたものですが、一口噛むとスポンジに染み込んだシロップがほとばしり、口内をとんでもなく甘い世界へと誘います。この他にも揚げドーナツのシロップ漬け「グラブジャムン」や、ミルク風味の半生菓子「バルフィ」など、インドではシロップや牛乳を使ったスイーツが多いのが特徴です。

牛乳の多用はインドの宗教とも深く関係しています。インドでは国民の約8割がヒンドゥー教徒。牛を聖なるものとして崇めるお国柄で、不殺生の戒律により牛肉は食べません。しかし命を奪うことなく得られる牛乳は神からの恵みと捉え、むしろ積極的に頂戴するのです。牛乳は辛い料理がまだ食べられないインド幼児の貴重な栄養源としても重宝されています。

スパイスいろいろ

spice_1 / srqpix

それにしても、大半がシロップ漬けのお菓子なんて、すぐに虫歯になってしまいそう。でも、インド人は虫歯が少ないことで有名なんです。その理由は「歯磨き」をかなり念入りに行うから。食後であれば道端でも列車の中でもお構いなし。いたるところに歯磨きをする人がいます。特徴的なのは、歯ブラシではなく「ニーム」という木の枝を口にくわえている人が多いということ。ニームは日本でも害虫除けの木として知られていますが、その薬効をインドでは古くから歯磨きや治療薬に用いてきました。歯磨き粉や楊枝はインドからアジア各国に広まったともいわれています。お洗濯と同様、オーラルケアでも予想外にキッチリなインド人なんですね。

更に、虫歯になりにくい理由がもうひとつ。インドのカレーに使われる多種多様のスパイスには、漢方成分が含まれるものが多くあり、薬膳としての力を発揮しています。例えば「クローブ」というスパイスは抗炎症作用があるので虫歯の上に乗せると痛みが軽減するんだとか。激辛カレーと激甘スイーツなんて、インド人の味覚って変じゃないの?と思っていましたが、ある意味では理にかなった食習慣だったんですね。

でも、インドがキッチリな話ばかりで終わるはずがありません。実はインドのパンやご飯には、かなりの確率で「小石」が混入しています。つまり、歯が折れてしまうというアクシデントは日常茶飯事!残念ながら、歯医者要らずの国というわけではなさそうですね。

資料をじっくり検討できたので助かりました。(40代女性)

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特集:ベトナム

2012年04月23日 更新▲



Early Morning / bgrimmni

思いのほか、静かな朝だった。
夜通し悩んでいたわりに、目覚めは悪くない。
僕は、糊をきかせたシャツにアイロンを当て、
古靴を丹念に磨いてから、部屋を出る。
腹が鳴っても、冷たいミネラルウォーターでしのぐ。
「フォーにするか、バンミーにするか?」
僕はこの国の朝食が、楽しみでたまらない。

 
  
cliff / permanently scatterbrained Water puppet theatre, Ha Noi / Jeremy Weate
Phở 96 / jeffgunn Hanoi Frogger 2 / Ian @ ThePaperboy.com

全人口の約6割が30歳以下という活気みなぎる国、ベトナム。
そのパワーは、道路を埋め尽くすバイクの群れを見ても一目瞭然だ。
彼らは埃にまみれた空気をものともせず、街を颯爽と駆け抜ける。

そんなベトナムを悠然と見守っているのが、この国の古きものたち。
無数の奇岩がそびえるハロン湾。フエやハノイ、ミーソンに佇む遺跡群。
中国やフランスの影響下で研ぎ澄まされてきた、食文化や職人技の数々…。

ベトナムには、躍進する若い力と揺るぎない歴史がある。
いつか旅人となる日が来たら、この絶妙なバランスを楽しんでほしい。

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ベトナムで気軽にオーダーメイド!

2012年04月23日 更新▲


Buying Frenzy / emilio labrador

几帳面で手先が器用なベトナム人。記憶力が抜群に良く、精密機器工場の流れ作業では、一人で担当する部品数が、アジア諸国の中で一番多いともいわれています。

そんなベトナムでは洋服のオーダーメイドも丁寧かつスピーディ!シンプルなデザインなら、即日仕上げも可能です。平均2~3日で仕上がるので、旅のはじめに注文しておくと帰国に間に合いそう!

店にもよりますが、料金の目安はワンピースで約40ドル~。ワイシャツで約35ドル~。日本のオーダーメイドに比べると、ずいぶん敷居が低くなります。

ホーチミンのオシャレ雑貨店が集中する「パスター通り」や「ドンコイ通り」にはいくつかのテーラーがあるので、散策しながら自分に合う店を探すのも楽しみのひとつです。気に入っている洋服を持参して、それをもとにオーダーすると作り手にイメージが伝わりやすいようですよ。

ベトナムの思い出に、おもいっきり派手な一着、作ってみませんか?

ホーチミンは「ひったくり」に注意!

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午後のベトナムコーヒー

2012年04月23日 更新▲


Nha Trang: vietnamese coffee / felixtriller.

騒がしくて、ごちゃごちゃして、ちょっと気忙しいイメージもあるベトナム。

でも、首都ハノイを散策すると、フレンチコロニアルの別荘を改装したレストランや、洗練されたカフェが点在し、優雅にくつろげる別世界が広がっています。

フランス統治時代に始まったベトナムのコーヒー文化ですが、今ではブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー豆生産国!ベトナムコーヒーという独自のスタイルを確立するまでに普及しました。

淹れ方は、金属製フィルターをグラスの上に置いてコーヒー粉をセットし、1杯ずつ抽出する方式です。このフィルターは軽くて市場にも売っているので、お土産にぴったり。ちなみに、深煎りの豆を使って練乳をたっぷり入れるのがベトナム流です。

喧騒を離れて静かなカフェに逃げ込んだら、時の流れは一旦リセット。
ぽたぽた落ちるコーヒーを眺めながら、ゆるやかな午後を手に入れませんか?

そんなベトナムにロングステイしたくなったら

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特集:フィリピン王国

2012年03月07日 更新▲


IMG_2010 / Monica’s Dad

太平洋に浮かぶ7107もの島からなる、フィリピン。

この国には、多くのダイバーを唸らす碧い海と、愛を語るにふさわしいロマンティックな夕日がある。国内線で飛べば、未踏の自然も独り占めできる。澄んだ空を味方につけた、世界最強の楽園といってもいい。

しかし、ここは単なるリゾート地ではない。スペインやアメリカに統治された歴史は、絶妙なミックス文化を生み、アジア唯一のカトリック教国として敬虔な一面も持つ。この国の中にどんな表情を見つけるかは、あなた次第。フィリピンに何度訪れても面白い理由は、こんなところにある。

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どこまでも熱い!フィリピン人

2012年03月07日 更新▲


Mass at the Mall / Monica’s Dad

底抜けに明るく、ノリのいいフィリピンの人々。黙っている人を見ると不安なようで、「静かなるものは危険である」ということわざまであります。

お祭り好きなのはさることながら、最近では「世界でいちばん韓流好きの国」としても話題に。なんと国民の99%が韓流ファンらしく、その熱狂ぶりは半端ではありません!K-POPのステージがあると聞けば、たとえそれがコピーバンドのモノマネショーであっても大勢で詰めかけ、失神しそうな勢いで声援を送ります。

今回は、そんな熱きハートを持ったフィリピン人の日常に迫ります!

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盛り上がる!「フィリピン・パーティー」

2012年03月07日 更新▲


Magandang tanghali. / mxmstryo

無類のパーティ好きで知られるフィリピン人。

ファミリーを大切にするという国民性もありますが、日本では考えられないような頻度で、誕生会やお別れ会など何かにつけ集まって騒ぎます。招かれた者同士が初対面ということもよくある話で、その後お互いに呼び合って「パーティの輪」がどんどん広がっていくのだとか。

パーティ費用は主役が全額負担するのが一般的なので、うっかり自分の誕生日を口にすると、大変なことに!!もちろん各自のお財布事情によって、会場はホテルやレストラン、自宅などさまざま。

でも、どれだけの人数が集まってくれるかは、主役の人気を測るバロメーターなんだって。大勢集まると嬉しいような恐ろしいような…。

そんなフィリピンに「ロングスティ」したくなったら。

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派手すぎる乗り合いバス「ジープニー」

2012年03月07日 更新▲


Manila – 7th day: Trip to Tagaytay / Roberto Verzo

フィリピンの街角で見かけるカラフルな車、ジープニー。これは元々、米軍の中古ジープを改造して乗り合いバスにしたもので、鉄道の発達していないフィリピンでは、とても重宝されています。

こだわりは、宣伝カーさながらの奇抜な塗装!誰よりも目立とうと、各車のオーナーが競い合っています。このジープニー、初乗り運賃は4~7ペソ(約7~12円)で、あらかじめ行き先が決まっています。乗車時は挙手、降車時には「パラ!」と叫んで停車してもらうのがお約束。運賃は降りる時に払います。

派手すぎて少し照れますが、ひとつとして同じデザインの無い”限定モデル”ばかり。あなたもジープニーに乗って、フィリピンの風景に溶け込んでみませんか?!


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すべらないお土産「OTAPオタップ」

2012年03月07日 更新▲

フィリピンに限らず、諸外国のスイーツといえば、「甘すぎる」という印象をお持ちの方が多いかと思います。そのため、お土産として持ち帰っても評判がイマイチ…ということもしばしば。

しかし、フィリピン・セブ島名物の「OTAPオタップ」は違います。見た目は楕円形のリーフパイで、砂糖もまぶしてありますが、とにかく甘すぎない!そして、パイ菓子にしては歯ごたえがあり、パリパリと硬めの食感です。シンプルでやさしい味わいなので、ぺろりと何枚でも食べてしまいそう。

白いパラフィン紙に数枚ずつ包まれているので、分けやすくて見た目もオシャレ。さりげなくティータイムに添えて、「あ、それ、セブ土産。」なんて言ってみたいなー!


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