【年末年始に向けて】感染リスクが高まる「5つの場面」
2020年12月21日 更新▲お盆に帰省できなかった方も多く、お正月こそは親しい人達と集まって…とお考えだった方もいると思います。感染は拡大し、第三波の渦中Go to travel キャンペーンも一時停止となり、やはり例年とはちがった年末年始になりそうです。とはいえ、忘年会・新年会、または成人式など、通常より人と会う機会は増える年末年始。初詣やカウントダウンなど、人が多数集まり、密集するシチュエーションも多々あります。
政府は感染拡大を防ぐために、『感染リスクが高まる「5つの場面」』として、注意を促す広報していますので、ご紹介します。
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■5つの場面の概要
これまでの感染拡大の経験から、感染リスクが高い行動や場面が明らかになってきました。
一方で、屋外で歩いたり、十分に換気がされている公共交通機関での感染は限定的と考えられます。
新型コロナウイルス感染症の伝播は、主に「クラスター」を介して拡大することが分かっています。
これまでのクラスター分析で得られた知見から、
・感染リスクが高まる「5つの場面」
・感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫が新型コロナウイルス感染症対策分科会により提言としてまとめられました。
【場面1】
飲酒を伴う懇親会等
- ・飲酒の影響で気分が高揚すると同時に注意力が低下する。また、聴覚が鈍麻し、大きな声になりやすい。
- ・特に敷居などで区切られている狭い空間に、長時間、大人数が滞在すると、感染リスクが高まる。
- ・また、回し飲みや箸などの共用は感染のリスクを高める。
- 【場面2】
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大人数や長時間におよぶ飲食
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- ・長時間におよぶ飲食、接待を伴う飲食、深夜のはしご酒では、短時間の食事に比べて、感染リスクが高まる。
- ・大人数、例えば5人以上の飲食では、大声になり飛沫が飛びやすくなるため、感染リスクが高まる。
【場面3】
マスクなしでの会話
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- ・マスクなしに近距離で会話をすることで、飛沫感染やマイクロ飛沫感染での感染リスクが高まる。
- ・マスクなしでの感染例としては、昼カラオケなどでの事例が確認されている。
- ・車やバスで移動する際の車中でも注意が必要。
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【場面4】
狭い空間での共同生活
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- ・狭い空間での共同生活は、長時間にわたり閉鎖空間が共有されるため、感染リスクが高まる。
- ・寮の部屋やトイレなどの共用部分での感染が疑われる事例が報告されている。
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【場面5】
居場所の切り替わり
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- ・仕事での休憩時間に入った時など、居場所が切り替わると、気の緩みや環境の変化により、感染リスクが高まることがある。
- ・休憩室、喫煙所、更衣室での感染が疑われる事例が確認されている。
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新型コロナウイルス感染症の発生をさらに抑えるためには、1人ひとりが最新の知識を身につけて正しく対策を行っていただくことが何よりも重要です。
■会食時に注意したいポイント
- 〈飲酒をするのであれば〉
- ①少人数・短時間で、
- ②なるべく普段一緒にいる人と、
- ③深酒・はしご酒などはひかえ、適度な酒量で。
- ・箸やコップは使い回わさず、一人ひとりで。
- ・座の配置は斜め向かいに。
(正面や真横はなるべく避ける)
(食事の際に、正面や真横に座った場合には感染したが、斜め向かいに座った場合には感染しなかった報告事例あり。) - ・会話する時はなるべくマスク着用。
(フェイスシールド・マウスシールドはマスクに比べ効果が弱いことに留意が必要) - ・換気が適切になされているなどの工夫をしている、ガイドライン*を遵守したお店で。
- ・体調が悪い人は参加しない。
■飲酒の場面も含め、全ての場面でこれからも引き続き守ってほしいこと
- ・基本はマスク着用や三密回避。室内では換気を良くして。
- ・集まりは、少人数・短時間にして。
- ・大声を出さず会話はできるだけ静かに。
- ・共用施設の清掃・消毒、手洗い・アルコール消毒の徹底を。
年末年始に人々の交流を通じて感染が全国的に拡大すると、さらに医療が 逼迫し、結果的に経済も大きな打撃を被ります。 • 命と暮らしを守るためには、社会を構成する一人ひとりが年末年始を静かに過ごすことが求められます。
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