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【海外旅行】混雑してない・あまり知られていない第二の旅行先

2025年05月25日 更新▲

定番で人気の旅行先から少し足を延ばし、「第二の旅行先」を求める流れが広まりつつあります。人気観光地ほど知られておらず、混雑していない「第二の旅行先」は、主となる目的地から日帰りも可能であったり、新しい視点や興味を持つこともできます。エクスペディアが伝える旅のトレンドとして、今注目されている「第二の旅行先」4カ所をご紹介します。

 

画像:iStock

★★★

 

パリから足を延ばして
ランス(フランス)

ランスはフランス北部のシャンパーニュアルデンヌ地域にあり、シャンパーニュ地方の中でも特にワイン醸造で知られた都市です。旧フランス王政における重要な役割な位置付けにあり、街を象徴するランス・ノートルダム大聖堂では千年以上にわたってフランス国王の戴冠式が行われていました。また、3世紀に建てられたマルス門は、美しい3つのアーチが特徴的な凱旋門であり、ローマ帝国の支配下にあったことを物語っています。

画像:iStock (ノートルダム大聖堂の裏庭)

画像:iStock(マルス門)

興味深い歴史を重ねてきたランスですが、シャンパンの本場としても有名で、数々のシャンパンメーカーがあります。テイスティングやセラーツアーが開催されるなど、ワイン愛好家たちにとっても一度は訪れてみたい所となっています。

画像:iStock

 

ミラノから足を延ばして
ブレシア(イタリア)

ブレシアは、ミラノから東に80キロほどの距離にあり、中世の面影残る美食の街です。ミラノがあるロンバルディア州では2番目に人口の多い都市になり、ワインの産地としても知られており、特に、フランチャコルタ(Franciacorta)という高級スパークリングワインで有名です。また、世界で最も美しいと言われるクラッシックカーのレース地としても知られています。ブレーシャなどとも表記されることがありますが、ローマ時代にはブリクシアと呼ばれ、アルプス以北との交易で栄えた歴史があります。ブレシアは、ケルト人が建設し、ローマ人によって繁栄した街であるため数々の歴史的遺産がたくさん残っていますが、当時のローマ人たちが好んでいた温泉も残っています。遺跡を見てまわったり、湖や山岳地帯など、風景を楽しむことができ、自分なりに新しい発見をするのが楽しみな所です。

ピアッツァ・パオロ VI 広場〜ロッジャ広場〜カルミネ地区

円形の形をしている「ドゥオーモ ・ヴェッキオ」と、新大聖堂という意味のある「ドゥオーモ・ヌオーヴォ」と二つの大聖堂があることで有名な場所です。ピアッツァ・パオロ VI 広場からロッジャ広場にかけて、中世の面影残る建物が軒並ぶ広場が美しく、周囲にはカフェやレストランが建ち並びます。ロッジャ広場には、1500年代のロッジャ宮殿があります。
トッレ・デッロロージョ(Torre dell’Orologio)という美しい天文時計の塔も見逃せません。カルミネ地区は、ロッジャ広場から10分程の所にあり、古い路地と教会、歴史的建造物など美しい街並みの中に、オステリアや小さなバーが点在していて、若者にも人気のスポットとなっています。

画像:iStock

 

ブレシア城

ローマ時代に神殿として建てられ長い歴史を持つブレーシャ城は、街の中心部から徒歩圏内にあり、丘の上にあるため、市街の素晴らしい景色を眺めることができる絶景スポットとなっています。

画像:iStock

 

2011年に世界遺産に登録されたサンタ・ジュリア博物館。

ローマ時代から続く歴史と発掘されたその時代のモザイクや遺跡、美術品が集結しています。ローマ時代の遺構の上に建てられた9世紀のサン・サルヴァトーレ教会、ロマネスク様式のサンタ・マリア・イン・ソライオ小礼拝堂、かつての修道院など建物自体に由緒正しき歴史があり、ブレシアとイタリアに次々と訪れた文明の跡をくまなく体験でき、見逃せない美のと芸術が詰まった所です。

 

カンクンから足を延ばして
コスメル(メキシコ)

コスメルは、メキシコ国内で3番目に大きいカリブ海の島です。マヤの言葉で「ツバメの国」を意味するコスメルにはマヤ遺跡が点在しています。かつてこの島にマヤ人がここに居住をしていたと考えられており、マヤ文明の月の女神の聖地とされています。島最大の都市サン・ミゲルは、クルーズ船の人気の寄港地でもあり、スキューバ ダイビングのメッカとしても有名です。島には手付かずの自然が残り、コロニアル建築の家々や教会が点在しています。マヤ文明とカラフルなカリブ海の色彩が混じり合う魅力的な訪問地です。

画像:iStock

 

考古学地区

街から車で40分ほどの距離にあるプンタ・スール・エコロジカル・パーク内にあるのが、エル・カラコル遺跡。「エル・カラコル」とはスペイン語で「カタツムリ」を意味しており、神殿の頂上にあるドームの装飾にカタツムリの殻が使われていることが名前の由来となっており、風が強いと屋根から大きな音が鳴ることから、マヤの人々がハリケーン警報システムとして建造したと考えられています。

クルーズ・ターミナルからは車で約30分で行くことができるコスメル北部のサン・ヘルバシオもまた、マヤ独特の建造物です。ジャングル内には神殿や広場があり、月の女神イシュ・チェルが祀られていて、この女神を頼り、多くのマヤ女性の子宝祈願の巡礼地として利用していたと言われています。今日では遺跡や道を探訪したり、イグアナにも出会ったりすることができるワンダーな場所になっています。

マリンスポーツ天国

島を取り囲むのは、世界で2番目に大きいサンゴ礁「メソアメリカン・バリア・リーフ」の一部を成すパランカル・リーフがあります。最も楽しめるシュノーケリングやスキューバダイビングは、現在でも依然として島の観光の目玉の一つになっています。スキューバダイビングの他にも、島ではさまざまなマリンスポーツアトラクションが用意され、カイトサーフィンやパラセーリングも楽しめます。

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ロサンゼルスから足を延ばして
サンタバーバラ(アメリカ)

サンタバーバラは1925年に地震の被害を受け、復興計画の住民投票でスペイン風のコロニアルなデザインで町を統一することが決まりました。その景観は、白壁と赤茶の瓦屋根が南欧リゾートを思わせる街並みとなり、サンタバーバラを特徴的なものとしています。ロサンゼルスから車で北に1時間。ワイナリーやサーフィンスポットなどもあり、海も山も両方の自然のいいとこ取りができる美しい街です。年間を通して温暖な気候も旅行しやすいポイントで、ロスやサンフランシスコなど、西海岸の都会を離れてのんびり過ごしたい方におすすめの観光地です。アメリカの都市部に比べ、治安も良いとされています。建築物や食文化にスペインの文化が入っているサンタバーバラは、西海岸の一味違った雰囲気を味わいことができます。

 

オールド ミッション・サンタバーバラ

画像:iStock


「伝道所の女王(クイーン・オブ・ザ・ミッション)」という愛称を持つ旧ミッション・サンタバーバラは、太平洋を望む高台にあり、二重の鐘楼と美しい庭園を持つサンタバーバラのランドマークの一つです。設立は1786年。スペイン統治の時代の名残を残していますが、現在の建物は、1812年に起きた大地震の後1820年に再建されました。200年以上経った今でも現役の教会として役割を果たしています。ガイドツアーもあり、教会の建築や18世紀の植物が生い茂る庭園を鑑賞したり、博物館では植民地時代の芸術やアメリカ先住民の遺物、工芸品の鑑賞、歴史的な墓地や霊廟美しさを楽しむことができます。

 

サンタバーバラ カウンティ コートハウス

画像:iStock



全米で最も美しい行政府の建物と称され、白い時計台の上からはサンタバーバラの街並みを一望できるサンタバーバラ カウンティ コートハウス(サンタバーバラ裁判所)。南スペイン風のオレンジ屋根の建物が建ち並ぶ町サンタバーバラの中でも象徴的なランドマークです。展望台からは360度、サンタバーバラのパノラマを楽しめます。内部は無料のガイドツアーで見学できるほか、一部の部屋が常時開放されており、緻密な絵が描かれたタイルが敷きつめられた床、壁画で覆われた壁は裁判所というより、まるで宮殿のような美しさで、一見の価値があります。

スターンズワーフ

画像:iStock

ダウンタウンにあるスターンズワーフは、サンタバーバラを訪れたら、ぜひ行きたいランドマークです。1872年に造られた歴史ある埠頭から木造の桟橋が架り、太平洋を見守る山々の景色も美しく、白い海岸線は、イーストビーチへとつながっています。その日とれた魚をすぐ近くの港で水揚げしているので、シーフードは新鮮!建ち並ぶレストランでフィッシュ&チップスを堪能したり、サンセットの散策を楽しむのもいいでしょう。週末には、出店で絵画を出す地元芸術家やアクセサリーショップ、ここでしか手に入らないお土産が軒を連ね、桟橋の周りは多くの人で賑わいます。

 

★★★

いかがでしたか?
あまり知られていないところ、多くの人が行ったことがないところに行ってみたいという希望を持っている方は少なくないと思います。何度か海外旅行を経験している方の多くが感じることかもしれませんね。エクスペディアがお勧めしている世界の「第二の旅行先」は、今回お伝えした4カ所の他、ワイカト(ニュージーランド)、ジローナ(スペイン)、アブダビ(UAE)、クラビ(タイ)、キャンモア(カナダ)。日本からは福岡がおすすめに入っていました。メインの訪問先が決まったら、その近郊にある「第二の旅行先」を調べてみてくださいね。

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