おやつびっくり箱【世界のお菓子シリーズ】Vol.9 トルコ
2017年08月11日 更新▲Vol.9 のび〜る鶏肉入りの伝統菓子
メルハバ♪(こんにちは)
世界のお菓子シリーズの第9回目は、トルコの伝統的かつポピュラーなお菓子を紹介します。
見た目はまるでティラミスのようですが、材料も食感もまるで違います。
驚くべきは、鶏の胸肉が入っていること。お菓子なのに!?
ampersandyslexia
美味しそうではありませんか!
このお菓子の名前は、
KAZANDIBI カザンディビ
★どんなお菓子でしょ~♪
カザンディビは、鶏のミルクプリンを鍋底で焦がし表面をキャラメリゼして、お鍋をひっくり返した伝統的な郷土のお菓子です。Kazandibiは「カザン又はカイロの鍋の底」という意味があるそうです。
その食感はむっちりとろ〜り、そしてキャラメリゼの部分が香ばしく、そのほろ苦さと濃厚なミルクの味がクセになるお菓子ということです。本来のカザンディビは、鶏の胸肉を細かくほぐしてミルクと一緒に煮るようですが、本場トルコでも鶏肉なしが一般的なのだとか。鶏肉なしのカザンディビは、yalanci kazandibi(偽のカザンディビ)と呼ばれています。
偽物とあえて区別しつつ、工程が面倒なのか?それともお味の好みか、偽物の方が人気があるのも、トルコの大らかさみたいなものを感じました。
そして、むっちりとろ〜り食感の正体は、Salep(サレップ)と言われるラン科の植物の根を粉にしたものが入っているからなんだそう。トルコといえばちょっと前に流行ったトルコアイスを思い出した方もいらっしゃるのではないでしょうか? どこまでも伸び〜るトルコアイスの秘密も実はこのサレップだったのです。トルコのお菓子や飲み物にはサレップが入っているものが多いということで、また別の機会に取り上げてみたいと思います。
そしてそして、今月も巨匠動画を見つけました。今回の巨匠はトルコのおふくろの味で人気Saniye Anne Nostaljiさん。伝統料理からオリジナルまでそのレシピの豊富さ!私も一目でファンになってしまいました。60年代を彷彿とさせるかわいいキッチンにもご注目。
それではどうぞ〜♪
トルコのお母さんSaniye Anne Nostaljiさんのサイトはこちら