道端のフィジョアを拾いに行く! @NZ
2019年04月23日 更新▲南半球ニュージーランドは、すっかり秋めいているようです。半自給自足生活のトラコさんから、ニュージランドの秋の味覚、日本では見慣れない果物を紹介していただきます。わたくしも初めて知りました! 日本の秋に例えるなら柿のようなポジション!? お味も香りも想像つきませんが、自然を享受できるっていいですね。今回はどんな美味しいものができるのでしょうか?
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忙しい。。。春休みで、小中学生のグループ留学のアテンドで毎日現地中学校に詰める日々が続いておりました。それにしても、今年も小中学生の子たちは可愛い。日本から来た学生さんたちも現地中学校のお友達たちもなんて素直で優しい子たちなんだろうと感動してしまう出来事満載の2週間でした。
さて、そんな忙しい日々の合間を縫って、秋の獲物を収穫しております。
フィジョアという果物をご存知でしょうか?
ニュージーランドのオークランド周辺では、庭木としてとても人気のある果物なのですが、夏の終わりから冬の初めにかけての今の時期にたわわに実ります。自給自足的フルーツの代表格です。
自宅のお庭にフィジョアの木がある人が多いから、この時期になるとあちこちからフィジョアのおすそ分けが届いて、生のままKIWIフルーツみたいにくり抜いて食べるほかにも、自家製フィジョア酒をつけたり、手作りフィジョアジャムを作ったり、フィジョアケーキを焼いたりと、あれこれ忙しいのですが、我が家にはフィジョアの木はないので、フィジョア狩りができる御宅って素敵なだーっという憧れがいつもありました。
それがですね。いつも仲良しのMさんファミリーから街路樹が全部フィジョアの木になっていて、この時期、いつ行っても大量のフィジョアが落ちている秘密のフィジョア狩りスポットを知っている!!!!という有力情報をいただき、一緒にフィジョア拾いに出かけました!
現地に到着して見ると、本当にこの通り!まるで日本の銀杏並木のようにものすごい数のフィジョアの実が落ちています!
フィジョアって、木になっている実をもいで食べても全然美味しくなくて、熟してきて木から自然に落ちた実を拾い、さらにそこからしばらく常温で追熟させると甘くなるという、ちょっと手のかかるフルーツなんです。だけどその追熟を待っている間も、あまーくて幸せな香りを部屋いっぱいに広げてくれる幸せなフルーツでもあります。
木によって実のサイズがずいぶん違う。こっちの木は実が大きい。だからかな?木の下にあんまり実が散乱していない。拾っていく人が多いのかね?
キッズ達と、わぁ大きいの見つけた!とか、これ見て!すごいでっかい!とか先日のコックル貝潮干狩りの時とまるで同じ会話を繰り広げながらフィジョア拾いを楽しんでいると、このストリートに住んでいる住人の方が庭に出てきたので、小心者なので、お声がけして聞いてみました。
「こんにちはー!このフィジョア素晴らしいですね!!拾って持って帰ってもいいですか?」
そしたら住人の方が
『どうぞどうぞ、いくらでもどうぞ、拾っても拾っても明日になったらまた一面に落ちているのよ。好きなだけ持ってゆくといいわ』っということで、心置きなくフィジョア拾いを続けることができました。
拾っている間にも、次から次にぼとぼとと落ちてきます。うっかり頭にごつんという可能性もあるかもしれないですよ。
野いちごを摘むシーズンに自作した収穫かごを持参していったのですが、ぜーーーーーんぜん入りきらなかった。(笑)
収穫してきたフィジョアは一度綺麗に洗って、よく水分を拭き取り、かごに並べて室温でただいま追熟中でございます!食べごろになったら、ジャムやフィジョア酒作りも忙しくなるけど、しばらくはこの幸せな香りを楽しみたいと思います。
いつも一緒に半自給自足生活を楽しんでくれるMさんファミリー、ありがとうございます!
収穫したフィジョアの続きはこちら!
続編もどうぞご覧ください。
フィジョア酒にフィジョアジャム!フィジョアケーキとフィジョア三昧の日々!
まずはそのまま食べるでしょ?もう1日に何個も食べております。幸せ!
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ニュージーランド半自給自足生活
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