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【星空保護区・ゴールデンティア】世界で最も美しい満天の星空

2021年07月24日 更新▲

旅先で見上げた夜空が美しかったり、誰かと一緒に見た星空が思い出とともに印象に残っていたり、星空はいつも語りかけるように私たちを包み込んでくれます。星空は好奇心を高め、そしてロマンチックなものでもありますね。そこで今回のTRAVEL-MODEでは、いつかこの目で見てみたい世界で最も美しい星空をご紹介します。ぜひ動画もご覧ください。

 

画像:iStock

 

★★★

 

世界で最も美しい星空とされているのは3カ所

『世界一美しい星空』 として公式に認められている星空があることを皆さんはご存知でしょうか?
「国際ダークスカイ協会」が認定する「星空保護区」という制度があります。「国際ダークスカイ協会」は、暗い夜空の保護・保存を目指して活動している世界最大の組織です。 2001年から行っている『ダークスカイプレイス・プログラム』はその一環で、晴天率が高く、さらに屋外照明についての厳格な基準や積極的なアウトリーチ活動が求められます。まさに星空世界遺産ですね。この厳しい基準をクリアし、認定された夜空の中でも、最高ランクの金賞「ゴールデンティア」に選ばれたのは、3カ所だけなのです。

 

 

1. 世界初のゴールデンティア

ニュージーランド・テカポ湖

テカポ湖はニュージーランドほぼ中央に位置する町です。南島の観光の中心地であるクイーンズタウンから車でおよそ3時間。ガーデンシティとして有名なクライストチャーチからもおよそ3時間です。

11月~12月頃に満開を迎えるルピナス

画像:iStock

 

テカポ湖は、「星空保護区」の中でも晴天率がおよそ70~80%と高く、星空観賞にもっとも適した場所と言われています。街の人々も、光害を最小限に抑えられるよう下向きの街灯やオレンジ色の電球を使用したり、綺麗な星空をこれからも見ることができるように工夫して生活をしているということです。

 

テカポ湖のシンボル『善き羊飼いの教会』

 

昼間の景色も素晴らしく、空と湖が一体となった美しいミルキーブルーの世界が広がる絶景です。季節によってはオーロラも出現。南半球でしか見られない南十字星をはじめ、星雲や天の川もありありと観えます。CGではなく、この夜空が目の前に広がったら…想像をするだけでも圧巻の体験です。

 

ミルキーブルーの昼間、夜無限の星、オーロラとの共演!銀河を感じるテカポ湖の空。

YouTube/Tekapo – Mt Cook (New Zealand) International Dark Sky Reserve

 

2. 360度、見渡す限りの星空

ナミビア/ナミブ砂漠

画像:iStock

 

アフリカ初の星空保護区となったのは、ナミブ砂漠の中央に位置する『ナミブランド自然保護区』です。世界最古でかつ最も美しいとも言われるナミブ砂漠の大砂丘群。もちろん視界を遮るものは何もありません。ナミブ砂漠は南回帰線に近い為、天の川や南十字星も見えやすい場所に位置しているということで、天然のプラネタリウムの中で、美しい星空を堪能することができるということです。

 

画像:iStock

 

ナミビアの国名の由来は”何もない土地”という意味らしいのですが、どんな宝石箱をひっくり返してもこの星空の輝きには敵わないでしょう。昼間は、サファリ体験で野生動物と出会うこともでき、運が良ければ、ナミビアオリックスを観ることもできるのではないでしょうか。砂漠の西側には、砂丘と大西洋が隣り合う不思議な風景『サンドイッチ・ハーバー』もあります。

 

怖くなるくらい美しい!壮観な星空


YouTube/Namibia Skies: milky way Time-lapse 4K-

 


3. 北半球初のゴールドティア

アイルランド・ケリー州『アイベラ半島』

画像:iStock

 

アイルランドのアイベラ半島は、アイルランド南西部最大の半島で、ケリー州に位置します。ここは光源がほとんどなく、なんと4000個以上の星を肉眼で見ることができるということです。2014年に北半球で初めて、最高ランクの夜空を表すゴールドティアが付与されました。

 

 

4. 日本にもある!「星空保護区」

◎日本初の星空保護区
西表石垣国立公園(石垣市・竹富町)

日本の南端、八重山諸島に位置する西表石垣国立公園。こちらでは、ジェット気流から外れているため、大気に揺らぎがなく星の光が地上に届くため、クリアな満天の星空を観測することができます。そのクリア度は、1等星の全てが見え、夜空にある全88星座のうち84の星座が観測できるということです。また、北半球にありながら時期や条件によっては、南十字星も見えるというから、すごいですね。船に乗って海から360°の夜空を見上げることもできるそうですよ。


詳しくはこちら→JAPA WALK 星の島・八重山

 

◎2例目はなんと東京都!
神津島(東京都)

都心から南へ約180kmはなれた「神津島」。夜になると島全体が天然のプラネタリウムになってしまう。都会の暮らしで疲れたら星空に癒されに行くのもいいですね。

詳しくはこちら→神津島まるごとプラネタリウム 東京の島で星空s星空さ星空さんぽ

 

いかがでしたか? 信じられない数の星、ミルキーウェイ、星雲を実際目の当たりにすると、夜空を眺めるという感覚ではなくなりそうです。壮大な宇宙を感じ、辛いことも悩んでいることも吹き飛んでしまうことでしょう。いつか呑み込まれるような天然のプラネタリウム体験してみたいものです。

まだまだ自由に旅行ができる状況ではありませんが、天体観測が楽しい8月です。頭上の夏の大三角(こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ)を見つけたり、降るようなペルセウス座流星群も楽しみです。今年のペルセウス座流星群のピークは8月13日で、月明かりの影響も少なくとても良い条件で見ることができるそうですよ。ベランダから、お家の庭から、ご近所でも、誰かと一緒に星空が楽しめますように!

 

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