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旅のポイントお伝えします。その4【イグアスの滝へ】

2020年08月22日 更新▲

コロナ禍直前、弊社スタッフが体験した南米旅行記をお伝えしています。今回で第4弾になるその行き先は…アルゼンチン とブラジルの二国にまたがる世界最大の滝。イグアスの滝へ。マチュピチュやウユニ塩湖などと並び一生に一度は見たい南米の絶景として、絶対に外せない!地球の大地を肌で感じるスケール感をお伝えします。

 

★★★

 

*「旅のポイントお伝えします。その1」【クスコ・マチュピチュ旅行記】はこちら
*「旅のポイントお伝えします。その2」【ラパス〜ウユニ旅行記前半】はこちら
*「旅のポイントお伝えします。その3」【ウユニ塩湖後半】はこちら

 

 


◆ウユニからイグアスの滝へ

 

ウユニからイグアスの滝へ行く最短ルートは、ボリビア第2の都市サンタクルスへ行き、そこからイグアスのブラジル側フォスドイグアス空港へ行くルートになります。但し、サンタクルスからの飛行機は、アマゾナス航空が週3日・深夜便が1便飛んでいるだけなので移動日は限定されます。(2020年2月時点)
ウユニからサンタクルスへは、ラパス経由の乗継で行きました。(雨季限定の直行便もあったのですが、曜日が合わず主流のラパス経由)

 

 

南米のLCCについては、各航空会社どこも色々なトラブルのクチコミを見かけていたので、1日で2回乗継、一気に3フライトの移動は少しドキドキでした。万が一、途中でトラブルがあって乗継ができなかった場合、同じ航空会社なら何らかの対応してもらえるかも&乗継の預け荷物をピックアップ無しで運んでくれる可能性を期待して(実際に荷物は最終までOKでした。毎回要確認)全ての移動をアマゾナス航空で予約しました。

 

 

◆サンタクルスでトランジット7時間

幸い今回は予定通りサンタクルスに到着し、安堵しました。高所の多いボリビアで、サンタクルスは標高400m程度と空気も豊富。気候も温暖で過ごしやすく、最近では外国人移住者も増えて目覚ましい経済発展を遂げ、南米内で一番成長していると言われている都市だそうです。

トランジットで7時間半程度あったので、市街へ。数年前にオープンした大型ショッピングモールへ立ち寄ると、アメリカのスポーツブランドのお店やスターバックスなども出店していて、これまでのボリビアのイメージと違い近代都市に近い雰囲気でした。スターバックスで久しぶりの美味しいコーヒーで一息。

ペルーやボリビアはコーヒー生産国のイメージがありますが、残念ながら今回の旅で、ここ以外で美味しいコーヒーに巡り合う事はありませんでした。後で聞いた話によると、美味しい高級コーヒー豆は輸出用に回され、残った2級品以下が国内に流通するそうです。それも都市部のスーパーまでで田舎の方はインスタント粉コーヒーだけだそう。また、コーヒーは家で飲み、外で高いお金を払って飲む習慣(カフェ文化)が根付いていないことも影響しているようです。

 

 

◆長旅中のオアシス=サンタクルスの日本食

夕食を食べようとサンタクルスのグルメを検索してみると、なんと上位に日本食レストランが数軒こんなところで日本食?と驚いていると、ボリビアには日系人が多くサンタクルス近くには日本人移住地もあるそう。せっかくなので一番人気の「Restaurant KEN」というお店へ行ってみました。メニューも豊富で、まるで日本の定食屋さんに来たかのうよう。味も地球の裏側とは思えないクオリティで(イメージは学食で食べる定食)2週間ぶりの日本食を懐かしく味わいました。値段も手ごろで、ボリビアの人達にも人気のお店でした。

 

 

 

 

空港へ戻って、夜10時45分発の飛行機へ搭乗。予定通り深夜1時50分にフォスドイグアス空港へ到着しました。この日は空港のそばの送迎サービスがあるホテルを予約していたので、迎えの車でホテルへ行き朝方眠りにつきました。

 

アマゾネス航空でブラジル・フォスド・イグアスへ

 

 

◆いよいよイグアスの滝へ

翌日、アルゼンチン側のプエルト・イグアスにあるジャングルロッジホテルへタクシーで向かいました。国境のイミグレーションで一度下車して、窓口で簡単に出入国手続きをします。(路線バスでも国境を行き来することができます。)ジャングルロッジはプエルト・イグアスの街から車で5分程度ですが、その名の通りジャングルに隣接するホテルで、部屋のテラスの向こうはジャングルでその向こうはイグアス川というロケーションでした。

ホテルのテラスにて

 

イグアスの滝ツアーは現地で手配しようと思い、何も予約していなかったのでホテルで相談しました。(プエルトイグアスの市街にもツアー会社がいくつかあります)

明日1日で、国立公園散策・滝のボートツアー・遊覧飛行をしたいと言ったところ、1日ではハードで難しい!と言われましたが…「明日しか無いので散策は短めでも良い。」とお願いしたら、全て手配してもらえました。

この日は、昨日の移動の疲れをとる為、残りの時間はホテルでゆっくり過ごし、食事はホテルのレストランで、イグアスの名物料理スルビ(ナマズ)のグリルとアルゼンチン名物のステーキを食べました。ナマズは川魚のイメージでしたが、臭みもなく白身でさっぱりした味。少し大味ですが食べやすかったです。もちろん牛ステーキの方がおいしかったです(笑)

 


ナマズのグリルとTボーンステーキ

 

翌朝、手配してくれたタクシーでアルゼンチン側の国立公園へ向かいました。イグアスの滝の国立公園は、アルゼンチン側・ブラジル側どちらにもあり、それぞれ違った滝の姿とジャングルを見る事が出来ます。今回は時間があまりないので、色々な角度から沢山の滝を楽しめるアルゼンチン側へ行きました。ドライバーさんは、ヘリコプター時間に合わせて迎えに来てくれるとの事。

 

◆アルゼンチン側から

入園してツアー担当者と合流しました。園内はとても広く、ジャングルを歩くトレッキングのルートも沢山あります。滝を見るコースは、下流側・上流側手前・上流側奥の大きく分けて3つですが、とにかく広いので全て周ろうと思うと、確かにここだけでも1日がかりです。まずは上流側の奥の滝を見るコースへ。このコースは、イグアスの滝の最大の見どころともいえる「悪魔の喉笛(Garganta del Diablo)」と名付けられた瀑布をトロッコ列車で見に行きます。

 


国立公園内のトロッコ列車

 

 

終点で下車して少し歩くと、ゴーっという音が徐々に大きくなっていき、さらに進むと目の前に最大水量を誇る悪魔の喉笛が姿を現します。イグアスの滝最大落差の悪魔の喉笛を覗き込むように見下ろすスポットで、凄まじい量の水が流れ落ちるその迫力に圧倒されます。手が届きそうな距離から飛んでくる水しぶきも桁違いです。

 

先住民の言葉で「大いなる水」を意味するイグアスの滝
悪魔の喉笛が姿を表します。

 

トレッキングルートに戻って少し散策したら、次はいよいよボートツアーです。受け取った防水袋に持ち物を詰め込み、救命胴衣を着けてボートに乗り込むと、ボートは滝を目指して進んでいきます。幾つかの滝を横目に進み、あるひとつの滝の前で停止。そしてついに、凄まじい水しぶきの中にボートで突っ込んでいきました。流石にそこまで大きな滝ではありませんが、強めのシャワーを思いっきり浴びたような水圧で、目が開けられないくらいの水しぶきの大迫力!当然ビショ濡れです。

 

滝壺に突入!ボートでアクテビティ。これを水しぶきというのか!?
仰天のボートツアーは、ぜひ動画でもご覧ください!!

 

 

   
 

 

 

 

 

ボートツアーを終えて、売店で少し休憩してから国立公園を出てドライバーさんと合流しました。ホテルでは公園の滞在時間が短いと言われましたが、十分満喫できた感じです。

 

◆ブラジル側から

 


そのままタクシーで国境を越えてブラジル側へ。ヘリコプターはブラジル側の国立公園近くから乗車しました。滝の真上に到着するまで、広大なジャングルの上空を飛んで行きます。どこまでも広がる緑の森とその真ん中に走る大きなイグアスの川。果てしなく続くジャングルの広さに目を奪われていると、森の中に大きな穴があいたように、イグアスの滝が姿を現しました。

 

ヘリコプター遊覧飛行でダイナミックな地球を感じる。


 

イグアスには大小275程度の滝があり、滝幅はなんと4キロほど。先ほどまで地上で見ていた滝は一部にしか過ぎず、こんなに広範囲にわたり滝が広がっている事に改めて驚きそのスケールに圧倒されました。イグアスの滝は、地上&ボートからと上空からのどちらの姿も違った魅力があり、これはどちらも外せません。

遊覧飛行を終えて、再びタクシーで国境を越えてホテルへ戻りました。こんなに何度も国境を行き来するのは初めてです。

 

 

◎まとめ

*アルゼンチンからのアプローチ

 

・滝へのゲートウェイとなる町はプエルト・イグアス。国立公園内のビジターセンターからトロッコ列車に乗り、終点の遊歩道入り口で下車したら、さらにそこから歩いて滝を見るというのが一般的なルート。

 

・アルゼンチン側の景観は、大小無数の滝がかかっているのが大きな特徴であり、それを縫うようにして掛けられている遊歩道を歩きながらその景観を楽しむことができる(遊歩道は、滝を上から眺めるルートと下から眺めるルートの2つがある)。

 

・アルゼンチン側の遊歩道からは、「悪魔の喉笛」を上から見下ろすような格好で眺めることができる。

 

・川の中州にあるサンマルティン島へ向かう船着場から、滝つぼに飛び込むボートツアーが出ている。

 

 

*ブラジル側からのアプローチ

 

・滝へのゲートウェイとなる町はパラナ州フォス・ド・イグアス。 滝へのアクセスポイントとなる町のなかで最も規模が大きい。

 

・ブラジル側の国立公園入口の手前にはヘリクルーズを運行している会社があり、予約なしでも参加することができる。

 

・アルゼンチン側とは景観が多少異なり、こちらはそれほど多くの滝はないが、ひとつひとつの滝が大きいのが特徴であり、アルゼンチン側にある「悪魔の喉笛」と変わらないくらい迫力のあるシーンを何度か楽しむことができる。また、展望台から「悪魔の喉笛」を対岸から見ることが出来る。

 

(Wikipediaより出典)

 

 


◎イグアスの滝国立公園とそのツアーについて

*パスポートの携帯を

入園チケット購入時にパスポート提示が必要でした。もちろん国境を行き来する場合も必須です。また、2日目も国立公園へ行く場合は、前日のチケット提示で安くなるそうです。

*ボートツアーについて

ボートツアーのチケットは、個人でも公園内のチケット売り場で購入可能ですが、乗車時間があるのでツアー手配の方が効率は良いです。

*びしょ濡れ必至!事前準備を

ボートツアーに参加する際は、サンダルや沢歩きシューズなど濡れてもOKな履物&乾きやすい服や水着で行くことをお勧めします。園内のトレッキングは結構歩く&濡れている場所もあるので、初めから履くなら滑りにくい物がお勧めです。今回は、下は水着に上は速乾性Tシャツ、沢歩き用シューズで行きました。更衣室は無いので、着替えるとしたら園内のトイレなどになると思います。また乗船時に防水袋を渡されますが、パスポートなどは事前にジプロックなどに入れておいた方が安心です。今回は、ポーチも防水仕様のモノで行きました。

*ヘリコプターツアーについて

ヘリコプターに乗車する際に可能なら、前の席へ座るのがお勧め。前方の広い窓からは何も遮るものがなく、外の景色を堪能できます。

 

次回は、いよいよ完結編。ブラジル側フォスドイグアス空港から旅の最終目的地のリオデジャネイロへと向かいます。

 

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