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世界のパブリックアート【米国・英国編】

2023年07月25日 更新▲

街中の公共空間にある芸術作品のことを「パブリックアート」と言います。その都市の歴史や願いを形にしたり、その作品があることで、その街の文化的価値を上げ、活性化に役立てられています。どうなっているか不思議なものや、屋外を活かしたスケールの大きさに圧倒されるものなど、見応えがありますね。日本にも沢山ありますが、今回はアメリカとイギリスのパブリックアートをピックアップしてみました。旅の行き先を探すインスピレーションにお役立てください。

 

★★★

 


パイオニアプラザ(米国・ダラス)

 

画像出典:visit irvingtexas.com

 

1995 年、テキサスツリー財団によって寄贈されたパイオニアプラザ。大きな公園の中、一際存在感を放つ牛の群れ。大迫力で本物と見紛うばかりの牛追いは、「ダラス キャトル ドライブ スカルプチュア」と呼ばれるブロンズ像です。その数49体の牛と3人のカウボーイで構成された作品は、入植当時の光景そのもの。ダラスに入植者をもたらした道とテキサスの牛追いの歴史的重要性を記念し、地元のアーティスト、ロバート サマーズによって作成されました。プラザには自然の小川、自生の木々や植物があり、ダウンタウンの公園としては美しい環境です。

 

 

I See What You Mean(米国・デンバー)

 

画像:iStock

 

 

別名「ブルー・ベア」で親しまれている巨大なクマの彫刻は、コンベンションセンターの外にあります。40フィートもの高さの青いクマがガラス張りの建物の中をのぞき込む姿はなんとも愛らしく、癒されます。作品タイトル「言いたいことはわかります。」も、とってもユニークで、創られてからすぐに人気者になったのもうなづけます。デンバーの街の中には、他にもアート作品があちこちに設置されているので、探しながら楽しい散策ができそうです。

 

 

クラウン ファウンテン(米国・シカゴ)

 

画像:Wikimedia

 

ミレニアム・パークのシンボルともなっているジャウメ・プレンサの『クラウン・ファウンテン』は、噴水アトラクションを兼ね備えたアート作品です。15mの2つのタワーの間には浅いプールが設けられ、シカゴ市民の憩の場となっています。タワーにはLEDでシカゴ市民の顔が映し出され、遊び心ある表情にあわせで唇から水が飛び出す仕掛けになっています。楽しいですね。シカゴ市民や子供たちは、自分の顔が映し出されるのを楽しみにしているそうですよ。

 

 

 

アナザー プレイス(英国・リバプール)

 

画像:iStock

 

イギリスを代表する現代彫刻家・アントニー・ゴームリーの作品。
上の画像ではわかりにくいですが、リバプールのクロスビービーチの岸沿い約2.5km、沖合1kmのエリアに、100体の人物像が点々と並べられています。海の向こう米国への旅立ちに憧れ、新世界を夢見る人たちが海を使って表現されています。人物はゴームリー自身を象ったと言われ、潮の満ち引きによって、姿の現れ方が変化するシュールな作品です。

 

エンジェル・オブ・ザ・ノース「北の天使」
(英国・タインアンドウィア州ゲーツヘッド)

 


画像:Wikimedia

 

こちらもアントニー・ゴームリーの代表作。「北の天使」と呼ばれる鋼鉄製の天使は、全高20m、両翼の長さ54mもあり、旅客機のボーイング757よりも大きいのです。その想像を超える大きさと風景に占める存在感は、多くの人に美的な衝撃を与えています。「像が建つ丘の下にあった炭鉱と、そこで働いた炭鉱労働者に注目を与える」というコンセプトでコンセプトで創られたとのことです。
どこかサイボーグのような天使の姿が印象的です。

 

 

Well Hung Lover(英国・ブリストル)

 

Bristol, United Kingdom – 3th May 2014: Buildings at Park Street displaying the famous Bansky’s graffiti “Naked Man”.

 

イギリスでパブリックアートと言えばバンクシー。「Well Hung Lover」は、2006年の作品で、イギリスで初めて合法とされたストリートアートです。窓から片手でぶら下がっている裸の男性が描かれています。窓の中には周囲を見渡す男性とその妻と思われる女性が描かれています。青や白のまだらな部分は2009年にペイントガンで汚されたものであり、市議会の手である程度修復されましたが、散布した塗料が残ったままになっています。

ブリストルは、バンクシーの出身地とも言われていて、他にも、「Girls with a Pierced Eardrum」オランダの巨匠フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をモチーフにした作品もあります。イギリス南西部に位置している湾岸都市で、ロンドン-ブリストル間は電車で約1時間45分くらいなので、ロンドンからの日帰りで出かけるのもいいかもしれません。

 

 

いかがでしたか?
アメリカもイギリスのみならず、世界中に有名なパブリックアートがありますね。散策中に見つけるものから、一度は見てみたいと思わせてくれる大作。また、突如出現し、期間限定で消えてしまうものもあります。見逃したくない作品がありましたら、それをきっかけにその土地を訪れてみるのもいいでしょう。ぜひ楽しんでください!

 

 

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