海外旅行保険

Category: 編集部だより


2019.4月号の編集部だより

2019年03月23日 更新▲

みなさま、こんにちは。

去年の12月号では、頂いたインドのおみやげを紹介しましたが(記事はこちら)、今月はニュージーランドのおみやげを頂きました。

シンプルでナチュラルなパッケージ  試しにコップにフタしてみました

 

これ、何かと言うとビーワックス(蜜蝋)で出来たラップで、コップやお皿の上にかけて保存に使ったり、残ったパンやチーズetc、色々包んでおくこともできるんです。蜜蝋で出来ているので、手の温度で、少し柔らかくなったり、冷蔵庫へ入れると硬くなり、キチッとフタすることができる優れもの。しかも天然由来のものだから、食品を包んでも安心です。
とってもいいおみやげを頂きました。人にも環境にも優しくて、使えるオシャレアイテムを頂いたので、すごく嬉しかったのですが・・・

このおみやげを頂いた数日後、悍ましいあの銃撃事件が起きてしまいました。一個人の偏ったイデオロギー、SNSでの拡散など、筆舌に尽くしがたい卑劣な犯行によって、多くの方が犠牲になってしまいました。亡くなられた方々のご冥福を祈ると共に、大きなショックを受けたニュージーランドの方々の心の傷が癒され、一日も早く平和な日常が戻りますよう願いたいと思います。

ニュージーランドは、世界の治安のいい国ランキングでも、アイスランドに次ぐ二位の国で、日本からも多くの観光客が訪れています。特に、治安の良さから留学先として選ばれることも多く、渡航を予定していた方、ご家族にとっては不安になることもおありかと思います。

TRAVEL-MODE「世界の街から」のブロガーさん、「ニュージーランド半自給自足生活」のとらこさんが、ご自身のブログでこの事件に触れ、現地からの思いを発信されていましたので。こちらにリンクを貼っておきます。みなさま、ぜひご一読ください。

 

今、ニュージーランドから世界にお伝えしたい平和への祈り
ニュージーランド半自給自足生活 2019年03月16日(土)

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2019.3月号の編集部だより

2019年02月23日 更新▲

みなさま、こんにちは。

パスポートが来年3月から新しくなるということで、私もワクワクしています。
で、残存期間を確認したところ…あと7年もありました〜遠ーいぃ〜。

ICチップが埋め込まれた時もタイミングが合わなかったんですよね。
いつだったか忘れましたけど、旅の連れのパスポートが硬くて、ちょっと厚みもあるんで、あれ?と思ったんですよね。そして、「知らないの?ICチップが入ったんだよ。」と言われたのです。

知らなかったし、比べると私のはふにゃふにゃしているし、硬い方がなんだか威厳を感じるような気がしたのです。
なんか羨ましかったんですよね、あの時。

そんな事を思い出したので、調べましたところ、ICチップが導入されたのは2006年3月でした。
そして、私のパスポートの更新履歴も見てみたところ、2005年11月に更新しております。
そのひとつ前のパスポートが2006年2月までの期限でした。
そこで切り替えていたら、2006年3月から!誰よりも早く!ICチップ入りパスポートを手にしていたんだと、今更わかったわけです、はい。
なので、ほぼほぼ10年、ICチップ入りパスポートはお預けだったんですよね。

ただ、パスポートの残存期間が何日あるかというのは、海外へ行く時に気をつけなければならないことのひとつで、これとっても重要です。
この時、私はタイへ行っているのですが、タイのパスポート残存期間は6ヶ月以上必要です。

現在、ビザ不要の入国が認められている国が多くなって、パスポートさえ持っていれば、いつでも海外行ける〜♪と思いがちですが、これが落とし穴なんですよね。

実際、私の友人に、旅行出発当日、空港のチェックインカウンターで残存日数不足が発覚し、その飛行機には乗れない、当然その国には行けないという経験をした者がおります。この時は、申込時の旅行会社の落ち度ということで、急きょ行先を変更してもらったらしいですが、同行者にも迷惑をかけたと言っていました。

パスポートの更新は5年、10年だから、いつ発給されたか忘れがち。入国条件に6ヶ月以上必要の国は、タイ以外にも結構ありますので、残り1年を切ったら更新する事をお勧めします。
2020年3月には、葛飾北斎の「富嶽三十六景」になりますから、一度、ご自身のパスポートを確認してみてくださいね。

 

ちなみに、これまでのパスポートの写真。
一番左端のパスポート、、、おっきい。昔はこんなサイズだったのですよ〜。

 

 

それでは、みなさままた来月〜。

(編集部 anan)

 

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2019.2月号の編集部だより

2019年01月22日 更新▲

何を隠そうわたくしも子どもの頃に、兼高かおるさんが見せて下さる“世界”に魅せられたひとりでございまして、早く大人になって海外旅行がしたい!と切に願ったものでございます。そうしてハタチの記念にパンナム機で渡米したのが、初めての海外旅行でした・・・まだまだ1ドルが280円くらいの遠い昔のことですが。

画像出典:Wikipedia

みなさま、こんにちは。

多くの人が夢に見て、そして憧れの存在だった旅行ジャーナリストの兼高かおるさんが90歳で旅立たれたことは、すでにご存知かと思います。新年早々、とても残念なニュースでした。

御代(みよ)がわりを前に、兼高かおるさんの訃報は、またひとつ、さらに昭和が遠くなるなと寂しくなるとともに、日曜日の朝、家族揃ってテレビの前に座った我が家のリビングの光景が、ありありと蘇りました。ある一定年齢以上の方は、大抵の方がご記憶にあり、「私も憧れた」という方も多いのではないでしょうか。

兼高かおる 世界の旅」は、旅立つ飛行機と優雅な音楽で始まります。その時点で、すでに異次元、海外旅行は夢のまた夢。でもあの頃の日本人は皆、希望や元気をもらっていたと思うのです。
「いつか海外旅行ができるように頑張ろう!」と。経済的にも精神的にも、いろんな意味で成長過程にある日本の一種の原動力になったと言っても過言ではないはず。何でも実現しやすい便利な現代に比べると、夢を大きく持てた時代でした。

番組が始まったのは、昭和34年ということですが、この当時の年間日本人出国者数は、約9万人。今ではその数1800万人。海外旅行をする人はなんと200倍にもなりました。まさに「兼高かおる 世界の旅」は草分け的で、私は、兼高さんほど先駆者としてふさわしい方はおられなかったと思います。

兼高さんが案内する世界は、民族的で、文化的で、兼高さんの知的好奇心の趣くままに、現地の懐に飛び込むかのようなジャーナリズムが感じられました。世界の方から見ても、兼高さんは、当時とっても珍しいというか、初めて見る“日本人”だったのではないでしょうか。「日本の代表として、日本の女性を代表して、そういう気持ちで旅をしています」と仰っていたそうですが、ご著書の中にも、取材中、日本の礼儀作法が喜ばれたことが書かれています。きっと、「皆さんに見られている、私も、私を通して日本も」という思いで旅をされていただろうと思います。それは今も変わらず、誰にでも言えることで、誰もが日本を代表するということを忘れてはいけないと思います。

思えば、海外旅行という側面だけでなく、日本人として女性として、かなりの影響を受けたのだなぁ・・・良い影響をたくさん。兼高さんのような美しい日本語は、残念ながら身についてはいませんが。

  •  
旅の極意だけでなく、人生の指南書とも言える一冊

  • 出版社:小学館 (2013/3/6)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4094088067
  • ISBN-13: 978-4094088069

 

昨今の旅行案内は、何かとグルメ、ショッピング、ラグジュアリーなホテル、場所が外国というだけで、国内と何ら変わらない行動情報ばかりが目につきます。最近では、インスタ映えする写真さえ撮れればいいのかなど、内心明かせば、ちょっと疑問も感じています。

魂が震えるような体験や出会いがあって、異文化に触れて世界を知るって素晴らしい。そして、海外に出たからこそ、日本の良さにも気づけることも素晴らしい。ついで言うと、世界で “日本人らしさ” をアピールして帰ってくるような旅ができるともっといいと思います。兼高さんが歩んで来られた道に思いを馳せながら、次はどこへ出かけようかなと思うのであります。やっぱり兼高かおるさんは、唯一の存在ですね。容姿も言葉遣いも生き方も素晴らしい女性でした。

心からご冥福をお祈りいたします。

 

(編集部 anan)

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2019.1月号の編集部だより

2018年12月21日 更新▲

みなさま、こんにちは。

先月号の『街角動画』でご紹介したフィンランド・ロバニエミのサンタクロース村。ご覧いただけましたか? クリスマスにサンタクロースからお手紙が届くというインフォメーションを書き添えたのですが、何を隠そう私のワクワクが止まらず、実際お願いしてみました!友人の子供たちに、2通オーダーしました。

そして昨日(12/19)「サンタさんからお手紙きたよ〜♡」と、大喜びで連絡をもらいました。
フィンランドから遥々、無事に届いたことに安堵しつつ・・・「どんな消印か、私も見たい!」とせがみまして、
写真を送ってもらいました。(すみません、大人気なくて)

そしてこれ↓


サンタさんが忙しそうにプレゼントやらお手紙やら配っておられます!
子供たちにも「かわいい!」と好評。

気になっていた消印は↓

見えますか?
なんと!トナカイの消印!!
想像以上にステキでした♪
ね、針葉樹の雪原に、オーロラ舞う空からトナカイたちが降りてくるような。
切手のデザインと消印、計算されてますよね〜。さすがフィンランド。
粋だなあ。

切手には「SUOMI FINLAND」と書いてあります。
フィンランド語で「フィンランド」は「SUOMI」と言いますよ〜。
教えてあげたら、お母さんも「?」

「日本」でいうなら「NIPPON JAPAN」とみたいな、ね。という説明でようやく
「なるほど〜!」とわかってくれました。

もう一通のお宅は、お父さんが受け取ったので、24日のクリスマスまで取っておくと言っていました。きっと枕元に置くんでしょうね。

子供たちは私とサンタさんが知り合いだと思い込んでくれているようです。(親が説明)
いいじゃないですか!そういうことにしておきましょう。
私までワクワクさせてもらって。
心にぽっと灯りがともるような小さなシアワセを感じることができました。

さて。
TRAVEL-MODEは2019年1月号でございますが・・・
2018年締めくくりの編集となりました。今年も1年ご愛読いただき、誠にありがとうございました。少しでも、みなさまの安心・安全・楽しい海外旅行にお役に立てていましたら、幸いでございます。

今月から『世界の街から』には、新しいお仲間も増え、TRAVEL-MODEが賑やかになることも楽しみです。。特集した『2019年海外旅行計画に便利&楽しいサイト』は、きっと皆さまのお役に立てると思います。かく言う私も、これを利用して海外へ出かけたいと目論んでおります。旅好きの皆さまへ充実した情報をお届けしたいと思っておりますので、2019年もTRAVEL-MODEをどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまにおかれましては、2019年も健やかで安全に楽しい海外旅行ができますよう、お祈りいたします。

それでは、また来月〜。

(編集部 anan)

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2018.12月号の編集部だより

2018年11月21日 更新▲

みなさま、こんにちは。

秋も深まり…と言いますか、随分と寒くなり、季節は冬に入ったようです。今年も残す所1ヶ月余となりました。早い!本当に1年経つのが早いです。あっという間にクリスマスがやって来ますね。
クリスマス〜年末年始に海外へお出かけの方、旅行準備や現地での行動計画などワクワクしながら、出発の日を心待ちにされていることでしょう。楽しんで来てくださいね。

さて、ここからは個人的なお話になりますが、先日インドのお土産に「Ghee(ギー)」をいただきましたよ。すごく嬉しくて感激しました。みなさま、「Ghee(ギー)」をご存知ですか?

 

いただいたGhee(ギー)

「Ghee(ギー)」とは、食用のバターオイルの一種で、5000年の歴史があるインドの伝統医学“アーユルヴェーダ”でも重んじられているものです。発酵バターを煮詰め、水分と不純物を完全に取り除いた純粋な油です。びっくりなのは、バターは腐るけどギーは腐らないということで、永久保存が可能なのだとか。100年以上経ったギーもあるそうで、香りもお味もその効果も素晴らしく、高価なものなのだそうです。昨今、体に良いオイルが流行っておりますが、その中でも何と言ってもギーの効能・効果はすごい。

アーユルヴェーダの古典医学書「チャラカ・サンヒター」において、「ギーは記憶力、知力、消化力、勢力、オージャス(活力)を高める効果がある」「解毒、解熱、疲労回復、滋養強壮などの作用もあり、ギーはその用い方により無数の効果をあげることが出来る」という記述があるそうです。
出典:女性の美学

 

つまりは、デトックスにもダイエットにもアンチエイジングにもいいということなんですね! まさに最高の油。使い方は、バターと同じように使っていいということなんです。がしかし今、どうやって味わおうか思案中です。とても楽しみです。

以前、TRAVEL-MODEで、“いやげもの”の特集をしましたが、いやいやこれは嬉しかったです。
(“いやげもの”が気になる方は、こちら)
作るのも食べるのも文化を探求するのも好き、インドマイブームも来ている私には、最高の油“ギー”は、最高のおみやげでございました。

この年末年始を海外で過ごす方、ぜひぜひ贈る相手を思って、喜ばれるおみやげを見つけてくださいね。
それでは、また来月〜

(編集部 anan)

 

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2018.11月号の編集部だより

2018年10月16日 更新▲

みなさま、こんにちは。

あの酷暑の頃には、本当に秋はくるのだろうか? いつ気温は下がるのだろうか?と秋の訪れが待ち遠しくてたまりませんでしたが、この頃は朝晩、ちょっとひんやりしますね。酷暑の記憶も薄れる頃、風邪などお召しではありませんか?

さて、今月号の特集「世界のブルーシティ」はいかがでしたか?
「モロッコ・シャウエン」「インド・ジョードブル」「スペイン・フスカル」、どこも魅力的で行ってみたいけれど、ちょっと遠い? 旅程も日数も多めにかかりますね。
この年末年始は、6連休というところが多いようで、有給休暇をくっつけないと、ブルーシティに行くにはちょっと難しいかもしれませんね。

来年のGWは、新天皇即位に伴い、なんと10連休になるとか!!これには旅行業界が期待を寄せているようですね。大手JTBは300日先の出発分まで予約可能という事です。

2019年GWは10連休?!旅行を予定されている方はお見逃しなく…
PR TIMES

 

この10連休を利用して、今まで行きたかった所へ行ける!という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そして、もう一つ嬉しいニュースが。
日本のパスポートが世界最強になったと言うニュース。ビザなしで渡航できる国は190ヶ国になり、パスポートランキング世界第一位!これまで189ヶ国で、同列一位だったシンガポールを抜いて、単独一位になったという事です。その新たに加わった国とはミャンマー。(2018年10月から1年間はビザ(査証)なしで入国可能)日本の信用度の高さは本当に誇らしいです。

ミャンマーのランドマークはまだあまり知られていませんが、カンボジアのアンコール遺跡、インドネシアのボロブドゥール遺跡と並んで、世界三大仏教遺跡と言われるバガン遺跡があります。ミャンマーには金ピカに輝く建物がすごく沢山あるようですので、金運も上がりそうです(笑)。
TRAVEL-MODEでもぜひ、ミャンマーの特集を組んでみたいと思います。お楽しみに。

ゴールデンロック、またはチャイティーヨーと呼ばれるミャンマーのパワースポット。
仏陀の頭髪が納められた仏教徒の巡礼地。

画像:iStock Kyaikto, Myanmar – November 4, 2016: Kyaiktiyo, Golden rock pagoda in the evening.

旅は、計画から始まっています。誇らしいパスポートを手に、大型連休もうまく利用して、ワクワクしながらダイナミックな海外旅行計画をお立てください。

それでは、また来月〜

(編集部 anan)

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2018.10月号の編集部だより

2018年09月11日 更新▲

みなさま、こんにちは。

今月の特集、エクスペディアエクスペディア・ジャパンのアンケート結果、いかがでしたか?
各国お国柄がよく出ているなぁと、面白く見たのですが、日本人の部分を見ると、「あるある!」と思われた方も多いのではないでしょうか?

 

画像:iStock

 

びっくりしたのは、日本人は、「貴重品を隠す人が9%」ということです。やっぱり、あれですかね? 「まさかホテルで盗難に遭うわけがない」、「私が被害に遭うわけがない」という、日本における安心安全信頼モードを海外にも持って行ってしまうのでしょうか?無意識に? 

日本は、海外の観光客から「落とした財布が帰ってくる国」として賛美され、びっくりされています。実に72%の確率で戻ってくるという数字が出ています。拾ったら交番に届けるというのが、当たり前の感覚の意識でいる人がいかに多いかということですね。小さい頃から、「神様は見ている」とか、「悪いことをしたら、バチが当たる」という道徳的な観念が根強くあると思います。日本は、性善説の秩序で成り立っているとも言われています。

この観念は、日本人の誇れるところでもあるのですが、海外旅行ではこれが裏目に出て、トラブルに遭う要因にもなってしまいます。日本人の傾向として、親切にされるとつい信用してしまうということがあるようです。
大手だったら信頼できるのか、アンケート結果では「大手チェーンのホテルを選ぶ」という人は、69%と23カ国の中で1番でした。言語に自信がないことも理由の一つかもしれませんね。

ホテル選びは、それぞれの価値観があると思います。しかし、旅行とはいえ、ホテルは「食事」や「眠る」という生きる活動の元となる場所。気持ちよく利用し、このホテルにしてよかったと思いたいものです。海外旅行全般に言えることですが、その旅を良い思い出として残せるよう、日本の安全神話を持って行かず、できる限り自身でトラブルを予防したいと思います。次の海外旅行では、セキュリティーボックス使いましょうね。

それでは、また来月〜

(編集部・anan)

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2018.9月号の編集部だより

2018年08月20日 更新▲

みなさまこんにちは。

海外旅行へ出かけた方々の帰国ラッシュも終わり、夏休みも残すところ、数日となりました。海外旅行いかがでしたか?たくさんの思い出とおみやげを携えて帰国されたかと思います。

いや〜しかし今年の夏は、本当に暑いですね。30℃で涼しいと感じてしまう有様です。
このまま、日本の酷暑は定番化してしまうのでしょうか? 世界からも心配されるほどの気温の高さですが、心配されるのが2年後の東京オリンピックですね。酷暑対策として、サマータイム導入の検討が行われるようですが、インフラの整備が追いつくのか? 日本人に馴染むのか?など、問題山積です。仮に導入が決まっても、最初は日常生活や体調に影響が出るでしょうね。メリット、デメリット十分に検討する、活発な議論に期待したいと思います。

 

画像:iStock

 

EU諸国始め、欧米中心にサマータイムは実施されていますが、サマータイム切り替え時期の旅行で、「私の1時間が消えた!」と頭の中が混乱したことがあります。
日本出国時、現地は冬時間でした。数日を冬時間で過ごし、EU内時差1時間の2カ国目へ移動。そして戻って来る日にサマータイム開始。出発地の出発時間、飛行時間、元々は1時間の時差、サマータイム開始の到着地の時間、何度も確認して、このまま帰国すると私の1時間は、どこへ消えてしまったの〜???と混乱したわけです。よくよく考えたら、日本時間で出発し、日本の時間に戻って来るのですから、私が過ごした時間はプラスもマイナスもないですよね(笑)

日本でサマータイム導入となると、開始日と終了日は、国内で時差ぼけが起こり、混乱するでしょうね。サマータイムは別名「デイライト・セービング・タイム」とも呼ばれ、太陽が出ている時間を有効活用する目的で作られました。夜の余暇を長く持つことができるということですが、それって睡眠時間が短くなるってことですよね? なんだかごまかされているような・・・あれあれ?なんかごまかされてないかな?考えるほど、頭の中が混乱します。EUでは、健康面での悪影響を理由に廃止の議論が始まったということですよ。

そもそも夏季オリンピックとはいえ、気温最高の時期に開催って、そこがおかしいんじゃないかな?なんて思います。昭和39年の東京オリンピックの開会式は10月10日だったのですよね。
なにはともあれ、無事に開催でき、そしてこの暑さから何とか早く解放されることを祈るのみです。
みなさまも、お身体大切に。厳しい残暑を乗り切りましょう!
それではまた来月〜。

(編集部・anan)

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2018.8月号の編集部だより

2018年07月24日 更新▲

みなさまこんにちは。
夏休みの海外旅行特集第二弾として、今回は“いやげもの”をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

“いやげもの”と聞いて、ひとつ思い出しましたのが、こちら↓

画像:TRAVEL-MODE A

木の影から覗くような仕草を見せて、ちょっと不気味ですよね。
こちらは、ノルウェーのトロールです。フィヨルド巡りをした際、土産物店には、ありとあらゆる種類のトロールグッズがずら〜っと並んでいました。

トロールは、北欧諸国に伝わる森の番人のような妖精です。有名なところではフィンランドの『ムーミン・トロール』ですね。日本のアニメでは『トトロ』。アナ雪にもコロコロと石が転がるようなキャラクターで登場しました。

ノルウェーでは、不気味に怖く描かれることが多いようですが、トロールは、無下に扱うと災いをもたらし、敬意を払えば、富と幸運がもたらされると言われています。これは、森、広い意味で大自然への畏敬の念の表れだと思うのですが、ノルウェーの人たちにはこの不気味なトロールが大人気です。お世辞にも「かわいい」とは言えません。ラッキーアイテムとして “おみやげ” にしたいのはやまやまですが、やっぱりこれは・・・もらった側からしたら、“いやげもの” になるでしょうね。

ノルウェーの大自然の中にいると、私の存在も、私の悩みも憂も針で突いた点ほどもなくちっぽけだと感じたことを今でも思い出します。そんな自分を思い出すために、自分用思い出“おみやげ”としては、買っておけばよかったのかな? 今更ですけど。

自然は時に、人間の想像をはるかに超えて猛威をふるいます。多くの犠牲者と被害を出した西日本豪雨も、そして今年の夏は、命に関わる酷暑となりました。犠牲になられた方々を悼み、改めて自然を畏れ、慎みを持ちたいと思います。

みなさまの夏休みが元気一杯、楽しいものになりますように!
それではまた来月〜。

(編集部・anan)

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2018.7月号の編集部だより【旅の心得本として】

2018年06月24日 更新▲

みなさま、こんにちは。
まもなく7月。梅雨が明けると夏到来!夏休みの海外旅行シーズンになりますね。もう旅行計画はバッチリでしょうか? 今月号は、夏休み前にご一読いただきたい記事を3本お送りしました。我がTRAVEL-MODE編集長の最新「中国・北京情報」、「食中毒や感染症の予備知識」、国内のレジャーでは「水難予防」をお届けいたしました。みなさまのお役に立てれば幸いです。

そして、旅の心得として、ちょっと面白い本を見つけましたので、ご紹介したいと思います。

現代訳 旅行用心集

現代訳 旅行用心集
八隅 蘆菴 (著)
桜井 正信 (翻訳)
出版社:八坂書房

  • ISBN-10: 4896949439
  • ISBN-13: 978-4896949438

この本なんと、文化7年(1810年)に刊行された旅行ガイドブックなのです。東海道、中山道のマップから、諸国の温泉292ヶ所の効能書きまでまとめてあり、旅の途中気をつけるべき注意書きまで、内容充実。目次を見ると・・・

「水が変わることへの用心」
「寒い国を旅するとき」
「船に酔ったときのよい方法」
「毒虫を避ける方法」
「くたびれたのを治す秘伝」
「旅の所持品について」
「空模様の見方」
「道中での日記の書き方」

どうです? 目次だけでも面白い。江戸時代に書かれたものですが、現代の私たちが、海外を旅する時の心得として役立ちそうな内容でないですか!

昔は、日本国内の旅行が遠い異国への旅同様に冒険でもあったことが伺えますが、この当時から「水」は旅の用心の一番に取り上げられています。それくらい、「水」は私たちにとって、必要不可欠であり、体への影響があることがわかりますね。「水」には恵まれていると言われる日本ですが、当時は水道インフラはまだ整っていなかったわけで、どのように用心していたかは、現代に於いても海外での水あたり防止に役立つのではないでしょうか。

 

江戸時代は、関所を通過する時、許可を得た旅であることを証明する「通行手形」が必要だったのですよね。今で言うパスポートですが、一般庶民の自由な旅行は制限されていて、唯一お伊勢参りや有名寺社の参詣旅のみ、特別に許されていたのだとか。表紙の図のように馬もあったでしょうけど、庶民はほとんど徒歩。便利なものはないけれど、当時の人は今の便利さを知らないわけで・・・書かれているのは、当時の最新旅の快適術です。現代の私たちにとって便利なものも、逆に無用の長物ということがわかるかもしれません。
江戸時代の大らかな風俗と価値観を知るともに、当時の人たちがどのように旅を快適に楽しんでいたかを知る1冊。海外旅行の前に、江戸時代の旅行心得と知恵を拝借されてはいかがでしょうか。

それではみなさま、また来月〜

(編集部・anan)

 

 

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2018.6月号の編集部だより【旅の計画、下見に便利なGoogle TripsとFlyover】

2018年05月19日 更新▲

みなさま、こんにちは。
先日GWが終わったと思っていましたが、TRAVEL-MODEでは早夏休みの旅行計画の特集。1日が終わるのも季節が巡るのも、本当に年々どんどん早くなる気がしてなりません。若葉が青々と茂り、今最も過ごしやすく気持ちがいい気候ですが、そうこうする間に、あっという間に梅雨がくるのでしょうね。みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

されど、旅行計画は本当に楽しいものです。私も、もし行くとしたら…ということで、頻繁にネットで行ってみたい所を検索して、妄想をするのが好きなのですが、そんな私にうってつけのiPhone、iPadでの楽しみ方をご紹介します。

まずは、Googleアプリ『Google Trips』
このアプリがあれば、もうガイドブックは必要ないかもしれません。

 

アプリを開くと
「どこに行きたいですか?」と聞かれます。
 今回は「デリー」にしてみました。
デリーのおすすめスポットを見てみます。

 

 

おすすめスポットがたくさん出てきます。
この中から、「オールドデリー」を選びます。
Googleマップの表示

 

 

おすすめの動画も紹介してくれます。 行きたい所がますます増える。レストランやカフェも紹介してくれます。

 

 

こうして、行きたい場所が決まったら、Googleで航空券情報を検索したり、購入した航空券の情報がGmailにくれば、予約管理一緒にできちゃう優れもの。
そして、目的地の空港に降り立てば、到着時のアドバイスに始まり、事前に立てたDay Planの通りに行動することもできます。ま、旅は行き当たりばったりっていうのも楽しいのですが、すごいですよね。ご興味があれば、アプリをインストールしてみてくださいね。

 

もう一つ。今楽しんでいるのが、iPadで世界のあの街この街を空を飛ぶように、上から見ることができる「Flyover」の機能です。これはiPhoneでもできるのですが、iPadだと画面も広いので、よりリアルです。

iPhoneやiPadでマップを開きます。
右上にある「○にi」の所をタップして、「マップ」の設定にします。

 

大きい都市には、○に3Dのマークがあります。わかりますか?
ここではロンドンを選んでみます。

 

ロンドンを開くと、左にインフォメーションが出てきます。
一番上「Flyover」をタップすると・・・

ジャ〜ン!
バッキンガム宮殿の上を飛んでいます。
iPadの角度や向きで、実際空を飛んでいるように衛星写真が現れます。

 

バッキンガム宮殿からぐるっと向きを変えて、トラファルガー広場が見えます。

右に旋回するとテムズ川です。

 

iPhone、iPadをお持ちの方は、ぜひやってみてくださいね。子どものように夢中になってしまいます。日本の主要都市も3Dになっているので、国内旅行の下見、ホテルの場所確認とか、お引越しする人は、これから住む所がどんな街なのかを見ることにも活用できそうです。

夏休みに海外旅行に行けないという方も、「Google Trips」と「Flyover」で世界を楽しんでくださいね。いつか行く時のために、妄想とシュミレーション、大事です笑。

それではみなさま、また来月〜

(編集部anan)

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2018.5月号の編集部だより

2018年04月19日 更新▲

画像:Wikimedia Commons/フェレス

 

みなさま、こんにちは。
こないだ年が明けたかと思いきや、桜も終わり、GWがまもなくやってきます。お仕事ですか?お休みですか? 前もって計画して海外へお出かけされる方、楽しみですね。

さて、福岡のGWといえば!
そう、『博多どんたく』ですよ。3万7千人がパフォーマンスを披露する日本最大級のお祭りです。例年、GW中のニュースでも人出の多さで報道されています。その数、200万人とも250万人とも言われていて、GWのイベントの中では日本一なんです。福岡市民のお祭りなのに、どうしてこんなに人出があるのか、住んでいる者からしても今ひとつよくわからないのですが、福岡市の人口は150万人ですから、やはり福岡以外の方が沢山参加されていることがわかります。全国からお客様にきていただけるのは、嬉しく光栄なことですね。

ですが、とにかく混雑する。花自動車も通るし、道路の規制も入るから、渋滞もする。GWも関係なくお仕事という人たちもいて、「天神とか、めっちゃ混むけん、すか〜ん。時間とか読めんごとなるけん、すか〜ん。」と思わず愚痴ってしまうことも多々あり、私もどっちかというと、そっち派でした。でも「どんたくってなんでこんなん人多いと?」という話題になる時、必ず「どんたくは観るもんやないと。あれは出らなわからんと。」という意見が必ず出ます。パレードに参加した方が断然楽しいということなんですね。一度パフォーマンス側として参加すると、その時の高揚感や達成感が忘れられなくなるとか。
パレードを観たあとは、市内中心地のいたるところに設置されているイベント会場へ行けば、誰でも参加することができます。また、お店やレストランの中まで、お囃子隊がやってきて、すぐ目の前で歌や踊りを披露してくれたり、なかなか楽しいものがあります。この演技を披露しながら練り歩く人たちのことを『通りもん』と言いまして、福岡・博多の人気のお土産お菓子の名前にもなっています。

また、どんたくは雨が降るというジンクスもありまして。去年も初日は中止になりました。今年はどうでしょうか!?晴れて、晴れ姿を披露できるといいですね。
機会があれば、賑やかな福岡のお祭り『博多どんたく』を観に、そして参加しにお越しくださいませ。

それではみなさま、また来月〜。

(編集部anan)

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2018.4月号の編集部だより

2018年03月18日 更新▲

画像:iStock glowform

 

みなさま、こんにちは。

今月号のオーストラリア特集、いかがでしたか?
私もずいぶん前ですが、オーストラリア旅行へ出かけたことがあります。ピナクルズが見たくて、そしてシンガポール航空に乗ってみたい!ということが相まって、あえて直行便のない西オーストラリア州のパースを選択しました。荒野の墓標と言われるピナクルズへは、オプションで4WDツアーが出ているのですが、道中、車窓から野生のカンガルーがぴょんぴょん跳ねて移動しているところを見ることができました。また、日本では街中にいる鳥といえば、鳩やカラスですが、パースではオームやインコだったことが印象的でした。

見えるかな?

オーストラリアはどの都市も、すぐそばにダイナミックな自然があり、アーバンとナチュラルを一度に両方満喫できる魅力溢れる国です。最近では、オーガニックの食材やヴィーガン料理など、おしゃれでヘルシーなオーストラリアの“食”にも注目が集まっています。アクティブ派もリラックス派も飽きることなく、楽しむ要素が沢山ですね。

また、オーストラリアでは、南半球ならではの自然現象を体験することも、もう一つのお楽しみ。季節が逆なのはご存知の通り。渦巻きが北半球とは逆!?っていうのも、よく知られていますね。満点の星空を見上げて、南十字星を確認したり、太陽も北側に軌道をとることも、滞在中にぜひ確認したいところです。

現在、オーストラリアへの入国には、ETAS という観光ビザの取得が必要です。また、検疫は非常に厳しいですので、日本から持参するいつもの旅のオトモが没収ということにならないよう、注意してくださいね。下調べは入念に。そして思いっきりオーストラリアをエンジョイしましょ〜。

ETASについてはこちら→オーストラリア大使館HP
オーストラリアに持ち込めないもの→https://www.aswho.com/aqis

それでは、みなさままた来月〜♪

(編集部anan)

 

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2018.3月号の編集部だより

2018年02月19日 更新▲

Tonga:iStock

 

みなさま、こんにちは。

冬季オリンピックが後半に入ったところで書いておりますが、盛り上がっていますね〜。
冬の競技、面白いですね!!  ネットでライブ配信や見逃しも見ることができるので、時差はなくとも観すぎて寝不足でございますが、勝負に挑む姿に元気や勇気をもらいっぱなしです。言わずもがな日本のメダル獲得素晴らしく、メダルセレモニーで掲げられる日の丸は、とても美しいです。
 
さて、日本のことを語るのは、ここでは堪えて割愛いたしまして、開会式で話題になったあの選手。上半身裸で入場行進したトンガ王国のピタ・タウファトフア選手のことです。氷点下の中、あの姿で登場したのは、「世界にトンガの文化を見せることはとても重要。私たちの祖先が200年前に着ていたもので行進したい。」という母国愛に溢れた理由だったそうです。さらに、常夏の国の人間として、「考えられるもっとも困難なスポーツに挑戦したかった」と選んだノルディックスキーですが、スキー板を履いたのは去年の1月、雪の上での練習もわずか4か月前ということです。119人中114位という結果ではありましたが、競技終了後の「やっとゴールできた。何事も諦めないことが大事だ。」と語った力強い目、ポジティブな精神力が印象的でした。タウファトフア選手は、ホームレスの保護施設で働いていて、自分を信じる力を示し、苦しく貧しい人たちを励まし続けているそうです。トンガの人たちだけでなく、世界中の人の心を揺さぶりました。

そこであらためて、トンガってどんな所か調べてみました。

南太平洋のポリネシアに属するトンガ王国は日付変更線のすぐ西に位置し、経済水域約362,000㎢に無人島を含め大小170余の島々が4つの諸島を構成している。周辺の島々が次々とヨーロッパの列強国の支配下に置かれてきた中で、過去に一度も植民地化されず、現在まで王制が残る唯一の国である。陸地面積の合計は747㎢で日本の奄美大島(712㎢)の大きさに近い。
引用:太平洋諸島センター

 

日本からは、ニュージーランドのオークランドか、オーストラリアのシドニーを経由して行くことができます。ダイビングやサーフィンなどマリンスポーツなどのアクティビティーが盛んですが、何と言っても目玉は、クジラと一緒に泳ぐことができるというところ。7月から10月にかけて 南極圏から北上してきた数百頭のザトウクジラたちが出産や子育てに訪れ、ドラマチックな姿を見せてくれるのだそうで、ライセンスを所持したツアーオペレーターの案内で、海中に潜って鯨のなき声を聞いたりすることができるということです。常夏の国で、のんびりゆっくりそしてユニークな旅ができそうですね。

ダイナミックで、すっごくキレイ!!
こちらのサイトで美しい動画がご覧いただけます↓ぜひクリックしてみてくださいね。

美しく穏やかな海でザトウクジラの親子に接近して泳ぐことができる、南半球の島国トンガ王国へドローントリップ

DRONE.BAR 

 

92の国や地域が参加しているという今回の冬季オリンピック。この国旗どこだろう?この選手すごいと思ったら、意外にも次の旅先のきっかけになるかもしれませんね。引き続き、オリンピックとパラリンピックを楽しみましょう!

それではみなさままた来月〜。
(編集部 anan)

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2018・2月号の編集部だより

2018年01月20日 更新▲

みなさま、こんにちは。
こないだ年が明けたと思ったら、1月も後半になります、早いですね〜。みなさま、お正月はのんびりできましたか? 私は「スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)」を観に行きました。それを機にまたまたシリーズを全部観直すというスターウォーズまつりなお正月となりました。

エピソード7のラストで、レイがルークに会いに行った島、続きですからエピソード8でも出てきます。私、一瞬、尖閣諸島!?と思ってしまいました。調べましたところ、アイルランドにある『スケリッグ・マイケル島』ということです。

写真 : iStock 
Skellig Michael, UNESCO World Heritage Site, Kerry, Ireland. Star Wars The Force Awakens Scene filmed on this Island. wild atlantic way

凛とした美しい島ですよね。1996年にユネスコ世界遺産に登録されています。かつての修道僧たちが暮らしていたという石積みの小屋がまた島の神秘性を高めているようです。

今月号の『世界の街から』では、ローマナビネットさんが『カゼルタ宮殿』を紹介していましたね。
これまでのエピソードも振り返ると、世界中から撮影地が選ばれていますが、お話の上で、故郷であったり戦いの場であったり、果てまた愛を育んだ所であったり。過酷さも美しさも兼ね備えた数々のシーン、いずれも地球ではない遠い遠い彼方の星なんですよね。こんなところが地球上にあるのか!と思わせてくれる大スペクタクルが描かれています。ロケ地を調べてからもう一度映画で描かれ方を観るのも楽しいものです。宇宙旅行はできませんが、ロケ地ならいつか行ってみたいですよね。エピソード8では、ドゥブロヴニク/クロアチアでも撮影されています。ちょっと行きづらい所が多いスターウォーズロケ地の中でも、ドゥブロヴニクは比較的行きやすいのではないでしょうか? そしていつか日本でも撮影される日がきたら嬉しいですね!
機会があれば、TRAVEL-MODEでもスターウォーズのロケ地特集をしたいと思います。

それではみなさま〜また来月。今年もよろしくお願いいたします!
(編集部 anan)

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2018.1月号の編集部だより

2017年12月14日 更新▲

みなさま、こんにちは。
TRAVEL-MODEは“1月号”でございますが、、、。
2017年締めくくりの編集となりました。今年も1年ご愛読いただき、誠にありがとうございました。少しでも、みなさまの安心・安全・楽しい海外旅行にお役に立てていましたら、幸いでございます。

さて。
拙宅に、デンマークの友人より少し早いクリスマスプレゼントが届きまして。
その中に入っていた物の一つをご紹介いたします。
これ↓


なんと。
デンマークのアドベントスクラッチ!!A4サイズの巨大宝くじなんですよ〜♪
アドベントに入って、日毎クリスマスが近づくのを待ちわびながら、カウントダウンで1個ずつ削っていくんです。真ん中は、サンタさん来訪を大歓迎するニッせたちです。

北欧諸国のクリスマス時期は、このニッセ達が大人気です。
ニッセはとんがり帽子の妖精で、屋根裏に住んでいます。ニッセがいる家は栄えると言われていますが、このニッセ、いたずら好きなんですよ〜。ニッセを怒らせてしまうと、さあ大変。
家畜のお乳の出が悪くなったり、卵を産まなくなったり。作物も育たず、そして馬のタテガミも三つ編みにされてしまいます。
ニッセをのご機嫌を損なわないように、クリスマスには大好物のミルク粥を作って、屋根裏に置いておくのです。

これは、私のミルク粥(食べかけの写真ですみません。)
クリスマスイブのディナーの後に、みんなでミルク粥を食べるんです。つめたく冷やして、チェリーソースをかけていただくのですが、刻んだアーモンドが入っていて、美味しいですよ。
TRAVEL-MODE12月号でもご紹介しましたが、ミルク粥の中には、一粒のアーモンドが隠されていて、それに当たった人は、翌年の幸運が約束されると言われています。

さて、私のスクラッチ。当選金額の1等は1000000DKKだそうで、日本円にすると1780万円です。
わお♡
当たったら、ファーストクラスで海外旅行に出かけたいです。年末に夢を見るのは、日本だけではないようですね。

それでは、みなさま。良いお年をお迎えくださいませ〜。

(編集部 anan)

 

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2017.12月号の編集部だより

2017年11月15日 更新▲

みなさまこんにちは。
毎年誰もが口にしますが、本当に1年が早いですね。今年も残すところ1ヶ月となりました。
色づく紅葉も見頃を迎えております。

さて先月の終わり、数年ぶりに長崎へ行ってきました。
何度か訪れておりますが、原爆資料館へ行くのは初めて。10月の長崎は修学旅行の小学生でいっぱい!みんな熱心にメモをとって学習していました。平和記念公園では、とある学校の子達がちょうどセレモニーを行っていて、平和への誓いを発表し、みんなで折った千羽鶴を捧げていました。そして、最後にみんなで合唱していましたが、子供たちの歌声があまりにもピュアで、わたくし泣いてしまいました。

 

長崎へは、外国からの友人と行ったのですが、彼らも「素晴らしい。私たちももう一度、平和について考え直したい。」と、じっとセレモニーに見入っていました。感慨深く、原爆被害の凄惨さを思うと、気持ちも重くなる中、私たちを笑顔にしてくれたのもまた小学生!
この日の修学旅行、何校きてたのかな?原爆資料館から平和記念公園へ向かう道、また帰りも、たっくさんの小学生とすれ違いました。それが驚いたことに、すれ違う時にほとんどの子が「ハロー!」「ハロー!!」と私たちに元気よく挨拶をしてくれるのです。私たちも「ハロー!」とお返しするのに大忙し。100回は言ったかな?
これには友人も驚きとともに大感激。長崎の子供たちはもちろんのこと、他県からも平和学習で来ていることを説明したわけですが、あれはいいですね〜。すごくいいおもてなし!私も本当に沢山元気をもらいました。西洋人の友人と歩いていたから、子供たちが外国からの観光客に挨拶をしているのを知ったわけですが、平和学習とともに、これは続けて欲しいなぁ。友人は「フレンドリーでピースフルな子供たちのおかげで、長崎という街がもっと意味のある特別な場所になったよ。」と語っていました。彼らにとって最も心に残る日本の思い出になったようです。

本当のおもてなしは心に響くもの。ですね。さて、みなさんの次の海外旅行では、どんな体験が待っているのでしょうか。楽しみですね。それではまた来月〜。

(編集部 anan)

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11月号の編集部だより

2017年10月11日 更新▲

みなさまこんにちは。
今月号のTRAVEL-MODE、いかがでしたか?これまでのアンケートで、投稿いただいたみなさまから度々、「テロが心配です。」「こんな世界情勢なので、海外旅行へ行くことを躊躇します。」といったお声を多くいただきました。世界中、いつどこで何が起きるかわからない不穏な状況が続いています。年末年始の旅行計画中の方もいらっしゃるでしょう。何も知らずに出かけるより、少しでも回避する方法や万が一の時どう行動するか?を知っておいた方がいいと思い、特集しました。行くか?今はやめておくか?その判断材料にもなれば幸いです。

 

Autumn and bicycles in Copenhagen (Søerne) / Kristoffer Trolle

 

さて話題はわかって、日本とデンマークは国交を樹立して150周年なのだそうです。お互いに皇室、王室に世界的に見ても長い歴史があり、幅広い分野で友好を深めてきました。10月7日、8日には東京・豊洲公園で盛大に楽しいお祭りが催され、フレデリック皇太子、メアリー妃もお越しになったことがニュースになっていましたね。
筆者もデンマークにはゆかり深く、コペンハーゲンに家族ぐるみのおつきあいをして14年になる友人がいます。友好関係150年の記念の年と知ってか知らずか、その友人夫妻から先日連絡がありまして、2週間日本に滞在するからと。東京・京都を廻って、福岡に来てくれるということです。私はデンマークへ行く度、お世話になりっぱなし。とても居心地良く過ごさせてもらっているので、今度は私がおもてなしする番です。彼らは3度目の来日ですが、今からワクワクドキドキ、楽しみで仕方がありません。国同士も、個人的にも友好を育める間柄であることが、なお一層嬉しく、150周年の節目に会えることは、また感慨深いものがあります。

みなさまも深まりゆく秋を気持ちよくお過ごしくださいませね。

(編集部anan)

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10月号の編集部だより

2017年09月13日 更新▲

みなさまこんにちは。
今月号のTRAVEL-MODEでは、みなさまからのアンケート回答を元に「旅に出たくなったきっかけ」、そして一度で二度おいしいトランジットやストップオーバーを特集いたしましたが、いかがでしたか? これがまたきっかけになって旅に出たくなる方がいらしたら、嬉しいのですが。

 

さて、わたくし自身もこれまで旅したこと、そのきっかけなどを振り返ってみました。明らかに何かを見て、絶対ここに行きたい!と触発され、旅に出たのは、オーストラリア・パースのピナクルズと、もう一ヶ所はストックホルムのガムラスタンという旧市街地の路地の写真です。特にガムラスタンの路地の写真は、見た瞬間に「あ、私、ここに立つ。」と自分がそこにいる想像ができたくらいでした。その後も数回訪れていますが、何度行っても最初に見た写真が鮮烈に思い出されました。他には、タイの暁の寺。言わずと知れた三島由紀夫の長編小説の舞台となった所です。その言葉の響きが美しく、どんなお寺かすごく気になって訪れたことを覚えています。暁とは、夜明けをさす言葉ですが、チャオプラヤー川から臨む夕暮れのワット・アルンは、本当に美しい景色です。

 

Wikimedia Commons

 

 

テレビ番組の影響といえば、子どもの頃毎週見ていた「兼高かおる世界の旅」。たしか日曜日の朝だったと思うのですが、家族みんなで見ていた記憶があります。当時は、まだまだ海外旅行など普通に行ける時代ではありませんでした。世界を飛び回る兼高かおるさんは、憧れを通り越して雲の上の人。そして世界各地の風景・文化習慣を歴史的な背景も含めて教えてくれました。兼高さんのレポートが、初めて見る外国となった方は多いのではないでしょうか。まさに世界を知る窓口となり、そして日本人みんなに「いつか海外旅行に行くぞ〜!」と夢を抱かせてくれたのではないでしょうか。番組は31年間続き、兼高さんが訪れた国は約150カ国、地球180周分とのことですから、驚異的です。89歳になる今も旅は続けていらっしゃるそうですよ。素敵ですね。

みなさまも、これからもアンテナ立てて、次の旅、未知との遭遇へのきっかけをキャッチしてくださいませね。

 

(編集部anan)

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9月号の編集部だより

2017年08月18日 更新▲

 みなさま、こんにちは。夏休みのご旅行いかがでしたか?
今年はテロ、自然災害、情勢不安のニュースばかり続いております。この8月、グアムへ行く予約をしていた方は殊の外、迷い心配だったことでしょう。世界から見ると、日本もいつミサイルが飛んでくるかわからない危ない地域と見なされているかもしれません・・・と思いきや。
 わたくし、用あって沖縄に出かけましたが、多いです外国からの観光客。国際通りはもとより、世界遺産の首里城、琉球八社のひとつ波上宮も外国人ばかりでした。あそこもここもといった感じで。

 

斎場御嶽・久高島遥拝場より

 

 今回の沖縄行きで私が最も楽しみにしていたのが久高島です。本島南部、南城市の知念港からフェリーで20分。一周8kmの神様を中心に人々が自然と共に暮らす特別な特別な小さな島です。
 32年前、世界遺産になる以前の斎場御嶽へ行き、今では立ち入りが禁止されている岩の上まで登り、鏡の御神体を見せていただく大変貴重な体験をさせていただいたことが、興味のきっかけでした。遥かに見える久高島にいつか渡ってみたいと。久高島に行くことを決めてからは、もう恋い焦がれる人に会いに行くかのごとく、ワクワクドキドキ、そして神聖なる場所を穢してはならぬという背筋が伸びる思いで、本を読み、ネットで調べ、しつこく勉強してから伺いました。
 レンタサイクルもあるのですが、自然崇拝が今も息づく神様の島。何気ない所が聖域であったり、みだりに触れてはいけない場所だったりしますので、ガイドさんに一緒に廻っていただきました。

 

注意書き(もうひとつ説明書きがあります)  フボー御嶽入口(右端に立ち入り禁止札)

 

 島の中で最も聖なる場所、フボー御嶽を案内していただきました。この島で連綿と続く信仰の対象を知らなければ、鬱蒼とした森の入り口、なんだ薮じゃないかとしか思わない人もいるでしょう。そこにある立ち入り禁止の立て札、フボー御嶽の説明看板を見なければ、わかりません。その立て札、一般的な観光地と違い、小さいのです。出しゃばらず、損なわず。神様や自然のお許しをいただける最低限の。謙虚さが表れている看板です。本来は必要のないものでしょう。外部の人に向けて、どうしても立てなければならなかったのだと思います。しかし日本語のみの注意書き、心配になりました。
 ガイドさんに尋ねましたら、島でも今葛藤の最中とのことでした。これ以上看板を大きくできない、したくない、しかし観光客が知らずに?興味本位で?踏み込んでしまうかもしれない、いやもうすでに入られているかもしれない。訪れてくれるのはありがたいのだけど、どうしたらマナーを守り、節度ある行動をしてもらえるか。守り維持し続けることって、部外者が感じるよりずっと重く大変なことだと思います。

 

ニライカナイから五穀発祥の壺が流れ着いたとされるイシキ浜

 

 心ないことをしてしまうのは、外国人だけとは限りませんが、今月号の「世界の街から」にも、トレビの泉観光被害の話題がありました。8月に入ってからは東大寺の国宝にハングルの落書きのニュース。憤りと共にどうすればいいのか各地の困惑、苦悩はこれからもしばらく続くでしょう。
 自撮り棒&手持ち扇風機でSNS用写真撮影、楽しんでいるのでしょうけれど、日本に来たら、もう少し違う側面を学び、気づきを得てお国へ帰られる方も少しはいてほしいなどと、小さな期待を抱きつつ、奥ゆかしさや忖度は日本人同士だから通用する独特のもの。声に出して伝えず、きっと汲んでくれると、かの国々の方々に期待する所にズレが生じるのではないかと思う次第です。壊したくないカタチ、守りたいキモチ、本当に悩ましいものですね。

(編集部anan)

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