海外でスマホ利用。高額請求で泣かないために。
2016年06月13日 更新▲Facebook、Instagram、LINEなど、SNSはもはや当たり前。海外からリアルタイムで、楽しい現地報告をしたい、思い出をみんなで共有したいですね。現地で情報を調べたいときもスマホは大変便利です。でも、スマホの設定は大丈夫でしょうか?
日本ではほとんどの人がパケット定額の契約をしていて、Wi-Fiがなくても3Gや4GLTE回線でネットをしています。海外ではこのパケット定額は無効です。Wi-Fiのみの設定をしておかないと、データローミングが自動的に働いて「繋がった!」と、うかつにSNS投稿していたら、帰国後、ものすごい金額の請求が~!と悲鳴をあげることになってしまいます。
そこで、今回はスマホの海外利用で高額請求とならないよう、情報をまとめてみました。
そもそもWi-Fiとは? もう一度おさらいしてみましょう。
契約がなくても「公衆無線LAN」「無料Wi-Fi」があれば、高額な料金を請求されることなく、海外でもスマホでインターネットの接続ができます。日本でも、空港・駅・スタバ・マクドナルド・ローソンなどでは無料Wi-Fiが使えます。
安定して使うには海外専用のWi-Fiルーターをレンタルするか、携帯電話会社に海外パケット定額を予め申し込んでおき、現地でローミングサービスを受けることになります。
日本のWi-Fi普及率って意外と低くて、外国からの観光客泣かせなのだそう。お出かけになる国や地域の無料Wi-Fi環境を調べておき、ご自身の利用目的や頻度と合わせて、どの方法で利用するか検討しましょう。
それでは、海外でスマホを使う方法3つをご紹介します。
その1 無料Wi-Fiのみで使用する。
最もお金がかからない方法ですが、国や地域によってWi-Fi事情がことなります。
いつでも好きな時に、必要時に利用できず、Wi-Fiスポットにいることが条件になりますので、出張や、日本と絶えず連絡をとらなくてはならない人は、行き先にもよりますが海外用パケット定額に申し込むか、Wi-Fiレンタルの方がよいでしょう。
海外でWi-Fiのみ使用する設定方法 各社共通(iPhoneの場合)
データローミングと4G/LTEをオフにする
データローミングをオフにすると、海外で自動的に(勝手に)繋がっていまうということが回避されます。
①ホーム画面の設定を開きます。
↓
②モバイルデータ通信を選びます。この画面になります。
③モバイルデータ通信のオプションを選びます。↑
④4Gをオンにする→オフ、データローミング→オフ(白いボタン)
⑤ひとつ戻るとモバイルデータ通信もオフ(白ボタン)になりました。
⑥ここまでで、パケット通信はできなくなりますが、まだSNSや電話は出来てしまいます。
機内モードに設定し、SNSと電話通信を遮断します。
⑦「設定」に戻り、機内モードをオンにします。左上に飛行機マークが出ましたか?
ココまでは搭乗前にやっておきましょう!
ココからは現地到着後
⑧Wi-Fiをオンにします。接続可能なネットワークが表示されます。
※ホテルなどは、利用者限定の所もありますので、スタッフにパスワードを尋ねてください。
⑨これでWi-Fiのみの利用になりました。
※アンドロイドご利用中の方は、機種やVerによって少し違ってきます(大きな違いはありません)
無料Wi-Fiのみで使用する場合は、『モバイルデータ通信→オフ』『データローミング→オフ』
『機内モード→オン』『Wi-Fi→オン』で設定してください。
注意!
※無料WIFIを利用する場合、セキュリティが高く無いという事を認識する事は重要です。不特定多数の人が利用しています。なるべく接続は短時間ですませ、金銭の決済、ネットバンキングなどには利用しないほうがいいでしょう。
その2 海外専用Wi-Fiをレンタルする
無料wi-Fiが使えるエリアのみでは不安、不便という方には海外専用Wi-Fiレンタルがおすすめです。
携帯電話会社の海外パケット定額サービスは、1日1,980円~2,980円です。1週間の旅行となれば、けっこうな金額になりますね。海外専用Wi-Fiレンタルであれば、もっとお得にいつでもどこでもインターネット通信が可能となります。最安値は1日380円~料金は渡航先のエリアによって異なります。データ量による料金の段階制は設けておらず、どんなに使っても1日定額でご利用いただけます。また、複数人数で同時接続が可能なため、1台レンタルしてグループでシェアすれば、もっとお得に海外でインターネット接続することができます。
各社利用先で料金設定に強み弱みがありますが、キャンペーンなども多いの有効に利用すれば、安くそして安定の通信環境が得られます。
その3 ご利用中の携帯電話会社で海外パケット定額を申し込む。
パケット定額サービスに申し込みしないまま渡航し、海外でパケット通信が発生した場合、パケット通信が従量課金となり高額になることがありますので注意が必要です。
無料Wi-Fiだけでは不安、携帯電話代はまとまっていた方がいいという方は、ご契約中の携帯電話会社に海外用パケット定額にお申し込みする必要があります。
・【docomo】「海外1dayパケ」「海外パケ・ホーダイ」
・【softbank】「海外パケットし放題」
・【au】「海外ダブル定額」
通信事業者を「自動」選択にしておくと、パケットし放題の対象から外れた事業者に接続されてしまうことがあります。パケット定額の対象事業者をご確認して、必ず「手動」で定額対象事業者への設定を行ってください。「自動」の場合、定額対象事業者に設定されず、高額となることがあります。ココですよね!パケット定額に入っているからと安心してしまうと、高額請求となる落とし穴があります。海外提携通信業者の中には、定額サービスは無効となる会社があります。
海外パケット定額を利用される方は、ご旅行先の提携業者を確認しましょう。
【softbank】
定額サービス対象業者を調べる
【docomo】
海外でのパケット定額サービスが適用対象国・地域の国際ローミングが可能な全通信事業者に適用されます。
海外でつかうときの通話・通信料・サービスエリア検索はこちら
【au】同じエリアでも、機種によって業者が変わることがあります。
エリア・料金:海外で使う(グローバルパスポート)
おまけ編
先日、編集部ananはデンマークに行って参りました。私の場合、宿泊は友人宅でしたので海外専用Wi-Fiを借りる程もなく、iPhoneはカメラ代わりの利用程度だったので、帰国するまで飛行機モードにしていました。おためし的に街中で無料Wi-Fiに接続してみましたので、スクリーンショットでお伝えします。
コペンハーゲンのコーヒーチェーン店『Baresso Coffee』でログインしてみました。
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ログイン画面は日本語でした。 |
Cloud Free WiFiを選びます。 | |
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承認画面です。 |
なんなく完了! | |
設定画面に戻って、確認してみます。 Wi-Fiはオン。Baresso Coffeeで入ってます。 空港や駅でも、設定でWi-Fiをオンにし、 |
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いかがでしたか?
今回ご紹介した3種類は、それぞれにメリットとデメリットがあります。利用目的、頻度、行き先のWi-Fi環境を調べて、ご自身に合った使い方を選んで楽しんでくださいね。