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被災してしまった時にまず行うこと【暮らしの情報】

2022年05月24日 更新▲

大雨に台風、地震など、過去にない異常気象や大災害に見舞われることが多いと感じます。近年では、今まで被害に遭っていなかった様な地域でも起こっています。万が一、被災してしまったら!? と考えたことはありますか? あまりのショックで茫然自失、どこから手をつけていいかわからないという事態に陥ることは想像に難くないことでしょう。いざという時、何から始めればいいのか?調べるのも困難となる可能性があります。防災対策の一環として、万が一被災した場合の知識を備えておきましょう。

 

画像:iStock

 

★★★

 

1. 被害状況の写真を撮っておく

自然災害や火災に遭ってしまった時には、どのくらいの被害を受けたか自治体に申請をします。調査員によって被害状況の調査が行われ、その後、罹災(りさい)証明書が交付されます。何から手をつけらたいいかわからず、すぐに片付けたくなりますが、被害状況全体をまず自身でも把握しておき、記録しておくことが後々役に立ちます。

 

◆家の外の写真の撮り方のポイント

カメラ・スマホなどでなるべく4方向から撮る。

浸水した場合は浸水の深さも分かるように撮る。

◆家の中の写真の撮り方のポイント

被災した部屋ごとの全景を撮る。。

被害箇所の「寄り」にて撮る。。

※キッチンや洗面台などの住宅設備、家電、自動車、物置、農機具などの被害状況も撮っておきましょう。

 

2. ライフラインについて

 

画像:iStock

 

 

電気・ガスは、通電火災、ガス漏れ、爆発などの二次災害の危険性があります。また、水は復旧したとしても濁っていたり、井戸水の場合は細菌などで汚染されている可能性があるので注意が必要です。

◆電気を復旧させるときの注意点

①避難などで家を離れるときはブレーカーを切っておく。

②停電時は、すべてのコンセントからプラグを抜く。

 

◆電気を復旧させるときは

①ブレーカーがすべて「切(OFF)」になっているか確認

②アンペアブレーカーを入れる

③漏電遮断器を入れる(ON)

④安全ブレーカーを一つずつ入れる(ON)

※安全ブレーカーをONにしても、漏電遮断器が再び自動的に「切(OFF)」になってしまう場合は、漏電のおそれがあります。ブレーカーを切ってください。

 

◆ガスを復帰させる前に

①ガスのにおいがないか確認

②ガス漏れのおそれがある場合は窓を開ける。換気扇や火は使わない

③プロパンガスはガスボンベを点検

④ガスボンベが元の位置から動いてしまっていた場合は、復帰する前にガス業者に点検してもらいましょう。

⑤ガス漏れや異常がなければ、マイコンメーターでガスを復帰

※マイコンメーターは、震度5相当以上の大きな揺れを感知すると、自動的にガスを止めるメーターです。

 

◆ガスの復帰の仕方

【都市ガスの場合】

①すべてのガス機器の使用を止める。

②ガスメーターで赤いランプの点滅を確認。復帰ボタンのキャップを手で左に回して外す。

③復帰ボタンを奥まで押し、ランプの点灯を確認したら手を離す。

④3分ほど待って赤いランプの点滅が消えたら使用可能。復帰ボタンのキャップを元に戻す。

詳しくはこちら

日本ガスメーター工業会「都市ガスをご利用の皆様へ」

【LPガスの場合】

①器具栓と未使用のガス栓をすべて閉める。

②左側のボタンを押す「ガス止」の文字が消える。

③液晶の文字とランプが点滅したら1分間待つ。

④液晶の文字とランプが消えたら復帰完了。ガスが使用可能に。

詳しくはこちら

日本ガスメーター工業会「LPガスをご利用の皆様へ」

 

ガスの復帰方法については、下記のウェブサイトでも確認できます。
※動画や多言語でも紹介されています。



    • 画像:iStock


      別々の場所にいるときに災害が発生した場合でもお互いの安否を確認できるよう、日頃から安否確認の方法や集合場所などを、事前に話し合っておきましょう。災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡がとれない場合もあります。災害用伝言ダイヤルや伝言板を利用しましょう。

      ◎災害用伝言ダイヤル
      局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている家族などが、伝言を再生できます。

      ※一般加入電話や公衆電話、一部のIP電話からご利用できます。
      ※携帯電話・PHSからもご利用できます。詳細は以下のページをご覧ください。

      ◎災害用伝言板

      携帯電話やPHSからインターネットサービスを使用して文字情報を登録し、自分の電話番号を知っている家族などが、情報を閲覧できます。


      ◆避難場所や避難経路、確認しておく

      いざ災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、お住まいの自治体のホームページや国土交通省ハザードマップポータルサイトなどから防災マップやハザードマップを入手し、避難場所、避難経路を事前に確認しておきましょう!


      ◆家具の置き方、転倒防止をしておく

      ・家具が転倒しないよう、家具は壁に固定しましょう。

      ・寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにしましょう。

      ・置く場合も、なるべく背の低い家具にするとともに、倒れた時に出入り口をふさいだりしないよう、家具の向きや配置を工夫しましょう。

      ・手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう。

      こちらもご参考に。過去記事
      大雨や台風に関する防災、減災の知識を身につけましょう。

       

      出典:
      政府広報オンライン 住まいが被害を受けたとき 最初にすること
      首相官邸 災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~

       

       

       

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